米倉涼子、女子高生役はコリゴリ？

授賞式後、報道陣による囲み取材に応じた米倉は、2005年の第14回に続く2度目の授賞に「この賞は重みが違う。嬉しいです」と改めて大喜び。その一方で、「ステージに上がる前は緊張がピークでした」と授賞式を振り返った。

今回、「ドクターX～外科医・大門未知子」（テレビ朝日系）や「熱い空気」（テレビ朝日系）などに出演し、特異な役柄を大胆かつ堂々と爽快に演じきっていたことが評価され、受賞となった米倉。自身でも「いろんな役をやっていますが、バッサリ何かを切る役が私に求められているのかなと思います」と分析したが、「でも自分だけが頑張っても空回りしてしまう。見つけてくれる人がいて、それが上手くミックスされて、いいものができる」と周りへの感謝も述べた。

この日、ブラックのオールインワンを着こなし、クールな大人の女性の色気を醸し出していたが、現在は「35歳の高校生」（日本テレビ系）で女子高生役を好演中。日々撮影で制服を着ているが、「制服じゃない方が落ち着きますね。制服はダラっとした格好ができないから」と苦笑い。しかし、今後も「変わった役に挑戦していきたいですね」と意気込んだ。

米倉のほか、今年度の「橋田賞」はドラマ「金子みすゞ物語　～みんなちがって、みんないい～」（TBS系）、NNNドキュメント「魂が眠っている　遺された赤紙」（日本テレビ系）、ドラマ「ドクターX～外科医・大門未知子」（テレビ朝日系）や「はつ恋」（NHK）などの脚本を担当した中園ミホ、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」（NHK）の脚本家の尾崎将也、ドラマ「花嫁」（TBS）や「ドクターX～外科医・大門未知子」（テレビ朝日系）などに出演した俳優の小林稔侍が受賞。「橋田新人賞」は、「カーネーション」（NHK）に出演した女優の尾野真千子、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」（NHK）に出演した俳優の松坂桃李、「橋田賞特別賞」は俳優の北大路欣也が受賞した。

なお、授賞式にはドラマ「金子みすゞ物語　～みんなちがって、みんないい～」（TBS系）で主演を務めた女優の上戸彩も出席。松坂は出演舞台の地方公演中のため欠席し、代わりに所属事務所であるトップコートの代表取締役・渡辺万由美が出席した。（モデルプレス）