綾瀬はるかに絶賛の嵐　共演者が語る素顔

ブラックとホワイトの個性的なドレスで登場した綾瀬。何度か綾瀬と共演経験のある中谷は、「少年らしさと母性を兼ね備えた素晴らしい女優さんです。綾瀬さんの隣にいたら温かい気持ちになる」と彼女を絶賛。賛同した佐藤は、「本当にその通りです」と思わず隣で頷いた。

さらに佐藤は、綾瀬の脳内のイメージを聞かれると「積み木とかありそう」と一言。「丸とか三角とか四角とか…。色はカラフルで、ひとつ部屋を出て行くごとに部屋が暗くなっていくイメージです。一見パッパラパーとしてほんわかしてるんだけど、深く考えている人だと思います」とその言葉の意味を明かした。

同作はミステリー作家を志す新人の登竜門として注目される「このミステリーがすごい！」大賞の第9回大賞を受賞した乾緑郎「完全なる首長竜の日」が原作。自殺未遂によって意識不明に陥った淳美（綾瀬）を救うため、昏睡患者と意思疎通ができる“センシング”を使い最愛の人の意識の中に入っていく浩市（佐藤）の姿を通して極限状態で描かれるミステリアスなラブストーリーとなっている。

映画の中で、重要なカギを握る“首長竜”。首長竜が好きだという綾瀬はその理由を聞かれると、「首が長い感じが好きです」ときっぱり。あまりにストレートな回答に笑いが起こると、「他には、なかなかいない。キリンは首は長いけど、足も細いのでちょっと違う。首長竜は、手と足はずしっとしてるのに、首が長いっていうバランスがいいんですよね」と説明した。

最後には、「極限状態の中にある究極なラブストーリーになっていると思います」（綾瀬）、「泣かなきゃとか後半に向かって盛り上がらなきゃとか理解しなきゃとか映画にはルールがあると思ってるかもしれませんが、この映画はルールが違います。世界観を理解するのではなく、感じて欲しいです」（佐藤）とそれぞれメッセージを送り会見を締めくくった。

同作は、6月1日より全国でロードショー開始。（モデルプレス）