オリラジ中田「恥知らず」覚悟でテレビ復帰を希望 YouTube進出組が地上波に戻りたがる背景
オリエンタルラジオの中田敦彦が、10月12日深夜放送のテレビ朝日系『耳の穴かっぽじって聞け!』で、テレビへの再挑戦を望む胸中を語った。かつてYouTubeからテレビ業界を批判してきた中田は、帰国して再び地上波番組へ出演したがっている自分を「恥知らず」と自虐。それでもテレビで再び活動したいという意欲を示した。最近は中田のように、YouTubeに活路を見いだした芸能人たちの「テレビ回帰」が目立っている。
番組で中田は、自身への不満をつづったノートに、漫才やコントの賞レースで実績がないことや、海外からテレビの悪口を言いながら、帰国後に出演を望んでいる矛盾について書き、「本当に恥知らずなヤツだと思う」と自虐した。
なぜ心境が変わったのか。中田はテレビで思うように活躍できず「拗ねたところがあった」と振り返った。MCを任せてもらえそうにないという思いからYouTubeへ進出し、自身のメインチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」を登録者数500万人超に育て上げた。
2021年には家族でシンガポールへ移住し、今年7月に一家そろって帰国したことを公表。年齢を重ね、残りの芸能人生を意識するようになり、やり残したこととして「相方とテレビ出る。もう一回やりたい」という思いがあったと告白した。
不祥事をきっかけにテレビから離れた芸人にも、地上波回帰の傾向が見られる。2020年に不倫問題で活動を自粛したアンジャッシュの渡部建は、約3年半前からYouTubeで「アンジャッシュ渡部がいつか地上波のグルメ番組に出ることを夢見てロケハンする番組」を配信。今年10月、妻・佐々木希の故郷である秋田県で地上波版が放送されることが決まり、テレビ本格復帰への「大事な大きな大きな一歩」だと喜んだ。
後輩芸人へのパワハラ問題で2020年に松竹芸能を退所したTKOの木下隆行は、YouTubeで活動を続けてきたが、今年10月に「TKO木下の【絶対地上波復帰】チャンネル」を新たに開設したと報告。「また炎上しないか心配」と自虐を交えながら、地上波復帰への強い思いを示した。
芸人以外では、元NEWSの手越祐也が象徴的だ。2020年に事務所を退所して以降、テレビと距離を置き、YouTubeで存在感を発揮。退所直後に公開した記者会見動画は1000万回超の再生数を記録し、その後もヒット動画を連発していたが、近年は更新頻度が大きく低下した。
その一方で地上波出演を再開させており、2025年秋には日本テレビ系『ぼくたちん家』で7年ぶりにドラマ出演。今年4月には、かつてレギュラーを務めていた同局系『世界の果てまでイッテQ!』で約6年ぶりのスタジオ出演を果たし、地上波テレビへの完全復活を印象づけた。なぜ今、YouTubeで活動していたタレントたちがテレビに戻ろうとしているのか。最も大きい要因とみられるのが、YouTubeにおける収益の変化だ。
トップYouTuberのヒカルは昨年3月、広告収入が全盛期の「5分の1」になったと明かし、「これだけじゃ、本当に食っていけない」と告白。登録者100万人超の「オタク会計士ch」を運営する山田真哉は、昨年夏の一定期間の収益が、前年の170万円から98万円へ約4割減ったと公表した。また、ゲーム系YouTuberのナカイドも、昨年5月の1再生当たりの広告収益が前年同月比で約20%下がったと訴えている。
かつては数十万~100万人以上の登録者を獲得すれば安泰というイメージがあったが、もはやそれだけで生活が保証される時代ではない。YouTuber、タレント、企業チャンネルなどがしのぎを削り、ユーザーの視聴時間を奪い合う「レッドオーシャン」となったことで、収益状況が厳しくなっているとも指摘されている。
再生数にも競争の激しさが現れている。手越はかつて再生数100万回超の動画を連発していたが、近年は10万回に届かない動画が増えた。中田の「YouTube大学」は現在も100万回超の動画が少なからずある一方、20万~30万回程度の動画も散見され、全盛期と比べると再生数は低下傾向にある。渡部や木下も以前ほどヒット動画を生み出せておらず、芸能人としての知名度が必ずしも再生数に直結するわけではなくなっている。
もちろん、テレビも制作費削減や視聴者の分散が進み、決して景気のいい業界ではない。それでも、動画配信だけでは活動を続けるのが難しくなりつつある今、より幅広い層に届き、CMや案件などにもつながりやすい地上波の魅力は大きいのだろう。
中田は今回の番組で「結局、面白い人だけがどのプラットフォームだろうが生き残る」「テレビかYouTubeかの議論が終わりを迎えつつある気がする」とも語った。かつては対立する存在とみられた両者だが、現在はどちらかにこだわらず、双方を活用することが成功の鍵になっている。「テレビ回帰」の流れは単なる原点回帰ではなく、競争が激化する時代を生き抜くための新たな戦略なのかもしれない。
関連記事
「音楽」カテゴリーの最新記事
-
“ソロ音楽活動始動”キンプリ高橋海人、1st EP「SALT BOY」リリース決定 全国5都市でイベントも実施モデルプレス -
チョコプラ&北山宏光、音楽バラエティ番組「オトバズ」Prime Videoにて独占配信 初回ゲストはKO1KEYZ・コブクロ・≠MEモデルプレス -
櫻坂46「16th Single BACKS LIVE!!」12月に開催決定 小田倉麗奈が初座長モデルプレス -
KEY TO LIT、デビューシングル全3形態ジャケ写一挙公開「デビュー発表イベント Behind the Scenes」収録もモデルプレス -
上白石萌音の「神対応」、萌歌は「光のよう」…上白石姉妹が周囲を惹きつけてやまない人間力ENTAME next -
年越しフェス「CDJ」第1弾出演アーティスト発表 超特急・FRUITS ZIPPER・MAZZEL・iLiFE!ら出演【COUNTDOWN JAPAN 26/27】モデルプレス -
JO1「Billboard 200」初ランクイン・全米デビューの目標達成 與那城奨がコメント「もっともっと上を目指して」モデルプレス -
ギャルパフォーマンスグループ・GALEDGE.、渋谷でデビュー曲を初披露「熱く演技指導してくださった」山田孝之とのMV撮影振り返るモデルプレス -
乃木坂46井上和&佐倉綾音「楽園追放 心のレゾナンス」主題歌の歌唱担当 以前より親交深い2人のインタビュー映像も公開モデルプレス