ツッコミたくなる朝ドラ「まれ」の恋模様 山崎賢人の“熱すぎる告白”どうなる？

でっかい夢ばかり追いかけて家庭を崩壊させたダメな父親のトラウマから、パティシエの夢ではなく、「安定第一」で公務員の道を選ぼうとする希。そんな“夢嫌い”の彼女に７年間、想いを寄せていた圭太は、「漆職人になる。輪島の漆は日本一！」と自らの夢を熱弁し、その勢いのまま「俺と付き合うてくれんか！」と愛の告白。その“熱すぎる”想いは届いたものの―なんと希が“夢アレルギー”の蕁麻疹を出してしまい、その噂が村中に広まってしまうという、圭太にとってはちょっぴり残念な方向に転がっていく。

不器用な圭太らしい告白に、視聴者からは「圭太の告白最高だった…！」「めっちゃキュンキュン」など“胸キュン”させられたという声と共に、「希に告白してるはずなのに、漆への愛しか語ってない」「圭太の告白の、残念ぶりも好き」「告白の方向性がおかしいぞ…圭太」などの“ツッコミ”も。早くも愛される圭太像が定着しつつあるようだ。

能登弁の告白「圭太になりきれた」

そんな圭太をみずみずしく好演する山崎は昨年、映画『L・DK』の“壁ドン”で流行語大賞トップテンを受賞した注目株。待望の朝ドラ初出演でめきめきと実力を伸ばす彼に、あの告白を振り返ってもらうと「能登の港の近くで撮影したのが懐かしいです。甘酢っぱいですよね」とにっこり。「まず自分の漆職人の夢をバーッて語った後に『お前と一緒にいたい』って告白する感じが、なんとも圭太らしくて不器用。夢嫌いの希にとっては、夢をアツく語られる事がトラウマで、蕁麻疹が出てしまう。その後、2人の横を犬がチョコチョコって通ったりするのが、シュールで面白かったです（笑）」と語り、「普段使っていない方言だからこそ、勢いで言いやすかった。『俺と付き合うてくれんか？』って。圭太になりきれたと思います」と能登弁もすっかり板についてきた。

実際に、好きな人に告白して蕁麻疹を出されてしまったら？「きっついです（笑）。圭太はそういうのをあまり気にしないタイプだと思うけど、実際に自分がそうなったらイヤですね…。希ちゃん（土屋）も、蕁麻疹が出たお芝居をしている時は笑ってました。『なんで蕁麻疹出るんだろうね～？』って（笑）」。爽やかだけれど、どこかクスっと笑える要素も『まれ』の魅力。「本当に笑えて、単純に楽しい。第3週も青春が描かれるので、みなさんが応援したくなる『まれ』になればいいなと思います。これからも魅力的な圭太を演じていけたら」と意気込みを述べた。

若者たちの“新たな一歩”

圭太に夢の大切さを気づかされ、公務員になるか、パティシエを目指すか迷う希。そんな時、ケーキコンテストが金沢で開催されることを知り、自分の力を試すために挑戦する。希の決断は？そして、圭太との恋の行方は？それぞれが新たな一歩を踏み出そうとする第3週も見逃せない。

『まれ』は9月26日（土）まで全156回放送予定。（modelpress編集部）

山崎賢人（やまざきけんと）プロフィール

※「崎」は正式には旧字（立つ崎）
1994年9月7日生まれ。東京都出身。身長178cm。A型。2010年の『熱海の捜査官』（テレビ朝日系）でドラマデビュー。代表作に映画『アナザー Another』『L・DK』、ドラマ『35歳の高校生』（日本テレビ系）、『水球ヤンキース』（フジテレビ系）などがある。NHK連続テレビ小説『まれ』に紺谷圭太役で出演。映画『ヒロイン失格』が9月19日に公開を控える。