連続テレビ小説「まれ」で紺谷圭太役を演じる山崎賢人(C)NHK【モデルプレス】

山崎賢人、朝ドラ「まれ」に込めた想い 能登で学んだ“職人の魂”「減っていくのはもったいない」

2015.04.06 06:00

朝の連続テレビ小説「まれ」(NHK総合ほか 月~土、あさ8時)の第7話(4月6日放送)より、注目の若手俳優・山崎賢人(20)が出演する。ヒロイン・津村希(つむらまれ)の子供時代が描かれた初週に続く2週目は、高校3年生になった希(土屋太鳳)と幼なじみの同級生が登場。中でも山崎演じる紺谷圭太(こんたにけいた)は、希と急接近していく重要な役どころだ。

  
第92作目「まれ」は、家庭の事情で都会から石川県能登地方に移り住んだヒロイン・希が人々と触れ合う中で、一度は忘れかけたパティシエになるという夢を取り戻し、世界一のケーキ職人を目指す姿を描いた成長物語。「地道にコツコツ」がモットーで、パティシエの夢よりも公務員という「安定第一」の道を選ぼうとする希。対する圭太は輪島塗職人の夢に一直線で、希に“夢を追うことの意味”を気づかせようとする熱き青年だ。

能登ロケ、輪島塗体験での学び―視聴者に伝えたいこと

正反対の考えでぶつかり合いながらも、お互い気になる存在であり、高校生活最後の夏休みの「輪島大祭」をきっかけに急接近していく2人。その甘酸っぱい青春は、どこかシュールで笑えるエッセンスと共に描かれる。

土屋太鳳、山崎賢人/連続テレビ小説「まれ」より(C)NHK
山崎に今作の魅力を聞くと「単純に楽しくて、笑えて、見ていて応援したくなる」と語り、圭太の心情を「東京から能登に引っ越してきて頑張っている希の姿に惹かれたんじゃないかな。“夢嫌い”の希は正反対だけど、本当はパティシエになりたいという夢があって、好きなことをしている時の表情は魅力的に見える。だからこそ、それを自分で押し殺しちゃっているのが圭太にとっては理解できなくて、『本当はやりたいことがあるんじゃないか、一緒に頑張っていこう』という気持ちになる」と分析。自らの夢を熱弁する圭太は「青春の勢いがあって、すごくまっすぐ。ちょっとスイッチが入っちゃうと、漆のことをバーッと語り始めちゃったりして。それにしても、不器用ですよね(笑)。そこが好きです」と愛着を持って演じている。

山崎賢人/連続テレビ小説「まれ」より(C)NHK
約3週間にわたる能登ロケでは、500人超の地元エキストラを交えて「輪島大祭」のシーンを撮影した。「本当に能登の人達が協力的で、年に1回の行事だからこそ『こうやって撮影で再現してもらって、年に2回出来ているみたいで嬉しいです』と言ってくれて。そのくらい楽しみにしているんだなって。あれだけの規模で、町の人々が集まって盛り上がれる行事っていいなと思いました。撮影を忘れて楽しみました」。輪島塗の作業も体験し「漆を塗っては乾かし、塗っては乾かしを何工程も繰り返すんです。何層も塗り重ねるので、途中の工程を省いても見た目的には騙せるけれど、そこは“職人の魂”があって『騙したらいけない』と。確かにそうだな、カッコイイなと思いました。好きです、輪島塗」と圭太さながらに熱弁。「こうして役を通じて学んだことで、伝統工芸が減っていっているのがもったいないなと思いました。視聴者の皆さんにも、圭太を通じて輪島塗の良さに気づいてもらえたらいいなと思いますね」。

ブレイク俳優の心境「一個一個、頑張るだけ」

そんな山崎自身は、朝ドラ初出演。同世代の共演者と仲を深めつつも「皆さんそれぞれのキャラにぴったりで面白い。佇まいとか、見ているだけでも勉強になります」と日々刺激を受けている。

モデルプレスの取材に応じた山崎賢人
山崎賢人
2010年に役者デビューし、映画「L・DK」の“壁ドン”で流行語大賞トップテンを受賞した昨年末。その勢いのまま朝ドラ出演とあって、今年の“ブレイク俳優”本命に名前が挙がるが、当の本人は浮つくこともなく「一個一個頑張って、その結果がつながっていけばいいかなと思う」といたって冷静。「もちろん、全国放送で色んな世代の方が見てくれると思うので、認知されたいとは思いますけど、それよりも『まれ』自体を応援して欲しい。見ていて応援したくなるキャラクターが多いので、終わる頃には『圭太、頑張ったな』と思ってもらえる幸せな結末がいいですね」。

「遠い未来のことはわからないけれど、30代を迎える頃に、いい役者になれていたら」。そう素直な心境を明かしつつ、目の前の作品に真摯に取り組む若き役者は、圭太ほど“熱い男”では「ない(笑)」との自己分析も。「自分も圭太のように、やりたいことを貫き通したい。今は通せていない部分もあるから、共感というよりも『そうなりたい』という願望です」。まさに発展途上の今だからこそ演じることのできる圭太像が、作品にみずみずしい魅力を注ぎ込む。

「まれ」は9月26日(土)まで全156回放送予定。(modelpress編集部)

山崎賢人(やまざきけんと)プロフィール

※「崎」は正式には旧字(立つ崎)
1994年9月7日生まれ。東京都出身。身長178cm。A型。2010年の「熱海の捜査官」(テレビ朝日系)でドラマデビュー。代表作に映画「アナザー Another」「L・DK」、ドラマ「35歳の高校生」(日本テレビ系)、「水球ヤンキース」(フジテレビ系)がある。NHK連続テレビ小説「まれ」に紺谷圭太役で出演。今夏、映画「ヒロイン失格」の公開を控える。
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