“女王”AKB48藤田奈那、選抜未経験からソロデビュー「努力は必ず報われる」

優勝特典のソロデビューを勝ち取った藤田は「まだ実感が沸かなくて正直不安」と胸の内を吐露。これまで選抜の経験もなく、初めて大きな注目を浴びることとなったが「正規メンバーに昇格するのも同期で1番遅くて、ずっと後ろの端っこでやってきた。それでも応援してくれる方にいつか恩返しをしなきゃと思ってたのでついにチャンスが来ました」とこれまでの苦労を回顧し、「努力は必ず報われる！」と総監督・高橋みなみの名セリフで笑顔を弾けさせた。

激戦を振り返る「ぱるるさんの思いも背負った」

また、今回の初戦は体調不良のため休養中の島崎遥香の辞退により、不戦勝となったが、「今回の優勝はぱるるさんのパワーもある。ぱるるさんの思いも背負ってやったので、お礼を言いたいです」と島崎へメッセージを送った。決勝戦では、中西智代梨と互いにグーを出し続け、6回のアイコを繰り返した。最後にパーを出して勝利を掴んだときの心境を、「智代梨ちゃんは絶対変えないと思いました。パーを出せば勝てるなと。でも不安で、気持ちの整理を付けるのに6回分の時間がかかりました」と明かし、「もう2度とないチャンスかもしれない。ここまで来たらチャンスを掴みたいと思いました」と激闘を振り返った。

「ダンスで魅せたい」劇場を支え続けた

ソロデビューの楽曲については「ダンスが好きなので、ダンスで魅せる曲が良いです」と語った藤田。「シングルの『RIVER』を聞いてAKB48に応募しようと思ったので、『RIVER』のようなメッセージ性のあるかっこいい曲がいいです」とリクエスト。これまで、劇場公演で力強いパフォーマンスを披露し続け、高橋も「劇場を支える存在」と太鼓判を押すほど。今回の楽曲でも「劇場公演のパフォーマンスは誰にも負けないと5年間言い続けてきたので、その成果を発揮したい」と意欲十分。

今後の目標を聞かれると「もっとAKB48の中心で、引っ張って行けるように。来年の選抜総選挙では名前を呼ばれたいです」と力強く答えていた。

「じゃんけん大会」とは

今年で6回目を迎える同大会の参加人数は総勢108人。前々回までの優勝者はAKB48のシングルでセンターを飾ってきたが、今年の優勝者特典は、昨年に引き続きソロデビュー。既にソロデビュー済みのメンバーが優勝した場合は新曲発売に加え、ソロコンサート開催が確約される。また2位～16位に勝ち上がったメンバーは、優勝者シングルのカップリング曲を歌い、2位がセンターを務める。なお、過去の優勝者は第1回が内田眞由美、第2回が篠田麻里子、第3回が島崎遥香、第4回が松井珠理奈で、それぞれセンターポジションを獲得。第5回の渡辺美優紀はソロデビューを果たした。（modelpress編集部）

藤田奈那（ふじた・なな）プロフィール

生年月日：1996年12月28日
出身：東京都
血液型：A型
愛称：なぁな

AKB48チームK所属。2010年3月、AKB48第10期生オーディションに合格。2012年、正規メンバーに昇格し、チームKメンバーとなった。選抜経験はなし。