芳根京子、朝ドラヒロイン抜擢の理由とは?“難病”乗り越え女優の道へ
2016.04.06 20:02
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NHKは6日、平成28年度後期連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインに女優の芳根京子を起用することを発表。同日行われた会見にて、三鬼一希チーフ・プロデューサーは「愛くるしい印象をまず目にして、我々がイメージしているすみれにピッタリだなぁと思いました。すみれは見た目の愛らしさとは別に、すごく強い芯を持った女性。オーディションを重ねる内に、芳根さんの外見とは裏腹に中身の芯の強さ、真っ直ぐさ、健気さを見せていただいて、ぜひ一緒に『べっぴんさん』を作っていきたいと芳根さんにお願いしました」と起用理由を明かした。
第91作「まれ」より、4作連続で朝ドラのヒロインオーディションを受けてきた芳根は「自分の実力で取った!という実感を得たいという思いが常にあるので、もうここまで来たら(ヒロインの座を)取りたい!と思っていました」と回顧。“4度目の正直”でヒロインの座を勝ち取ったが「正直まだ実感が湧かない。1人で静かにヒロインということを考える時間がなかったので、不思議な気持ちでいっぱいなんですけど、選んでいただいたからには1年間しっかり“すみれ”と二人三脚で頑張っていきたい。私にしかできない、私らしいすみれという女性になりたいです」と率直な思いを語った。
実年齢19歳ながら“母”を演じる芳根は「まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、正直そこの戸惑いはすごく大きい」としながら、「一番身近なのは私自身の母親だと思うので、私の小さい頃のお話を聞いて“お母さん”という感覚をしっかり掴んでいきたい」と強い眼差しで意気込みを見せた。
今作の脚本は、ドラマ「名前をなくした女神」「ファースト・クラス」、映画「レインツリーの国」「植物図鑑」(2016年6月4日公開)など家族、青春、恋愛、悪女ものなど幅広いジャンルを執筆している脚本家で、昨年8月にフリーアナウンサーの羽鳥慎一と結婚した渡辺千穂氏が担当。「べっぴんさん」の放送は2016年10月3日(月)~2017年4月1日(土)の全151回を予定している。(modelpress編集部)
実年齢19歳にして“母”の役「戸惑いが大きい」
現在放送中の高畑充希主演「とと姉ちゃん」に続く第95作目となる「べっぴんさん」は、戦後の焼け跡の中、娘のため、女性のために、子供服作りにまい進し、日本中を元気にかけぬけていくヒロイン・坂東すみれとその家族、彼女の仲間たちが夢へと向かう物語で、すみれは日本初の総合子供用品店をオープンさせる。実在の人物である坂野惇子氏をモデルとするが、激動の時代を生きた女性たちの人生の物語として大胆に再構成し、登場人物や団体は改称し、フィクションとして描く。実年齢19歳ながら“母”を演じる芳根は「まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、正直そこの戸惑いはすごく大きい」としながら、「一番身近なのは私自身の母親だと思うので、私の小さい頃のお話を聞いて“お母さん”という感覚をしっかり掴んでいきたい」と強い眼差しで意気込みを見せた。
芳根京子、難病で「命の重さを実感」
芳根は中学2年生の頃に「ギランバレー症候群」という難病にかかり、1年間通学することが困難であったという。現在は完治しているようだが「力が入らなくなる病気で、この病気で亡くなった方もいると聞いていました。命の重さを実感し、人として、自分はこんなにも周りに支えられているんだ、こんなに周りの人は私を見ていてくれたんだ、という普段生きている中でわからなかった周りに対する思いをものすごく感じた」と当時を思い返し、「『芯が強い』と言ってくださいましたが、そういう病気を経験したから自分をしっかり持とう、と思えました」と現在の自身に繋がっていることを明かした。今作の脚本は、ドラマ「名前をなくした女神」「ファースト・クラス」、映画「レインツリーの国」「植物図鑑」(2016年6月4日公開)など家族、青春、恋愛、悪女ものなど幅広いジャンルを執筆している脚本家で、昨年8月にフリーアナウンサーの羽鳥慎一と結婚した渡辺千穂氏が担当。「べっぴんさん」の放送は2016年10月3日(月)~2017年4月1日(土)の全151回を予定している。(modelpress編集部)
芳根京子(よしね・きょうこ)プロフィール
1997年2月28日生まれ、東京都出身。2013年、ドラマ「ラスト・シンデレラ」(フジテレビ系)で女優デビュー。2014年、NHK連続テレビ小説「花子とアン」ではヒロインの親友・蓮子(仲間由紀恵)の娘・宮本富士子役を好演し、注目を集める。また翌年には、ドラマ「表参道高校合唱部!」(TBS系)のキャストオーディションで、1000人以上の候補者の中から主演に選ばれた。今、活躍を最も期待される女優の1人。
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