<佐野玲於・山本彰吾・世界・砂田将宏・中西椋雅「BATTLE OF TOKYO」囲み取材全文>Jr.EXILE集結で語る未来への可能性「夢を与える存在に」
2023.07.21 22:30
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LDHに所属し、EXILEをルーツに持つ若手グループ達“Jr.EXILE”が集結するプロジェクト「BATTLE OF TOKYO」のライブ「BATTLE OF TOKYO ~CODE OF Jr.EXILE~」が21日、さいたまスーパーアリーナにて開幕。公演前に囲み取材が行われ、GENERATIONSの佐野玲於、THE RAMPAGEの山本彰吾、FANTASTICSの世界、BALLISTIK BOYZの砂田将宏、PSYCHIC FEVERの中西椋雅が出席した。<※一部演出に触れている部分あり>
「BATTLE OF TOKYO ~CODE OF Jr.EXILE~」
2019年リリース『BATTLE OF TOKYO ENTER THE Jr.EXILE』、2022年リリース『BATTLE OF TOKYO TIME 4 Jr.EXILE』に続く第3弾アルバム『BATTLE OF TOKYO CODE OF Jr.EXILE』が、19日にリリースされた。GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZに加え、今回からはPSYCHIC FEVERも参加し、総勢45人のプロジェクトとなる。
同ライブには45人に加え、タイからのゲストアーティスト5グループ、EXPGの練習生120人が参加。21~23日までさいたまスーパーアリーナ、29~30日に京セラドーム大阪にて公演が行われる。
下記、佐野・山本・世界・砂田・中西による囲み取材全文。
Jr. EXILE45人、1年ぶり「BOT」集結
― 1年ぶりに5グループ45人が集結するということで、今の心境をお願いします。砂田:このJr. EXILE世代が全員集まるっていうのは1年に1回のこの「BOT(BATTLE OF TOKYO)」くらいしかないので、毎年各チームがパワーアップしてまた戻ってくるというイベントになっています。もちろん観に来てくださるファンの皆さんに届けるものではあるんですけど、それとは別で先輩方にも成長した姿を観てもらいたいです。「あいつらなんか変わったな」と思ってもらえるように意識して取り組んでいます。どう思ってもらえているのかはわからないですけど…(笑)。今日から始まるので、良いスタートを切れるように、初日集中していきたいなと思います。
山本:各々の活動を経てのこのタイミングで、常に「BOT」っていう世界観もどんどんパワーアップしていくと同時に、現実世界の僕たちの力もすごくパワーアップしていってると思うので、アニメの世界と現実の世界で発信する影響力がどんどん増していく良いタイミングだと思います。今ではEXILE TRIBE皆でライブすることがあまりないんですけど、「Jr. EXILEだけでこれだけ盛り上がれるんだぞ」っていうのをしっかりファンの皆さんに魅せられるようなライブがしたいなと思っています。ものすごく楽しみです。
佐野:今回で3回目になる若手だけのライブなんですが、僕らの事務所で先輩のいない初めてのライブのコンセプトがこの「BATTLE OF TOKYO」になっています。うちの事務所は1番のテーマとして夢を繋いでいくというのがあって、新陳代謝を繰り返していく事務所だなって思っていて。僕はまだ27歳なんですけど、グループ結成して12年、デビューして10年。入った時は1番、三男坊、三代目(J SOUL BROTHERS)の下みたいなグループだったんですけど、その新陳代謝を繰り返すことによって、今は僕らから下の世代で、5グループでライブできる事務所になった。それぞれの若手らしさとか、スタイルみたいなものを持って、色々なファンの方と出会ってこうやって1個ライブをできるというのは、本当にすごく未来も明るいなって思います。
どんどん自分たちを観に来る子どもとか、ダンスをやっていたり夢を志しているような若い方たちにも、夢を与えられるような場所・きっかけになれば嬉しいです。さらに10年後にそういう人たちがステージに一緒に立っているかもしれないですし。LDHやEXILE TRIBE、「EXILE系グループやっぱいいね」って思い続けてもらえるように、自分ら若手もこういう機会に存分に盛り上げてアピールしていきたいなという想いです。
世界:「BOT」は毎年の夏の風物詩みたいなイベントライブになっています。そんな中でも、1年目の時はファンタもまだデビューしたてだったり、 PSYCHICもまだいなくて。2回目の開催からPSYCHIC FEVERが出てきて…という中で、例えばジェネがドームツアー、ランペがアリーナツアーをやるようになっていったり、ファンタもホールツアーやってアリーナライブをやったりとか、それぞれ各グループが単独でもツアーをやるようになってきて。
リハーサルの段階からもうそれぞれのグループの色ができあがっているなっていうのが見えてたので、毎年面白いんですけど、初めて「BATTLE OF TOKYO」やった時よりコラボ楽曲をやる時の化学反応みたいなものが、今年は特に面白くなっていたなと思いました。
気持ちとしては、「BATTLE OF TOKYO」っていうものを通して、LDHをしっかり盛り上げて、Jr. EXILEの若手世代もそうやって会社を担っていけるように、代表するようなグループになれるように頑張っていきたいなっていうのがあります。でも1番はやっぱり観に来てくれた人が色々なものを持って帰ってくれたら1番いいのかなというのが根底にあります。
中西:ちょうど1年前、僕たちがデビューしてすぐのタイミングでライブに出させていただいて。今回から「BOT」のアルバムにも本格的に参加させていただきまして。なので、本当にそれだけでもすごく嬉しいですし、デビューしてからタイで半年間活動して、そして初めて単独でもライブをさせていただいて。僕たちにとってもすごく思い入れのある「BOT」で、こうして成長した姿を見せられる場があるっていうのは本当にありがたいことだと感じています。
もちろん僕たちのことを知っている方もいれば、初めましての方もたくさんいらっしゃるかと思うので、先輩方と一緒に微力ながらではあるんですけど、EXILE TRIBEの一員として、盛り上げていけるように頑張っていきたいなと思います。
砂田将宏&中西椋雅、タイアーティストとのコラボに感慨
― 今回の「BATTLE OF TOKYO」では初めてタイからもアーティストが出演されますが、コラボすることへの想いや楽しみにしている部分を教えてください。砂田:自分たちがタイに活動拠点を移して、実際半年間、9月ぐらいから活動してみて、すごく色々感じましたし、そこで出会った仲間や新しい出会いがたくさんあって、その半年間があったからこそ今回の「BOT」でタイとジャパンが一緒に手を組んでステージを作るということに繋がりました。この「BOT」は、元々世界にも発信していくプロジェクトだっていうのを聞いていたので、これがきっかけになればいいなと。
今回参加されるタイのアーティストの方たちは、タイでは誰もが知っている方たちですし、その方たちが日本でライブ、イベントに出るというだけで、タイでもニュースになったり、タイだけでなく東南アジアでもすごく盛り上がっていました。この「BOT」が今年から日本だけでなくアジアに発信されることがすごく楽しみです。
中西:僕たちがタイで半年間活動する中で、本当に色々な出会いと繋がりがあって、HIROさんを始めとして、今回一つの形になりました。T-POPって本当にタイではすごく流行っていて、その勢いを日本に持ってきていただいて、日本の皆さんにも感じてもらえる、体感してもらえるっていうのはなかなかないことだと思います。
僕たちもめちゃくちゃ楽しみですし、この「BOT」の世界観だからこそ、今回しかないような演出もたくさんあるので、そういった点にも注目していただいて楽しんでもらえると、より「BOT」の世界観が面白くなるのかなと思います。
世界「BOT」演出のポイントは?
― 「BOT」の小説と繋がった世界観がポイントになるかと思いますが、今回しか観られない演出はありますか?世界:今回はスペシャルゲストで“INUI”ってやつが参戦してきます(笑)。もう1人の主人公みたいな僕らの敵となる青い人たちがいっぱい出てくるんですけど、その演出は本を書いてくださった方々が手を加えてくれて、いつものただのJr.EXILEのライブとまた違うっていうところは「BATTLE OF TOKYO」らしいかなと。演出としては面白い部分だと思います。
― Jr.EXILEでは大晦日にも集まってライブをされていますが、やっていて違いは感じますか?
佐野:そうですね。「BATTLE OF TOKYO」は小説があって、物語先行型というか、ちょっとコンセプトライブみたいな感じで。なのでGENERATIONSからPSYCHIC FEVERそれぞれのグループがあるんですけど、小説の中では、それぞれのグループが違う名前になっています。アバターみたいなのも出ていて、小説が出ていて、その小説の世界観とかも拾いながらライブや楽曲が作られていたりとか、ミュージックビデオになっていたりとかしています。
そして今後それがアニメーションになったりしていく。先に小説があって、ライブがあって、コミックになってというのは普通とはちょっと逆というか、普通だったらアニメがあって主題歌があると思うんですけど、ライブというエンターテインメントから想像してもらったり、小説があったりと、新しくて自分たちにとって実験的なプロジェクトです。年末のライブとは違って作家さんもいらっしゃったり、HIROさんに監修していただいたりしています。
アニメーションは日本の誇るエンターテイメントツールというか、世界に行くためにはすごく可能性があって、将来的にアニメができた時に、そこに自分たちらしい、LDHらしい楽曲を落とし込んでいければまた可能性広がるんじゃないかと思っています。今回のライブはその取り組みの第3弾みたいな感じです。すごく楽しみですし、新しいことに挑戦したり新しい技術を取り扱っていることが多いので、「どうなるんだろうな」っていう気持ちが大きいです。
佐野玲於が語る“日本のエンタメ”の力
― 先日TBSの「音楽の日」で所属事務所の枠を超えたダンスコラボがありましたが、そこで受けた刺激を今日どのように活かしていきたいですか?佐野:まず(「音楽の日」でのコラボは)めっちゃありがたい機会だなと思いました。やっぱりすごく大変だったと思うんですけど、でもやっぱり素敵な方がたくさんいるし、メイドインジャパンのボーイズグループが増えた。
それぞれのグループの中には、実はEXILEのスクールに通ってた方がいたりとか、LDHのグループにはならなかったけど実際に今活躍してる子たちもたくさんいて、自分たちの握手会に来ていたり、「ずっとライブに行ってました」と言ってくれる子がいたりとか。「そんな世代離れてないけどね」みたいな(笑)。でも不思議な気持ちになったし、とても刺激も受けましたし、「ライバル増えたな」っていう感じですね(笑)。自分たちも「1番目立ちたいな」っていう気持ちになりました。
世界で戦えるぐらい上手い子もいて、日本でダンスをやっている子は技術的には本当に育つのも早いし、まず心が最高なので。だから、僕らもうかうかしていられないなという気持ちになったので、リスペクトはあるんですけど、自分らが1番目立ちたいかなと(笑)。
― またこのような機会があればやりたいですか?
佐野:またやりたいですね、本当に。やっぱりああいうのは日本のエンタメを世界に発信していくきっかけに絶対になるし、「これだけ元気があるんだ」って伝えられる。色々な事務所さんのトップランカーが集まれば、もう自ずと日本のエンタメ好きな人たちは皆振り向いてくれるし、これをこのままごっそり海外とかに持っていったら、絶対日本のエンタメがもっともっと外に行ける。自分らや自分らよりもさらに下の若い子たちが外に出るチャンスが生まれると思います。なのでぜひあのような機会は積極的にいただきたいです。
山本彰吾、ドーム規模「BOT」への想い
― 29日・30日には京セラドームでの公演が控えていますが、ドーム規模でやられる意気込みをお願いします。山本:「BOT」ライブで行くと初めてのドーム公演なんですけど、やっぱりLDH
では、僕らRAMPAGEもそうですが、ドームツアーっていうのがやっぱり目標として大きくあって。それを夢見て僕たちは日々活動したり、色々な場所に行ってファンの人たちと触れ合ったりしているんですけど、正直コロナがあったりして活発にライブができなくなって、色々なハードルがどんどん高くなっていった中で今回のJr.EXILE皆でのドーム公演なので。僕らよりもっと下の年代の子たちに夢を与える存在にもなれたらいいなと思います。
今はアニメやゲームの業界でもドーム・アリーナ規模でばんばんイベントをやっているので、これから先、例えばライブとアニメの部分がセパレートしたライブが「BOT」でできると思いますし、声優さんや僕たちのコラボみたいなものもどんどんできると思います。
まずは僕たちだけで、東京だけじゃなくて、大阪のファンの皆さん、「BOT」のファンの皆さんをロックして、それがまたさらに未来に繋げていく一つだと思うので、本当に色々なそれぞれの想いが詰まったドームになるのかなと感じています。
Jr.EXILE、新曲の見どころ明かす
― 最後に新曲の見どころを教えてください。砂田:BALLISTIK BOYZとしては初のヘッドセットをつけてのパフォーマンスとアクロバットが見どころです。
山本:RAMPAGEは初のコレオグラファーの方に振り付けしてもらった構成と大人数のパフォーマンスが見どころになっています。
佐野:GENERATIONSはいつもBPMが速い楽曲が多いんですけど、今回もすごいBPM速いなという感じで(笑)。でも、一生懸命皆でパフォーマンスを作ったので、頑張って届けたいと思います。
世界:今回の曲もいつも通り振り付けして、自分で作って、自分で踊って、自分で構成考えてやったんですけど、カラフルな衣装着てすごいファンクに踊ってます!
中西:僕たちは小説の中ではめちゃくちゃ悪い役なんです。その悪さと僕たちPSYCHIC FEVERの魅力を上手く混ぜながら、僕たちらしい作品を作らせていただいたので、ぜひ楽しみにしていてもらえたらなと思います。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
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