綾瀬はるか&松坂桃李、日本映画史上初の試み 異例の厳戒態勢は「貴重な体験」
2013.12.12 10:59
views
女優の綾瀬はるかと俳優の松坂桃李が、日本映画史上初の試みに挑んだ心境を明かした。
日本映画史上初の試み
2014年5月31日公開の映画「万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-」で初共演を果たす2人。同作は、累計330万部の人気ミステリー「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズを初映画化。映画の題材となるエピソードは原作ファンが選ぶ人気ランキング1位の「万能鑑定士Qの事件簿Ⅸ」で、シリーズ最高傑作と言われている作品。日本とフランスを舞台に「モナ・リザ」の盗難をめぐる陰謀などスケールの大きなサスペンスフルな物語が描かれる。驚異的な鑑定眼とロジカルシンキング(論理的思考)を駆使して、難事件を解決するスーパーヒロイン・凜田莉子に綾瀬、その莉子と共に事件の謎を追う、入社5年目の雑誌編集者・小笠原に松坂が挑戦。パリでの大規模な海外ロケが行われ、パリの象徴である凱旋門やオペラ座前、芸術橋、ポンヌフ橋、ホテルロウゾンのほか、日本映画史上初となるルーヴル美術館でのロケを敢行。映画の撮影許可が下りることはごく稀で、過去、本格的に撮影された外国映画では「ダ・ヴィンチ・コード」(2006年)以来となる。
綾瀬&松坂、撮影を振り返る
パリロケは、11月26日~11月29日まで行われ、ロケ最終日には、ルーヴル美術館の象徴であるピラミッドの前で全編撮影オールアップ。綾瀬は、「あっという間の撮影期間でした。終わったんですよね?いつの間に?というくらい。そして、終わってしまって寂しいです」とコメント。「パリでクランクアップしたことやルーヴル美術館で撮影が出来て、とても貴重な時間を過ごせました。その中でも、本物の『モナ・リザ』を見ることが出来たのが良かったです。本物の『モナ・リザ』は少しトーンが落ちているように見えました。飾られている場所は別格で、やはり特別な絵なんだと感じられました」と撮影を振り返った。また、松坂は「今日がアップという実感がなく、終わった感じがしないです」といい、「非常に楽しい現場でした。撮影を通して初共演した綾瀬さんは、透明感がありすぎて、どこにいるのか分からないくらい(笑)。非常にしなやかな方だと思います」と綾瀬の印象を告白。「パリでクランクアップなど中々ないことですし、日本映画初というルーヴル美術館での撮影は感動的でした。これだけの芸術品に囲まれての撮影はほぼ初めてでとても貴重な体験でした」と感激した。
異例の厳戒態勢の中、撮影スタート
撮影は、事前に撮影場所と撮影順をルーヴル美術館側に提出し、撮影場所以外のエリアはスタッフの立ち入りが制限された中スタート。トイレに行く際も、ルーヴル美術館の係員が誘導する徹底ぶりで、閉館後の撮影になるため、18時入館準備後に撮影開始。時間との闘いもあり、夜通しで朝まで撮影が行われた。美術品の展示物への影響を避けるため、照明機材は使えず地明かりでの撮影、メドゥーサ号の間では絵画を保護する為の空調を止めることができず、録音に苦労しながらの撮影というようにルーヴル美術館ならではの苦労話も。その中で、印象的なエピソードとして、当初立ち入りを制限されていた「モナ・リザ」の間に綾瀬が自ら係員に交渉して、OKをもらって入場。通常の拝観位置よりも、さらに間近で「モナ・リザ」を観たという出来事もあった。
29日の朝6時58分に無事にルーヴル美術館での撮影が終了。それをもって撮影もオールアップとなった。綾瀬は「イェーイ!」と飛び跳ね、松坂とハイタッチ、佐藤信介監督と抱き合うなどし、喜びを表現した。(モデルプレス)
【Not Sponsored 記事】