A.B.C-Z戸塚祥太、入所25周年初ソロライブで“LOVE”届ける ハプニング発生もソロ曲&新曲など全17曲熱唱【戸塚祥太 Solo Tour 2024 guerrilla love/ライブレポート】
2024.10.27 04:00
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A.B.C-Zの戸塚祥太が26日、東京・Zepp Haneda(TOKYO)にて初めてのソロライブ「戸塚祥太 Solo Tour 2024 guerrilla love」の東京公演を開催した。<ライブレポート※ネタバレあり>
戸塚祥太「幸せになろう」入所25周年で初ソロライブ
1999年に事務所に入所し、今年で芸能界デビュー25周年を迎えた戸塚による、初めてのソロライブ。10月22日・23日には大阪・心斎橋 BIGCAT、26日・27日には東京・Zepp Haneda(TOKYO)と全4公演を開催。これまでアイドルとして、歌やダンス、アクロバット、役者としてドラマや舞台での演技など、多岐にわたるパフォーマンスで多くの人々を魅了、そしてグループや自身のソロ曲を作詞作曲してきた戸塚。本公演では“ミュージシャン戸塚祥太”を存分に感じることのできる内容となっている。ダンスで魅せるA.B.C-Zとは打って変わって、バンドスタイルのステージ。戸塚の愛称である“とっつー”コールに導かれるように、ブルーの照明のもと、ジャケット&白シャツにサングラス姿の戸塚が本を持ちながらムードたっぷりに登場。会場が拍手と声援で包まれるなか、ギターを手にとると1曲目はソロライブのタイトルにもなっている新曲「Guerrilla Love」を歌唱。「L、O、V、E」と熱いLOVEを届けた後は、サングラスを外すと「皆さん、『guerrilla love』へようこそ!歌って踊ってジャンプして、幸せになろう」と呼びかけ、2015年に発表したソロ曲「ドラマ」へ。戸塚の「跳べるかい?」の声に観客はジャンプで応えた。
その後も自身が作詞を手掛けた「君といた」や「V」、そして作詞作曲を手掛け今年発表した「月に行くね、光の連続」と立て続けにソロ曲を披露。2階席で観ていたA.B.C-Z塚田僚一らから「とっつー!」の声が上がると、戸塚は嬉しそうに「その声は?」と反応。「V」では戸塚もジャンプしながら観客を煽り、会場の盛り上がりに「120点!」と称えた。
曲が終わると、戸塚は息を整え「見ての通りバンドスタイルでやらせてもらってます。ここはライブハウスということで、もしかしたら僕たちのファンの方々はこういった会場に不慣れな方もいらっしゃるんじゃないかなと思うんですけど、呼吸できてますか?大丈夫ですか?」と優しく呼びかけ、「みんな自由に歌って踊って騒いでほしいと思います」と笑顔。「今日はこのバンドメンバーと会場にいるみんなと幸せになるよ」といい、続く新曲「Departed」ではシックなダンスパフォーマンスで魅せた。
戸塚祥太、新たな挑戦 盟友・黒川隆介と朗読パフォーマンス
2ndブロックで再びギターを手にした戸塚は、オレンジのスポットライトに照らされながら新曲「散歩」を歌唱。さらに戸塚がリスペクトする先人たちの楽曲、SMAP「Fly」や錦織一清「Replicant,Resistance」、ほか洋楽などカバーを数曲披露。途中、戸塚が「ごめーん!」と突然曲を止め、「伝えるのを忘れてました(笑)。ここから3曲、スマートフォンでの撮影が可能でございます。後々SNSにアップしちゃったりなんかしちゃっても構いません」とハプニングにも臆することなくお茶目に紹介し、YouTubeでもコラボしたお笑い芸人・永野のポーズをファンに向けて決める場面もあった。また同ブロックでは、盟友であり詩人の黒川隆介と自身で綴った詩「河に」「君は知っているか」「帰途」をバンド演奏とともに朗読パフォーマンスするという新たな挑戦も。MCで黒川は「僕が最近見かけたニュースで、長髪が似合う男性芸能人4位に戸塚さんが入られていました!そしてダンスの上手い芸能人にも」とランキングについてふれながら、「僕は詩を書いて20年以上になりますけど、戸塚さんは言葉遣いや書かれているものが素晴らしい。詩人、戸塚祥太に拍手を!」とコメント。一方で「詩人をサプライズで出したいってめちゃくちゃ変わっていると思います(笑)。もっと華やかな人いるから」と言われると、戸塚は「詩人は一番華やかですよ」と笑顔を見せた。
3rdブロックでは昨年の「ABC座」でも披露したソロ曲「If you don't know break up you don't know love」に始まり、人気曲「Dolphin」を歌唱。「トキメキ イマジネーション」では「みんなで幸せに一緒に辿り着こうね」と呼びかけ、「guerrilla!」と叫べば観客からは大きな「love!」の声が返って来る。「今日はどうもありがとう!」と伝えると、本編ラストに歌ったのはA.B.C-Zのデビュー10周年の時に発表したソロ曲「星が光っていると思っていた」。ストレートプレイの舞台かのごとく長台詞を披露すると、最後に「僕はバカだな ずっと 星が光っていると思っていた」と言葉を紡ぎ、会場上のミラーボールが客席を眩しく照らした。
戸塚祥太「世界で一番かっこいいと思っているグループの曲を歌いたい」A.B.C-Z楽曲で終幕
“とっつー”コールで呼ばれたアンコールでは、ラフなTシャツ姿で登場し、「呼び込んでくれてありがとうございます。名前を呼んでくれてありがとうございます」と感謝。「呼吸できていますか?居心地悪くないですか?」と気遣いながらも、「子供の頃、友達の家に招かれて遊びに行ったけどなんかもう帰りたいな、みたいになってないですか?大丈夫ですか?(笑)」とユーモアたっぷりに問いかけ、「たくさんの曲を歌って来ましたけど、自分が一番リスペクトしている、世界で一番かっこいいグループだなと思っている、そんなグループの曲を歌いたいと思います。皆さんも多分知っている曲だと思います。知らなかったらごめん!」と、A.B.C-Zの代表曲のひとつである応援ソング「頑張れ、友よ!」をフル歌唱。グループの楽曲で締めくくり、最後まで“LOVE”を届けた戸塚は、鳴り止まぬ歓声に「どうもありがとうー!どうもありがとうございました!」と会場の隅から隅まで見渡し、去り際にはハートポーズ&投げキッスでとめどない愛を伝えていた。(modelpress編集部)
戸塚祥太コメント
1999年春、僕はこの世界に入ってから「自分は何者なんだろう?」「何をする人なんだろう?」と問い続けてきました。最近では歌って踊ることが自分には不向きだったんじゃないかと思う瞬間が何度もありますが、それでもまだ歌って踊っています。諦めることができたらすぐ楽になれるのに、諦めきれず苦しみを楽しみながらまだ歌って踊っています。自分が何者なのかを明らかにする為にも一度ひとりでステージに立たなきゃと思いました。メンバーもマネージャーさんも理解してくれて、ファンの方々に応援してもらえて実現したguerrilla loveオンステージ!LとOとVとEを全身全霊で届けるので楽しんでもらえたら嬉しいです!
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