栗山千明、サプライズに感動

同賞の特別選考委員で、プレゼンターを務めた栗山は、タータンチェックのワンピースから美脚を披露。授賞式では、栗山自ら各受賞作品の感想を述べ、受賞者へ祝福の言葉をかけて目録を手渡した。

栗山から目録を受け取ると、受賞者たちは作品の見どころや喜びの言葉を思い思いに披露。栗山の名を冠する「金賞＆栗山千明賞」を受賞した小泊フユキ氏の「魔法学園（マギスキューレ）の天匙使い」について、栗山は「主人公に共感して、勇気をもらった作品です」と評価。小泊氏は「栗山さんの目に留めていただき嬉しいです。決してかっこいい主人公ではありませんが、読んでいただけますと幸いです」と喜びを噛み締めた。

また、この日は栗山の29歳の誕生日でサプライズでバースデーケーキを用意。照明が落とされ、BGMとともにバースデーケーキが運ばれると栗山は満面の笑みを見せ、「驚きました。本当に嬉しいです。ありがとうございます」と感謝。そして、「今回で4度目となりますが、毎年この時期になると『このライトノベルがすごい！』の選考を楽しみにしています。楽しみな毎年の恒例行事になりました」とコメントし、「たまたま、自分の誕生日に授賞式が開催され、このように祝っていただき、とてもよい誕生日になりました」と深々を頭を下げた。

同賞は本当に面白い作品、新しい才能を発掘することを目的に宝島社が開催。10代の読み手を意識した、オリジナリティあふれるエンターテイメント作品を募集し、「読み手のプロ」「販売のプロ」など、ジャンルに精通した目利きたちが選考する。今回は応募総数424作品の中から大賞1作品、金賞＆栗山千明賞1作品、優秀賞2作品が決定した。大賞は「セクステット　白凪学園演劇部の過剰な日常」（長谷川也）、金賞＆栗山千明賞は「魔法学園（マギスキューレ）の天匙使い」（小泊フユキ）、優秀賞は「ヒャクヤッコの百夜行」（サブ）、「非モテの呪いで俺の彼女が大変なことに」（藤瀬雅輝）がそれぞれ受賞した。（モデルプレス）