来春朝ドラヒロイン抜擢・高畑充希、“確かな実力”で幅広い活躍<略歴>
2015.08.31 17:53
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NHKは31日、平成28年度前期連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のヒロイン・小橋常子役に女優の高畑充希を起用することを発表した。
演技・歌…確かな実力で活躍
1991年12月14日生まれの23歳、大阪府出身。2005年に行われた「山口百恵トリビュートミュージカル プレイバック part2 ~屋上の天使」の出演者オーディションで9621人の応募者から主演に選ばれ芸能界入り。華々しいデビューを飾ったかに見える彼女だが、同作の主演の座を射止めるまでに10回以上のオーディションに落ちるなどなかなかチャンスに恵まれなかった。以後ミュージカル女優としてのキャリアを重ね、2007年から本格的な女優活動を開始。ミュージカル・ピーターパンの8代目主役としても活躍。そんな中、コブクロの小渕健太郎が彼女の声に惚れ込み、自身初プロデュースとして楽曲を提供。アーティスト名を“みつき”として歌手活動もスタートさせた。
2013年放送のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」では、その美しい歌声を活かした歌唱シーンが話題に。知名度と人気を高め、確かな演技力で以後はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、フジテレビ系連続ドラマ「問題のあるレストラン」など話題作に次々出演。さらに、2015年4月公開のディズニー実写版映画「シンデレラ」では、シンデレラ役の日本語吹き替え版声優に抜擢され、王子役の城田優とともにエンドソングも担当するなど、幅広く活躍している。
「とと姉ちゃん」で“おやじヒロイン”演じる
現在放送中の土屋太鳳主演の「まれ」、波瑠主演の次回作「あさが来た」に続く第94作目となる「とと姉ちゃん」は、昭和の時代を生きる“父親代わりの長女”小橋常子(こはしつねこ)がヒロイン。生前の父が教えてくれた「当たり前の暮らしがいかに大切か」という教えを胸に、2人の妹と母を守って奮闘を繰り広げる姿を、自然豊かな繊維の町、静岡県・遠州を舞台に描いていく。オーディションにより2564人の中から選ばれた高畑が演じるのは、亡くなった父親の代わりに家族を支えてたくましく生き抜く、中身が“おやじ”の“おやじヒロイン”。激動の時代を駆け抜けるバイタリティ溢れる女性で、この日行われた会見に高畑とともに出席した落合将チーフ・プロデューサーは「その背中に、激動の時代を背負っている常子の背中を見たような気がした。高畑さんは、おやじっぽい一面もあるみたいなので、生命力に溢れるヒロインを演じていただきたい」と期待を込めた。
また、高畑自身も「普段からおじさん臭いと言われることが多くて、“おやじヒロイン”って聞いたときにビビッときた」とヒロイン・常子に運命を感じているよう。「ごちそうさん」以来2度目の朝ドラ出演となるが、「出演者、スタッフのみなさんが現場に行くのが楽しい現場にしたい」と“座長”として意気込み、「家族でも話題になるような、朝ウキウキするドラマにしていきたいです」と笑顔を浮かべた。
作品は、戦後100万部近い販売数で一世を風靡した生活総合誌「暮しの手帖」の大橋鎮子、花森安治ら創業者たちの軌跡をモチーフに、西田征史氏が脚本を担当。なお、放送は2016年4月4日(月)~2016年10月1日(土)の全156回を予定。(modelpress編集部)
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