水野美紀、「私の中にはおっさんが住んでます」

今回が初共演となる水野と永井。互いの印象を問われると、水野が「少年のような部分があるので、今回の役がハマっているなぁと。イタズラ好きだし、すごく真っ直ぐな方だと思います」と評する一方で、永井は「歳は近いんですが、スタッフをまとめる包容力もあるし色々なものを引き出してくれる器がある。技術もすごいので勉強になります」と、現場での存在感を絶賛した。

透明感のあるビジュアルと高い演技力で数々の作品に出演してきた水野だが、「私の中にはおっさんが住んでます」と意外な一面を告白。「知り合いがたくさんいる行きつけの立ち飲み屋があるし、考え方が男性よりなところがあるんです」と明かし、「私もお弁当を作ってくれる（永井演じる）良介みたいな夫が欲しい」と“男女逆転”夫婦生活への憧れを吐露した。

◆谷村志穂の名作小説をドラマ化

原作は多くの女性が共感した谷村志穂の名作小説「余命」。1980年代の湘南の総合病院を舞台に、水野演じる主人公の女医・百田滴の地域医療に従事する医師としての成長と葛藤、そして自らの身に降りかかる妊娠・出産・乳がんなどの様々な出来事に、一人の働く女性として向き合っていく姿を描く。

昼ドラ初主演を務める水野は「ほぼスタジオでお芝居を通してやらせてもらえるので、舞台芝居に通じる楽しさがあります。その場の空気が鮮明に切り取られるなぁと感じますし、リアリティを大切にしながらやらせてもらっています」とコメント。一方、主人公を献身的に支える主夫・百田良介を演じる永井は「僕自身昼ドラは初めてなんですけど、見ている主婦の方たちが“こういう夫に支えられたい”と思っていただけるような男を演じていきたいです」と意気込みを語った。

また、同会見には滴の同僚を演じるMEGUMI、滴と良介の先輩医師を演じる長谷川朝晴、末期がん患者を演じる山本陽子も出席。

「私はけっこうNGを出しているんですが、水野さんは本当にNGを出さないのですごい。緊張感があって、いい時間を過ごさせていただいてます」と充実の表情を浮かべたMEGUMIのほか、「昼ドラ4本目です。昼ドラ俳優としてやらせていただいております」（長谷川）、「末期がんという役ですが、スタジオに入っていてもじめじめせずに楽しくさせていただいています」（山本）とそれぞれに挨拶した。

水野は「命という思いテーマですが、悲しみを描くのではなく、死と向き合う強さを描いているドラマです。ぜひ多くの方に見てほしいと思います」と作品をアピールし、会見を締め括った。同番組は毎週月～金、午後1時30分より放送。（モデルプレス）