佐々木美玲/撮影:上山陽介

日向坂46佐々木美玲、涙&笑顔で“13年間”のアイドル人生に終止符 加入前の活動にも言及【6回目のひな誕祭 DAY1/スピーチ全文】

2025.04.07 00:00

日向坂46が4月5日・6日、横浜スタジアムにて「6回目のひな誕祭」を開催。5日の公演では佐々木美玲の卒業セレモニーが行われた。

  

佐々木美玲、涙でアイドル人生回顧

佐々木美玲/撮影:上山陽介
一期生として、前身グループ・けやき坂46時代から活動してきた美玲。この日、美玲ver.のOvertureが流れると、サイリウムカラーである黄色のドレスを纏って登場し、けやき坂46時代のソロ曲「わずかな光」を月に乗りながら、しなやかに歌唱した。

その後「お手紙苦手なんですけど、書くの意外に上手くいきました。思いがたくさん詰まっているので、聞いてくださったら嬉しいです」と切り出し、スピーチへ。「約9年間応援してくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。こうして卒業をこんな素敵なステージで迎えられたことをすごく誇りに思います」と感謝を伝えた。

続けて「こうやって皆さんの前でお話するのは初めてかもしれないんですけど、実はこうして日向坂になる前に地方でアイドルを4年間やっていたので、合わせると13年もの月日をアイドルとして過ごしていました」と告白。「こうやって数字にするとすごい長いなって思うんですけど、でもこんなに長くアイドルを続けられたのは、本当に大好きだったからです。最初は歌とダンスが好きだからっていうシンプルな理由だったんですけど、この世界に入って、アイドルというお仕事がどんなに奥の深いものなのかを知りました」「小さい頃、私が夢見ていた世界、それよりもっとすごいステージに立たせていただいているなって本当に思います。夢がたくさん叶いました」とアイドル人生を振り返った。

佐々木美玲/撮影:上山陽介
そして、加入したばかりの五期生から、苦楽をともにした一期生までの全メンバー、スタッフ、家族、ファンである“おひさま”に向けてメッセージ。途中、涙を浮かべながらも“みーぱん”(美玲の愛称)らしく「幸せ、ハッピーです!」と明るく締めくくった。

スピーチが終わると、ステージには一期生の佐々木久美と高瀬愛奈が。美玲が「手紙に一期生のこと全然書かなかったの知ってた?それはね、ここで伝えちゃおうと思ってたからの」と明かすと、久美は一瞬にして目を潤ませ、高瀬も驚いた表情を見せた。高瀬に対して「今までたくさんメンバーのために愛を捧げてきてくれたと思うから、私たち一期生、同じ時期に卒業しますけど、卒業したら自分を1番にたくさんわがまま言ってほしい」とコメント。「まなふぃ(高瀬の愛称)のお家には私入れさせてくれないんですけど(笑)、家行かないから、私の家に遊びに来てね。みーぱんより」と約束を交わした。

佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈 /撮影:上山陽介
久美に対しては「一期生としてもだし、グループのキャプテンとして、普通のメンバーよりもっともっとやることが多かったと思うの。でもそれをあまり出さずにいつも頑張ってくれて。もともとの人柄がすごい素敵で、周りにみんなが集まってくるような。『久美さん!久美さん!』って後輩たちも慕っていて。そんな素敵な久美ちゃんに嫉妬する時もありました。こんないい人になりたいなって思うこともありました」と打ち明けつつ「でもこうやって、不思議な気持ちだけど、みんなと一緒に一期生として最後までやってこれて良かったなと思います。ラブだよ!みーぱん」と愛を伝えた。

日向坂46「6回目のひな誕祭」

佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈 /撮影:上山陽介
「ひな誕祭」は日向坂46のデビュー日である3月27日を節目として開催されてきたグループのメモリアルライブ。6回目となる今回は、2023年、2024年に引き続き横浜スタジアムにて開催。2日間で日向坂46名義の楽曲を全曲披露するという初の試みとなった。5日は一期生・佐々木美玲の卒業セレモニーの他、新メンバーとなる五期生10人がファンの前に初めて登場。6日はキャプテンとしてグループを長年引っ張ってきた一期生・佐々木久美の卒業セレモニーが開催され、サプライズで既にグループから卒業したけやき坂46からの一期生メンバーが駆け付け、グループ6周年を祝った。(modelpress編集部)


佐々木美玲スピーチ全文

佐々木美玲/撮影:上山陽介
約9年間応援してくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。こうして卒業をこんな素敵なステージで迎えられたことをすごく誇りに思います。もう始まった瞬間から実は皆さんのお顔を見て、あぁ、こうやって皆さんの顔を近くで見られるの…今日がさい…ダメだ、噛み噛みだ(笑)!今日が最後なのかって思うと、すごい寂しい気持ちでいっぱいでした。こうやって皆さんの前でお話するのは初めてかもしれないんですけど、実はこうして日向坂になる前に地方でアイドルを4年間やっていたので、合わせると13年もの月日をアイドルとして過ごしていました。こうやって数字にするとすごい長いなって思うんですけど、でもこんなに長くアイドルを続けられたのは、本当に大好きだったからです。最初は歌とダンスが好きだからっていうシンプルな理由だったんですけど、この世界に入って、アイドルというお仕事がどんなに奥の深いものなのかを知りました。

小さい頃、私が夢見ていた世界、それよりもっとすごいステージに立たせていただいているなって本当に思います。夢がたくさん叶いました。ここにいて。今までのことを振り返ると、悩んだり苦しんだりしたことももちろんたくさんあったんですけど、でもそれ以上に幸せいっぱいでした。悔しいことがあったからこそ、こうやって成長できたなと思うし、全て必要だったんだなって私は思います。色んな方との出会いで、色んなことを教えていただきました。こうやってしてもらうと嬉しいんだ、とか感じて。私も次はこういう素敵な行動をできるようになる。そうやって日々、色んな方から学ばせていただいてたなって思います。社会人としての学びもそうですけど、人としてすごい育てていただいたなって思います。

幼い私は、幼くなくても(笑)、今の私もたくさんご迷惑をおかけしてきたと思います。それでも手放さずに優しく最後までこうやって見守ってくださったスタッフの皆さんには、本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。こうやって私がドレスで出てくる直前も、色んな方が手伝ってくれて、今こうして、ここに立てています。たくさんサポートしてくださり、ありがとうございました。アイドルのほかにも、私はバラエティーとかモデル、リポーター、ラジオ、ドラマ、舞台、ミュージカルっていう、もう本当にいろいろなお仕事をさせていただきました。今日はお仕事でお世話になった関係者の皆様にもお越しいただいているので、ここで感謝の気持ちを伝えさせてください。チャンスをくださってありがとうございました。1つ1つ自分が思ってるようにできるにはどうするんだろうって。ゴールに近づいてはまた迷って、上手くできていたかなって心配なんですけど、でも私はすごく楽しかったです。私ができる100%の力は出せたかなと思います。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。

佐々木美玲/撮影:上山陽介
そしてメンバーへ。今まで本当にありがとう。ずっと一緒に過ごしてきたから、みんなが一緒にいないのかって思うと、あまりにも昔のことすぎて、あまり想像はできてないんですけど、ただでも今言えるのは、みんなのことが大好きだなってすごく思います。

まずは五期生。今日すごく緊張していて涙を流してる子もいましたけど、日向坂に入ってきてくれてありがとう。不安はもうたくさんあると思うけど、とっても素敵な先輩が日向坂にはたくさんいますし、楽しいことがたくさん待っているので、ぜひこれから楽しんでいってほしいなって思います。

そして、四期生へ。たくさんの期待が込められているからこそ、すごくここ1、2年忙しい日々を送っていると思うんですけど、でもそんな時もいつでも元気に無邪気にいる姿に偉いなっていつも見ていました。色んなことを吸収してどんどん成長していってる四期生がとっても誇らしいです。これからもいろんなことに挑戦していってほしいなと思います。

そして三期生へ。三期生は私たちの後輩としても、四、五期生の先輩としても、本当にあるべき姿を見せてくれて、お手本となってくれていました。4人のバランス感といい、パフォーマンスのキラキラ感といい、私はすごく大好きなので、いつか三期生ライブを見たいなと思っています!三期生の1ファンより。

そして二期生。二期生とはもう最初の頃から一緒に戦ってきたなと思います。今ではもうほぼ同期みたいな感覚です。とにかく真面目でコツコツ努力を重ねて頑張る二期生にたくさんの背中を押してもらってました。私も頑張ろうって。そう思わせてくれてました。

そんな可愛い後輩がいる一期生。私はそんな一期生に、日向坂46になれてよかったなと思います。ありがとう。

そして、お待たせしました。おひさまの皆さんへ。私と出会ってくれてありがとうございました。皆さんからたくさんの愛を本当にいただきました。こんなに愛していただけるのは今しかないなとおもいます。人を愛すことができるっていうのは、ちゃんと皆さんに愛情がたくさん詰まっているからだと思うんです。だからそれを誇りに思って、これからも幸せに健康に過ごしてほしいなって思います。

そして最後に、いつも支えてくれてる家族のみんなへ。いつもこうやっておひさまの前では「ラブ〜!」ってよく言ってるけど、家族に言うのはちょっと恥ずかしくてなかなか言えてないけど、私は家族のみんなのことが大好きです。疲れて家に帰ってきたら、いつでも家では明るい空気感が流れていて、だから私はこうして毎日楽しく過ごせていたのかなと思います。小さい頃から習い事とかたくさんさせてくれて本当にありがとう。夢見てた夢がたくさん叶いました。どんな場所にも応援しに来てくれてありがとう。どんなに早くても「いってらっしゃい」ってお見送りしてくれてありがとう。今日も楽しみにしていてくれてありがとう。またみんなで家族旅行に行こうね。

たくさんの方に支えられているからこそ、今こうして私たちはステージに立てています。そして、たくさんのおひさまのこういう声援があったからこそ、こうして完成する大好きなライブで最後を迎えることができて、本当に嬉しいです。幸せ、ハッピーです!とってもとっても長くなりましたが、本当に今までありがとうございました!

日向坂46 佐々木美玲
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