吉高由里子、刺激的初挑戦で新境地「まさか自分が」<本人コメント>
2016.02.24 12:37
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女優の吉高由里子が、東京・シアタートラムで行われる翻訳劇「レディエント・バーミン」(7月12日~31日)に出演することが24日わかった。俳優の息遣いまでもダイレクトに伝わる客席数約200の濃密な空間で、初共演の高橋一生・キムラ緑子と刺激的なブラックコメディを繰り広げる。
吉高由里子「生きていると何が起こるかわからない」
舞台2作目にして翻訳劇初挑戦となる吉高は、同作と同じく劇作家フィリップ・リドリーと演出家・白井晃による舞台「マーキュリー・ファー」を鑑賞したことを明かし「自分の身体の中が異常に興奮した事を今も覚えています」と回顧。「その時は、まさか自分がフィリップ・リドリー作品に出るなんてことは思いもしていなかったので、生きていると何が起こるかわからないなぁと改めて感じています」と新境地へ臨む胸中を明かした。高橋一生・キムラ緑子、初共演に期待
吉高が衝撃を受けた「マーキュリー・ファー」に出演し、白井からの信頼が厚い高橋は、「僕は白井さんとお仕事をさせていただくことをライフワークにしていきたいと思っていますので、また白井さんの所に戻って来られる嬉しさが今、何よりもまず先行しています」と歓喜。吉高・キムラとの初共演にあたり「その喜びと楽しみだけで稽古前までは過ごせそうです」と期待を寄せた。また、翻訳劇への出演とシアタートラムの舞台が久々だというキムラは、吉高・高橋・白井との初共演も含めて「とても新鮮な気持ちで挑ませていただくことができそうです」と展望を告白。自身が演じる役柄は「一筋縄ではいかない戯曲の中で、一筋縄ではいかない役」と明かし、「白井さんや皆さんと沢山対話をし、稽古を積み重ねながら、濃密な芝居を皆さんにお届けできたらと思います」と意気込みを語った。
吉高由里子・高橋一生・キムラ緑子が送る刺激的ブラックコメディ
同作では、高橋と吉高は夫婦役。ボロ家に住んでいたオリー(高橋)とジル(吉高)の夫婦のもとに、ある日突然ミス・ディー(キムラ)と名乗る家の仲介者から「夢の家を差し上げます」という手紙が舞い込む。浮浪者がうろつく荒れ野原にポツンと立つ“夢の家”の残酷な秘密を知ってしまい…という物語。2002年に初上演以降、すっかりリドリーの魅力に取り憑かれた白井は「本作はこれまでの作劇法とは違う、新しい部分もありながらも、人間の本質を鋭く突き付けるような作品」と本邦初演の同作に手応え。「信頼をしている高橋一生さん、そして初めてご一緒する、とてもチャーミングで魅力的な吉高由里子さん、素晴らしいベテラン女優のキムラ緑子さんとともに創る世界を、ぜひ体感していただけたらと思います」とアピールした。(modelpress編集部)
吉高由里子コメント
去年の2月に白井さんが演出をされた舞台『マーキュリー・ファー』を見させて頂きました。自分の身体の中が異常に興奮した事を今も覚えています。その時は、まさか自分がフィリップ・リドリー作品に出るなんてことは思いもしていなかったので、生きていると何が起こるかわからないなぁと改めて感じています。この度、私の大好きな作家さんの作品と大好きな演出家さんと尊敬している役者さんに没頭できる機会を頂きました。その期間と出会いを、とても楽しみに大切にしていきたいと思います。
高橋一生コメント
フィリップ・リドリーと白井さんの作品に出演させていただくのは二度目、白井さんとはもう四度目となります。僕は白井さんとお仕事をさせていただくことをライフワークにしていきたいと思っていますので、また白井さんの所に戻って来られる嬉しさが今、何よりもまず先行しています。また吉高さん、キムラさん、初めて共演させていただく方たちと一緒ですので、その喜びと楽しみだけで稽古前までは過ごせそうです。前作『マーキュリー・ファー』は予言書のような作品で、作品が現実とリンクしていく様を目の当たりにするという生まれて初めての体験をしました。今回もきっと面白いものができると僕は確信しています。
キムラ緑子コメント
白井晃さん、高橋一生さん、吉高由里子さん、私にとって初めての方ばかりです。そして同時代の劇作家が書いた翻訳劇への出演、またシアタートラムの舞台に立つことも久しぶりですので、とても新鮮な気持ちで挑ませていただくことができそうです。一筋縄ではいかない戯曲の中で、高橋さん吉高さん演じる夫婦と相対する一筋縄ではいかない役を演じますので、白井さんや皆さんと沢山対話をし、稽古を積み重ねながら、濃密な芝居を皆さんにお届けできたらと思います
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