ファレル、アリアナ、きゃりーら「SUMMER SONIC 2015」に100組以上の豪華アーティスト集結＜サマソニ東京会場レポート＞

1日目のライブステージではアリアナ、きゃりーらが登場

メインとなる「MARINE STAGE」ではきゃりーぱみゅぱみゅ、カリフォルニアを拠点とする4人組の兄妹バンド・エコスミス、オーストラリアの貴公子と呼ばれるコーディー・シンプソン、2014年の第56回グラミー賞で最優秀新人賞を含む計4部門を受賞したヒップホップ・デュオのマックルモア＆ライアン・ルイス、米歌手のアリアナ・グランデ、日本のサマー・フェスの黎明期からいくつもの伝説的ステージを繰り広げ初めてサマソニのステージに立つケミカル・ブラザーズが登場。

「MARINE STAGE」のトップバッターを飾ったきゃりーは、「にんじゃりばんばん」からスタートし、全8曲を熱唱。サマソニの出演経験もあるきゃりーだが、同ステージで歌うのは初だった。ブラックのブラトップ×ショーツに猫耳風ヘアスタイルのセクシー＆キュートなスタイルで登場したアリアナ。親日家として知られる彼女は「大好き東京」「日本を愛してる」と日本語で呼びかけ、「Bang Bang」「Break Free」「Problem」など、全10曲以上も披露した。

2日目のライブステージではZEDD、ファレルらが登場

2日目の「MARINE STAGE」ではロックバンドのKANA-BOON、ノルウェー・オスロ出身のポップ・デュオのNICO＆VINZ、レゲエポップバンドのMAGIC!、アイルランドのロックバンド・THE SCRIPT、音楽プロデューサーでDJのZEDD、米ロックバンドのIMAGINE DRAGONS、サマソニのヘッドライナーを飾ったファレル・ウィリアムスが出演。ほかのステージでは、初出演のGENERATIONS from EXILE TRIBE、キュートなパフォーマンスを繰り広げたchay、「2億4千万の瞳」を熱唱した郷ひろみ、「Call Me Maybe」「I Really Like You」で会場が一体となったカーリー・レイ・ジェプセンなど、国内外のトップアーティストが出演した。

ファレルは人気ナンバー「Get Lucky」を披露すると、超満員の会場は一緒になって歌い踊り、スタジアムはみるみると熱気に包まれていった。ボルテージも高まったところに「Happy」が炸裂。ステージには日本の子どもたちがあがり、ファレルと一緒にダンス。オーディエンスも「Happy」に合わせて笑顔でカラダを揺らし、大きな盛り上がりを見せた。

ZEDDは、スタートに「Beautiful Now」を回すと、オーディエンスは一斉に踊って跳ねて飛び回り、スタジアムは大揺れ。「Rather Be」「A Sky Full Of Star」と続けると、ステージに向かって歩く人も、スタンド席や外野席に座る人も、激しく踊り回り、スタジアム内全てがフロアと化した。

今年は、両日・両会場合わせて、100組を超える国内外のアーティストが出演。東京では15日は約58,000人、16日は約52,000人、大阪では15日は約35,000人、16日は約37,000人が来場。合計、約182,000人を動員した。

来場者のコーデ＆フードエリアも見どころ

音楽だけではなく、来場者のコーディネートやフードエリアも見どころのサマソニ。お揃いのワンピースや花冠、ハート型のサングラスでガーリーなフェスファッションを楽しむ人や、夏ならではの肌見せファッションにプラスして、輝きをより一層増せたフラッシュタトゥーが目立っていた。

「BEACH STAGE」付近では、ビキニ姿の来場者が。中でも多かったのは、デニムショーパンや今年トレンドのガウチョパンツなどに合わせたビキニスタイル。羽織ものは一切なしで、大胆に解放させていた。

「MARINE STAGE」付近に設けられたフードエリアではグルメを満喫できる。タイ料理、韓国料理など夏ならではのホットなメニューや、スムージーなどのオシャレなメニューも充実。中でも人気だったのは、日本人に馴染み深い“浅漬きゅうり”。日が暮れる頃には「完売しました」の札が提げられるほどの売れ筋だった。また、アルコールを飲みながらアーティストステージを鑑賞する来場者も多く、音楽に合わせてゆったりと飲み交わす人もいた。

「SUMMER SONIC」とは

2000年8月、都市型フェスティバルとして産声を上げたサマソニ。国内初の関東・関西の2大都市での同時開催＆出演アーティストを総入替、という画期的なフェス形式のもと、国内外のアーティストが集結した。

サマソニの魅力は東京、大阪の中心部から約1時間で会場にたどり着けるという都市型ならではの利便性にくわえ、ジャンルを超えた多彩なラインナップ。海外でトップ・クラスに君臨するアーティストはもちろん、サマソニを機にブレイクする新人勢が数多く出演を果たしている。また、伝説のアーティストが復活を遂げるその瞬間を目にすることができる場所でもある。（modelpress編集部）