Berryz工房、続々とサプライズ発表　活動休止に向けてカウントダウン

Berryz工房は12日、都内で活動停止前ラストシングル『ロマンスを語って／永久（とわ）の歌』発売記念ミニライブを開催。ライブ中のMCで、メジャーデビュー記念日となる来年3月3日に東京・日本武道館で単独コンサートを行うことを発表した。キャプテンの清水佐紀が「この日をもって、Berryz工房としての活動に一旦、区切りをつけたいと思います」と同公演終了後に、Berryz工房が無期限活動停止となることを宣言した。

イベントには、ラストシングルをリリースするBerryz工房を応援するため、2000人のファンが殺到。Berryz工房の7人が、新曲のチェック柄のジャケット姿で登場すると、大歓声が沸き起こった。1曲目にデビュー曲の『あなたなしでは生きてゆけない』のイントロが流れ始めると、ファンの間から「おお～」というドヨメキが起こる。計5曲を熱唱し、ファンは活動期間が残り4ヶ月足らずとなったBerryz工房のパフォーマンスに酔いしれた。

デビュー当時を回顧

MCでは、全員が小学生だった10年以上前のデビュー当時の思い出話に花が咲いた。“ももち”こと嗣永桃子は、学校とレッスンを両立させていた苦労を思い返し「写真の撮られ方も分からなくて、半分くらい目をつぶっていました」と苦笑い。メンバーたちも、レッスンで怒られてばかりだったことや、学校の宿題をするのが大変だったことなどを懐かしそうに語った。

ライブ終了後、メンバーの夏焼雅は「『あなたなしでは生きてゆけない』は、私たちにとっても大事な曲です。歌った時に、涙を流している方もたくさんいて、私も泣きそうになりました」とデビュー曲のパフォーマンスを振り返った。しかし、活動停止については「前向きなみんなの気持ちで決めたので、私たちは笑顔でいられたらいいなと思います」と心境を明かすなど、迷いはないようだった。

“新生カントリー娘。”に参加

Berryz工房の活動停止後、嗣永は“新生カントリー娘。”として発足する「カントリー・ガールズ」に、“プレイングマネージャー”として、本格的に参加することが発表されている。嗣永は「若さ溢れるメンバーに負けないように頑張りたいと思います」とにっこり。若いメンバーに囲まれて活動することについては「さらに、お年を召している（“スーパーバイザー”として活動のアイデア出しや情報発信の役割を担う）里田まいさんもいらっしゃるので、中間かなと思います」と“ももちワールド”全開で場の笑いを誘った。

さらにBerryz工房の活動停止が“キャラチェンジ”の好機になるのではと尋ねられると、嗣永は「キャラじゃないんです！生まれ持った良さなんです！お腹から生まれた時からこのまま生まれて来たので！」と猛抗議。しかし、周りのメンバーたちから「そんな訳ないだろう！」と散々突っ込まれ、「その辺は、おいおい、里田まいさんと話し合っていきたいなと思います」とコメントする羽目（？）に陥った。

イベントでは、来年2月28日と3月1日の有明コロシアムでのコンサート開催と、3月2日にもイベントを計画中であること、1月21日にベストアルバムがリリースされることも発表された。メンバーたちは「（2月28日から3月3日の）4日間は、Berryz工房デイズにしたい！」「最後は笑顔で終わりたい！」など、いよいよカウントダウンに入る最後の日々に向けて目を輝かせた。（modelpress編集部）

■セットリスト
M1：あなたなしでは生きてゆけない
M2：ロマンスを語って
M3：ライバル
M4：普通、アイドル10年やってらんないでしょ！？
M5：永久（とわ）の歌