長澤まさみ、衝撃作で主演「もうやるしかない」
2015.12.27 19:30
女優の長澤まさみが、映画『アイアムアヒーロー』(2016年4月23日公開)と連動したオリジナルドラマ『アイアムアヒーロー はじまりの日』で主演を務めることが分かった。長澤は映画にも登場する主要キャラクターの一人、看護師・藪(小田つぐみ)役を演じ、映像配信サービス「dTV」で来年4月に独占配信される。
大泉洋、有村架純、長澤まさみで人気漫画実写化
同映画は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載中の累計発行部数が500万部を超える花沢健吾氏の漫画を実写化。原因不明の感染によって理性を失い、人を襲う謎の生命体“ZQN(ゾキュン)”が蔓延る世界を舞台に日常に突如訪れた緊張感あふれるサバイバルパニックが、独特のユーモアセンスで描かれる。大泉洋が主演を務め、有村架純らが出演。かつてない衝撃作の誕生
今回、映画に引き続き、同作の世界を新たな視点で映像化。原作でも根強い人気を誇るキャラクター・藪(小田つぐみ)にフォーカスを当て、世界がパニックに陥る前夜、まだ誰も知らない“ZQN”の兆しに気づく、これまで明かされていない看護師時代のエピソードを、原作者の花沢氏監修のもと描く。「もうやるしかない」
長澤は藪(小田つぐみ)役について、「漫画のファンでしたので、プレッシャーもありましたが、もうやるしかないなという気持ちで演じました」とコメント。今回のオリジナルドラマという取り組みについては、「映画とはまた違ったテンションがあったので、一つの作品が色んな角度から見られることはとても面白いなと思います」と魅力をアピール。ドラマでは、映画や原作でも描かれてない藪の看護師時代のエピソードが描かれているが、演じる上で「映画の中のつぐみの心情やキャラクターがブレないように心がけました」と言い、「映画とはまた違うアイアムアヒーローを見て頂けるのではないかなと思います。このドラマを見てからの方が映画を見る準備が出来るような気もするので、今までにない驚きを感じてもらえたらと思います」とメッセージを送った。
フェイクドキュメンタリーの巨匠がメガホン
監督を務めるのは、『放送禁止』や『パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT』など、これまでも独自の手法で数多くのホラー・サスペンス作品を手掛けてきた長江俊和氏。手持ちカメラや定点カメラの映像をつないだフェイクドキュメンタリーの手法を使った斬新な映像表現で、観る者をドラマの世界に引き込む、臨場感溢れるリアルな描写が実現した。長澤のほか、霧島れいか、浅香航大、山崎紘菜、塩見大貴らが出演する。(modelpress編集部)
長江俊和監督コメント
・撮影現場での長澤まさみさんの印象は?非常に真面目な方という印象を受けました。今回の作品はフェイクドキュメンタリーと言うことで、撮影方法は普通の映画と違う部分があるのですが、長澤さんからも、色々とアイデアを出して貰い、撮影に取り組んでもらいました。実際にあったドキュメント映像のように見せるため、台本にはセリフの概要しか書かなかったのですが、長澤さんは自分の言葉に置き換え、見事に対応してくれました。時にはアドリブも飛び出したりして、作品に臨場感を与えてくれました。
・撮影時のエピソードを教えてください。
リアルな等身大の看護士を演じてもらいたかったので、そのあたりはこだわりました。撮影現場には常に医療指導の方に来てもらい、長澤さんに細かい台詞回しや医療品の扱い方、ナースコールの受け答え方などを指導してもらいました。現実に、“小田つぐみ”という看護士がいるかのような映像に仕上がっていると思います。また長澤さんは、撮影の合間や休憩時間も入院患者役の子役の男の子と遊んだりしているのが、印象的でした。
・最後に、dTVで本作を見るユーザーに向けて、見どころ・メッセージをお願いします。
ZQNのパンデミック(感染爆発)の様子を、巷にある色んなカメラが撮影していたら?そういった発想から、本作品は生まれました。スマホ映像や防犯カメラ、ドキュメンタリー番組の取材カメラなどに撮影された、パンデミックの一部始終をまとめた動画サイトのイメージです。『アイアムアヒーロー』の原作にはあまり描かれていない部分なので、比較的自由に作らせてもらいました。本当にZQNが発生したら、一体どう映し出されるのか?スマホカメラは?防犯カメラは?盗撮カメラは?取材カメラは?本作品をご覧頂いて、ZQNのリアルな衝撃を味わってもらえると幸いです。
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