“映像化不可能な小説”のドラマ化に挑む松雪泰子(画像提供:WOWOW)【モデルプレス】

松雪泰子ら、“映像化不可能な小説”をドラマ化<コメント到着>

2015.09.16 12:48

女優の松雪泰子らが、“映像化不可能な小説”のドラマ化に挑む。

  
11月21日スタートのオリジナルドラマ「連続ドラマW 5人のジュンコ」(WOWOWプライム/毎週土曜よる10:00~)は、人間の暗部をえぐり出す作風で定評がある作家・真梨幸子氏の初ドラマ化作品。真梨氏は「私の作品は、映像化しにくいとずっと言われてきました。私自身も、“あえて”映像化不可能な小説を執筆してきました。小説でしか表現できないことに、拘りたかったんです。それなのに、なんと、映像化が実現してしまいました」と心境を告白した。

監督は「連続ドラマW 震える牛」「連続ドラマW テミスの求刑」の権野元氏、脚本は渡辺千穂氏が担当。田辺絢子役で主演を務める松雪のほか、小池栄子(佐竹純子役)、ミムラ(篠田淳子役)、西田尚美(福留順子役)、麻生祐未(守川諄子役)が、物語の鍵となる「5人のジュンコ」を演じる。

出演の喜びを語る

「女性達によるサスペンスという、今までに体験したことのない作品ですので、新しい感覚で挑めるのではないかと感じています」と期待を寄せている松雪。「静かな洞察の中に強い信念を表現したいと思っています」と同作で初挑戦するジャーナリスト役への意気込みを語った。

同じ名前のもとに翻弄され、やがて悪意の渦へと巻き込まれたちは「ジュンコ」たち。「面白くてニヤニヤしながら台本を読みました」(小池)、「まずこのような興味をそそられる題材の作品にお招きいただき、役者として幸せを感じております」(ミムラ)、「本を読み進めるうちに、もう止まらない。止められないという感じだったので、これは面白くなるなと思いました」(西田)、「今回の作品に携われること、『5人のジュンコ』の中のひとりに選ばれたことをうれしく思っています」(麻生)と、それぞれ異口同音に同作出演への喜びをコメントした。(modelpress編集部)

「連続ドラマW 5人のジュンコ」

連続不審死事件の容疑者、佐竹純子(小池)が逮捕された。5人もの男を殺害したとされる事件は連日テレビのワイドショーをにぎわせ、マスコミ報道が加熱する中、ジャーナリストの田辺絢子(松雪)は事件の真相を探るため取材を開始する。田辺は佐竹の中学時代の同級生から篠田淳子(ミムラ)という女性が親友だったという情報を入手し篠田の会社を訪ねる。そんな中、テレビ番組で田辺を見た昔の職場の同僚で、専業主婦の福留順子(西田)が田辺を訪ねてきた。田辺は取材協力の情報提供かと思ったが、福留の口から出てくるのは社宅のヒエラルキーへの悩みと雑談ばかりだった。気を取り直して事件の取材を続ける田辺だったが、ある時、佐竹の事件に関わる被害者のひとりではないかと思われる人物が浮上してくる。その人物はすでに亡くなっている守川諄子(麻生)という女の息子だった。

松雪泰子コメント

Q:連続ドラマW「5人のジュンコ」への出演が決まった時の気持ち
A:女性達によるサスペンスという、今までに体験したことのない作品ですので、新しい感覚で挑めるのではないかと感じています。

Q:今回演じる“田辺絢子”の印象について
A:私が演じる“田辺絢子”は非常に信念のある、洞察力の深い女性です。

Q:初のジャーナリスト役への意気込み
A:彼女自身がジャーナリストになった経緯はある過去の経験によるもので、より真実を追求する思いを強くもった女性です。静かな洞察の中に強い信念を表現したいと思っています。

Q:WOWOW連続ドラマ初主演への思い
A:今回はストーリーテラー的な役割りでもあるので、物語をしっかりと運んでいきたいと思っています。

Q:視聴者の皆様へのメッセージ
A:現在、撮影を進めながら見応えのある作品になる手応えを感じております。楽しんでいただけますと幸いです。ぜひご覧ください。

小池栄子コメント

面白くてニヤニヤしながら台本を読みました。一癖も二癖もあるキャラクターが混じり合い、見応えのある作品ができるのだなと思い、ワクワクしました。女だらけの世界に身を置き、頭も感情も暴れ放題にして楽しみたいと思います。どうぞ楽しみにしていて下さい。

ミムラコメント

まずこのような興味そそられる題材の作品にお招きいただき、役者として幸せを感じております。そして、一観客としても他のジュンコさんのお芝居が楽しみでならず、ジュンコ同士でカメラ前に立つのがとても楽しみです。女性の群像サスペンスですが、私個人としては“5人”というより“五つの異なる生物”として、最後まで緊張感を孕んだ流動的なヒエラルキーを展開し、色濃く篠田淳子を演じたいと思います。どうぞご期待ください。

西田尚美コメント

本を読み進めるうちに、もう止まらない。止められないという感じだったので、これは面白くなるなぁと思いました。どのジュンコが本当のことを言っているのか?虚言なのか、良い人なのか、性悪女なのか、だまされているのか、わからなくなるというか…。そして、ジュンコをとりまく人たちもなかなかの曲者揃いです。どうか、この5人のジュンコたちに翻弄されてください。

麻生祐未コメント

今回の作品に携われること、「5人のジュンコ」の中のひとりに選ばれたことをうれしく思っています。ドラマのオリジナルな部分も演じつつ、守川諄子・美香母娘やその家庭内に流れるあやしい雰囲気を出していきたいと思っています。ストーリーは女性目線で展開していきますが、どなたにも共感していただける作品です。多くの女優陣との共演を楽しみに、そして、私も放送を楽しみにしています。

原作者・真梨幸子氏コメント

私の作品は、映像化しにくいとずっと言われてきました。私自身も、〝あえて〟映像化不可能な小説を執筆してきました。小説でしか表現できないことに、拘りたかったんです。それなのに、なんと。映像化が実現してしまいました! デビュー10周年のこの年に。一人の視聴者として、これほど待ち遠しいドラマはありません。今から楽しみ過ぎて、カレンダーに×印を書き込む勢いです。放送日よ、早く来い!

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