Perfume、4都市巡るアジアツアー完走 結成25周年控える【COD3 OF P3RFUM3 ZOZ5】
2024.07.14 12:03
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3人組テクノポップユニット・Perfumeが香港・上海・台北・バンコクのアジア4都市を巡った「Perfume "COD3 OF P3RFUM3 ZOZ5" Asia Tour 2024」が、7月14日にバンコクUOBLIVEでツアーファイナルを迎えた。
Perfume、アジアツアー完走
アジアでの公演は、2012年「PerfumeWORLDTOUR1st」以来となる香港、2019年の「Perfume WORLD TOUR 4th FUTURE POP」以来の上海・台北、そして最終日となるバンコクは初上陸となった。壮大で近未来的なオープニング映像で幕を開け、ダンスムーブに合わせてヒラヒラなびく白い衣装でメンバーが登場すると、会場はオーディエンスの熱い歓声で包まれた。「FLASH」での閃光の火花を放つかのようなパフォーマンスから始まり、近未来空間の世界を描いたナンバー「エレクトロ・ワールド」、「レーザービーム」での一糸乱れぬダンスパフォーマンスと眩い光の演出、「ポリリズム」と、序盤から代表曲が続き、会場を大いに盛り上げる。
MCでは、バンコクのファンに向けて、「サワディカー」とタイ語で挨拶。お馴染みの「3人合わせてPerfumeです」の挨拶もタイ語で披露し、初めて訪れるバンコクの大勢のファンから歓喜の声があがった。「Spinning World」の赤い衣装から、一瞬で衣装をチェンジ。ライブ中盤では、「FUSION」、「edge」と動く縦長の巨大LEDと完璧に合ったPerfumeのダンスで、思わず会場から拍手が起こる場面もあった。続く公演タイトルにもなっている「CODE OF PERFUME」は、今までPerfumeの節目で披露されてきた『Perfumeの掟』の2023年バージョンとして、ライブのために中田ヤスタカ(CAPSULE)氏が書き下ろしたツアーを象徴する楽曲。そこから、今回初披露となったホログラムのように光で七色に輝く新しい衣装に着替え、「すみっコディスコ」、「ラヴ・クラウド」と続く。
また、海外公演でも定番となっている「P.T.A.」のコーナーでは、観客を「トム」「ヤム」「クン」の3つのグループに分け、あ~ちゃんの「トム!ヤム!クン!」に観客が「イエーイ!」で応え、会場が一つとなった。ライブはラストスパート。Perfumeのライブ定番曲「FAKE IT」で会場のテンションは最高潮へと高まり、今回のアジアツアーに先駆けて発表された最新曲「The Light」へ。光の中に吸い込まれていくような疾走感のある印象的なサビでは、タイの大観衆と「Wow-oh-oh」の合唱。海外でも人気の高い「チョコレイト・ディスコ」では、割れんばかりの「チョコレイト!」「ディスコ!」のコールアンドレスポンスが繰り広げられ、会場全体をまるでディスコ空間へと一変させた。
Perfume、現地ファンにMC通訳をお願い
終盤では、これまでも海外公演では定番となっている、現地のファンにMCの通訳をお願いする場面も。かしゆか「初めてのバンコク。待っててくれてありがとう!」のっち「タイ料理いっぱい楽しんでます。辛い物が苦手だったんですが、好きになりそうです。トムヤムクン最高!」あ~ちゃん「私達は9月に25周年目に入ります。山あり、谷あり。でも長い間続けてきたから今日がありました!本当に(バンコクに)来てよかった!」バンコクで選ばれたファンも、メンバーのメッセージをしっかりと通訳してくれていた。そしてラストには、今日そしてその先の未来へ想いを込めた「MYCOLOR」で、アジア4都市を巡り各国のファンを熱狂させたツアーはフィナーレを迎えた。しかし、最終日のバンコクはそれでは終わらなかった。ファンからの熱いアンコールに応え、どうしてももう一度出てきたくなったというメンバー。最後にもう一度新曲の「The Light」をパフォーマンスし、ファンと合唱をして、アジアツアーを締めくくった。
昨年6月開催のロンドン公演をはじめ、年末に日本で行われたカウントダウンLIVEで、"CODE OF PERFUME"=“Perfumeの掟”を掲げてライブを行ってきたPerfume。事前のインタビューで「今の私達のベストのライブ」と宣言していた通り、今回のアジアツアー「Perfume "COD3 OF P3RFUM3 ZOZ5" Asia Tour 2024」でも、高いクオリティのライブパフォーマンスを披露した。(modelpress編集部)
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