山本美月、「泣いてばかりでした…」モデル活動の苦悩&心境の変化を語る モデルプレスインタビュー

2013.08.22 05:00

ファッション誌「CanCam」専属モデルの山本美月(やまもとみづき・22)が、23日発売の同誌10月号で単独表紙を飾り、さらに誌面にて42ページの大特集が組まれる。モデルプレスのインタビューに応じた彼女は、撮影の感想や、笑顔の裏に隠されたモデル活動での苦悩、そして芸能活動と学業の両立など、現在の“山本美月”をたっぷりと語ってくれた。

  
【SPECIAL INTERVIEW】泣いてばかりの毎日を乗り越えて

― 単独表紙おめでとうございます。そして42ページぶち抜きで一人のモデルを特集するのは前代未聞ということですが、それを聞いた時の率直な感想を教えてください。

山本:私で大丈夫?って思う一方で、とても嬉しかったです。表紙は“意識を持ち始めたプリンセス”というコンセプトで撮影しました。

― 今回、数ある特集の中で特に気に入っているものはどれですか?

山本:初公開したお部屋かな。お部屋のページの配色とかも好きですし、今まで出していないものを丸裸にした感じ。あとこれまで私服をあまり出してこなかったので、私服ページも思い出深いです。

― お部屋へのこだわりはありますか?

山本:可愛いだけじゃないところ。けっこう毒のある部屋にしていて、自分らしさを出すようにしています。

― 撮影は大変でしたか?

山本:本当にあっという間だったので、42ページやった気がしなかったです。100ページでも全然いけるなって思いました。

― 今回特集では「努力と奇跡の美少女(シンデレラ)、山本美月ができるまで…」というフレーズもありますが、今一度、福岡より上京してから現在までを振り返ってみていかがですか?

山本:早かったです。4年ほど経ってやっといろんな場面で落ち着けるようになってきましたが、最初は泣いてばかりでした。今は泣くことなく、楽しくやれています。

― 何かきっかけなどがあったんですか?

山本:出演させていただいた映画「桐島、部活やめるってよ」が転機になりました。それまで「CanCam」という場所で全然自信が持てずいつも落ち込んでばかりだったので。そんな中で「桐島」というもう一つの居場所ができたことはすごく大きかったです。それまで「CanCam」しかなかった私に、「私は『CanCam』だけではない」という自信を持たせてくれました。

― 余裕が出てきたことで、心にはどんな変化がありましたか?成長したと感じる部分などあればお聞かせください。

山本:私自身はそんなに変わっていないですが、精神面で打たれ強くなったかなと思います。この業界はやっぱりカット数が多かったり少なかったりとか、誰が表紙とか、目に見えて人気の差がわかりますよね?そういうものに何度も何度もショックを受けていたので。でも今は誰が表紙をやっても、私がどんなカットをやっても自分がそこに必要と思えるようになったので、そんなに深く考え込まないようになりました。

山本美月(誌面カットより)/撮影:資人導(vale.)(C)小学館2013年CanCam 10月号
― 「CanCam」には個性溢れるモデルさんが多数いますが、彼女たちと切磋琢磨する環境で、苦労を感じたことは何ですか?

山本:ポージングが一番苦労しました。同じ時期に入ってきたモデルの子や後から入ってきたモデルの子の方が、私より上手いと感じちゃうくらい私の上達が遅くて…。それに私のポージングってムラが大きくて、できる日できない日があったんですよね。できない日は本当に落ち込んで、友達にメールをしたりしていました。

― どのように克服しましたか?

山本:雑誌を見て先輩方のポージングを研究しました。家でも鏡の前で実践していましたね。でもポージングに限らず全ての面で、自分に自信を持てたっていうのが大きいです。堂々とすることでポージングも褒められることが増えました。

学業との両立

― 現在、明治大学の農学部に通われていますが、芸能活動と学業の両立はいかがですか?農学部の授業に追いつくのはかなり大変だとお聞きしましたが。

山本:今までは友達や先輩にわからないところを教えてもらったり、いろんな面で助けてもらって何とか両立できていました。それに尽きますね。でも4年生になってみんなが単位を取り終わってしまったので、今は一人で自力でやっています。なので今が一番大変です。

― では今が両立していた中で一番きつい時期ですか?

山本:そうですね。一番最近のテストは卒業というゴールも見えてきていたのでプレッシャーもあって…仕事もテストの合間に入ることが普通だったので、かなりきつかったです。でもテストを終えてみて、結果はまだですが、何とかなっているかなという手応えはありますよ。

― 忙しい中で芸能活動と学業を両立させるコツはありますか?

山本:楽しいって思えれば大丈夫なのかなって思います。やっぱり両立って難しいんですけど、学校も仕事も楽しいので何とかなっています。

― なるほど!ありがとうございます。ではこのような特集を組んでもらった今、次なる目標を教えてください。

山本:「CanCam」が女性誌の中で一番になって欲しいなと思っています。それに大きく貢献できるような存在になりたいです。

【PRIVATE Q&A】“可愛い”の秘訣に迫る

モデル活動の苦悩&心境の変化を語った山本美月
Q.お人形のように可愛い山本さんのスタイルに憧れている女性はとても多いです。スタイルを保つために、運動や食事で心がけていることはありますか?

山本:ジムに行くようにしています。多い時で週に2回くらいかな。体幹を中心に鍛えています。食事面では必ず野菜を摂るようにしていますね。あと食べないと痩せてしまうので、なるべく1日3食を心がけています。

Q.美しいお肌を保つために、日々実践しているケアを教えてください。

山本:いろいろ試すよりも、使い慣れているものをちゃんと毎日使ってあげることですね。

Q.では“可愛いの秘訣”はご自身で何だと思いますか?

山本:自分が可愛いっていう自覚はないですけど(笑)、人のことは嫌いにならないです。それと、私のことを知ってくれようとしてくれる人には全力で応えるようにします!

山本美月(誌面カットより)/撮影:宮崎健太郎(C)小学館2013年CanCam 10月号
Q.ストレスが溜まってしまったら、どのように発散していますか?

山本:アニメを見たり、友達と話したり、お買い物したりです。

Q.買い物はどこでしますか?好きなブランドがあれば教えてください。

山本:新宿、代官山、原宿ですることが多いです。好きなブランドはいろいろありますが、スナイデル(snidel)とかよく着ていますね。

Q.私服のコーディネートでこだわっていることはありますか?

山本:着心地ですね。ラクなファッションが大好きなので。あとは、色が好きなので、色のバランスはよく考えています。

Q.最近購入したアイテムを教えてください。

山本:グリーンのオールインワンを買いました。着替えが多いので、パッと脱げるところが気に入っています。

Q.最後に、山本さんのようなモデルや女優を目指す女の子へ、夢を叶えるアドバイスをお願いします!

山本:私、努力って実らないと思っていました。勉強も努力しても全然成績が上がらなくて…なかなか成績と結びつかなかったので努力って何だろう?ってずっと思っていたから。でも今回の企画が決まった時に、好きなことは努力すれば、その努力は実るんだなって本当に思いました。なので好きなことはコツコツ努力すれば、必ず実ると思います。

― ありがとうございました。

彼女の天使のように可愛い笑顔は、人知れず積み重ねてきた努力があってこそ。一見、ふんわりとしたオーラをまとっているかのように見える彼女だが、言葉の端々で放つ意志からはブレない芯の強さを感じさせた。何事にも精一杯取り組む彼女へのオファーはこれからも後を絶たないだろう。(モデルプレス)
「CanCam」10月号(小学館、2013年8月23日発売)表紙:山本美月/撮影:萩庭桂太(C)小学館2013年CanCam 10月号
山本美月(やまもと・みづき)インタビュー
生年月日:1991年7月18日
出身地:福岡県
星座:蟹座
血液型:O型
趣味:漫画、アニメ、絵を描くこと
特技:テニス
身長:167cm

2009年7月、「第1回 東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリとCanCam賞を受賞、上記副賞でCanCam2009年12月号の表紙を飾り、同誌専属モデルデビュー。2011年にはフジテレビ系「幸せになろうよ」で女優デビュー、2012年には映画「桐島、部活やめるってよ」で映画初出演を果たした。現在はフジテレビ系「SUMMER NUDE」(毎週月曜 後9:00)で謎の帰国子女・堀切あおいを好演している。他にも、映画「男子高校生の日常」(10月12日公開)、「黒執事」(14年1月18日公開)、「東京難民」(14年2月公開予定)など、話題作の出演が控えている。また多数のCMにも出演するほか、日本テレビ系「ウーマン・オン・ザ・プラネット」(毎週土曜 後11:30)ではMCも務めるなどマルチに活躍中。

山本美月(誌面カットより)/撮影:宮崎健太郎(C)小学館2013年CanCam 10月号
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