米倉涼子、決意の断髪とミニスカで挑む　「ドクターX」新シーズン始動「全力出し切る」

昨年10月放送（全9話）の第2シーズンで平均視聴率23.0％（関東地区・ビデオリサーチ調べ）を記録したヒット作がパワーアップして復活。「いたしません」「私、失敗しないので」という名ゼリフでおなじみの、“異色・孤高・反骨の天才外科医”大門未知子を演じる米倉は「今回はスカート丈が以前より短くなった一方で（笑）、髪もバサッと切って短くしました。医学界の頂点で戦う未知子の決意もにじませつつ、私自身の気も引き締めたいと思ったんです」と気合充分で、「今回は未知子にとって最終決戦！第4シーズンはいたしません！！というつもりで、全力を出し切って臨みます！」と宣言した。

◆豪華新キャストも参入

成功率や生存率が低く、術式が確立されていない危険なオペにも、臆することなく挑戦する医師（通称：ドクターX）の1人である未知子が病院組織を舞台に、数々の騒動を巻き起こしながらも、外科医の本質である手術や治療を成し遂げるため、一切の妥協を許さず突き進んでいく姿を描く同ドラマ。今シーズンは東西を代表する大学病院の覇権争いが渦巻く「国立高度医療センター」を舞台に、「医術というものは“誰のものか”ではない。“誰のためにあるのか”ということ」と医療の真髄を提示する未知子が痛快かつ気高き戦いを展開する。

キャスト陣は本シリーズではおなじみの遠藤憲一、内田有紀、勝村政信、岸部一徳がレギュラー出演するほか、伊東四朗、古谷一行、西田敏行も特別出演。さらに新キャストとして渡辺いっけい、中尾彬、伊武雅刀、高畑淳子、北大路欣也らも参入し、「国立高度医療センター」の覇権争いを盛り上げる。

続編はやらないつもりだった

座長の米倉は「自分が出演するドラマであまりシーズンを重ねるのが苦手なこともあり、『ドクターX』も本当は去年の第2シーズンで終わりにするつもりでした」というが、視聴者からの「もう一度やってほしい」という熱いリクエストが殺到。「私にとって、このドラマは病気についても勉強になるし、いつも新しい気持ちで臨める作品。人としてすごく納得できる言動をする未知子も、演じていて心地いい役なんです！そういうすべての状況を踏まえて考えたとき、『もう1回頑張ろう！』という気持ちになりました」と決意した当時を振り返る。

視聴率については「私たちが作るものじゃないので、あまり気にしていません」といい、「第2シーズンの平均視聴率もつい先日改めて聞いて、『えっ！？そんなに取ってたの！？』という感じだったんですよ。実は、『ドクターX』チーム自体も視聴率で一喜一憂せず、いつも淡々と撮影を進めていくので、居心地がいいんです」と裏話も。豪華メンバーを率いる座長として「未知子自身は揺るがないけれど、周りを取り囲む方々によって見え方やカラーが毎回変わってくるのが、この作品の面白いところ！新たな布陣でのセッションを通し、今度はどんな色が生まれるのか…。私も楽しみです！」と期待を込めた。

“正真正銘の最終決戦”で高視聴率目指す

同局の内山聖子ゼネラルプロデューサーは「高視聴率を取ったら取ったで、また別のプレッシャーが付いて回る…。私たちもその恐怖心から第3シーズンは避けていましたし、『続編も映画化もいたしません！』と公言していたんです。ですが、第2シーズン終了後に続編を望む声を多く頂き、大きな反響を肌で感じました。そこで、米倉さんともお話をし、続編制作へと動き出すことになったんです」と明かし「北大路欣也さん演じる“いちばん怖くて厄介な存在”も登場し、日本医学界の頂上決戦を描く第３シーズンは『ドクターX』、そして大門未知子にとって“正真正銘の最終決戦”。最終回のラストでは、皆さんがビックリするような“とんでもない場所”へ未知子がたどり着きます。彼女の戦いとその行く先を、どうぞ最後までお楽しみください。今回は前シーズンの視聴率を目指します！」とアピールした。（モデルプレス）