INI(提供写真)

Shuta Sueyoshi・INI・MAZZELら13組が豪華集結 大トリBE:FIRSTが最高潮まで盛り上げ<「STARLIGHT+ 2024」ライブレポート>

2024.03.18 21:51

3月15日から17日までの3日間、千葉・幕張メッセイベントホールにて新たな都市型音楽フェス『STARLIGHT+2024』が開催された。光と映像演出に加え、鮮やかなネオンの光と世界に誇るアーティストのパフォーマンスを届けた3日間のダイジェストをレポートする。

  

新体制のOCTPATH・鬼気迫るINIのパフォーマンスで会場魅了

OCTPATH(提供写真)
DAY1にはOCTPATH(オクトパス)、OWV(オウブ)、PSYCHIC FEVER(サイキックフィーバー)、INI(アイエヌアイ)が登場。トップバッターで登場したのは、西島蓮汰を迎え8人の新体制となったOCTPATH。彼らの決意表明とも言うべき1曲目の『OCTAVE』でクールなパフォーマンスを魅せ会場の温度を上げ、多幸感あふれる『Showtime』や『Sweet』でポップに彩ると『Run』ではサウンドを止め、海帆のボイスパーカッションがスタート。その声に合わせてメンバーがダンスをはじめ、ステージを力強く踏む音がBGMとなり“無音”ダンスで圧倒。さらに太田駿静と古瀬直輝のアカペラから始まるバラード『雨』で聴かせるなど、彼らの今持っている才能をこれでもかと見せつける最高のステージだった。

OWV(提供写真)
圧倒的な“王者感”を背負い登場したOWVは、余裕さえも感じさせる『SLEEPLESS TOWN』にて大人でセクシーなパフォーマンスを魅せると、『UBAUBA』で客席を大きく煽り、一気にダンスホールへと変化させていく。しかしMCではテンポの良い掛け合いをみせたと思いきや話している途中にマイクを離すも会話は聞こえるという彼らの“口パクMC”で会場を笑いに包むと、後半は『Gamer』や『BREMEN』などで圧倒的なパフォーマンスを魅せ、そのギャップで魅了していた。

PSYCHIC FEVER(提供写真)
現在タイのチャートでも上位を記録するPSYCHIC FEVERは、海外のイベントに多く出演しアウェイをホームに変える実力を持つ。お揃いの衣装で登場し『Up and Down』でスタートすると、中盤ではグルーヴィで心地のいいサウンドにテクニカルなダンスで魅了する『Temperature』などでその振り幅を魅せていく。MCではクールに見えて、甘噛みしてしまう小波津志にほかのメンバーが総ツッコみするアットホームな空気感も。渡邉廉のビートボックスからスタートし、彼の周りにメンバーが集まり、『FIRE』の世界観に赤い光と共に飲み込まれて行く珠玉の空間を全員で楽しんだ。

「STARLIGHT+ 2024」(提供写真)
この日のトリは、INI。彼らが登場すると楽曲が聞こえなくなるほどの歓声で包まれ、その勢いを感じることが出来る。鬼気迫るパフォーマンスで『LEGIT』『DROP』とたたみかけるも、MCではメンバーがそれぞれ髪色を変えた報告をするなどほっこり。その後はメンバーが作詞を手掛けた『Ferris Wheel』『Dirty Shoes Swag』を届け、『INItialize』で美しい歌声で真っ直ぐに届けた後、ビートチェンジラップチームにバトンが渡ると一瞬にして空気を変えていく。さらに『Busterz』では妖艶なラップの掛け合いのなかで、その闇を突き破り咲く花のような美しい歌声が響き渡り、会場を掌握し、彼らの楽曲の良さと深さを多くの人達に体感することが出来た力強いセットリストとパフォーマンスだった。

MAZZELはクールな演出・Shuta Sueyoshiが最高の締めくくり

XY(提供写真)
DAY2にはXY(エックスワイ)とDXTEEN(ディーエックスティーン)、MAZZEL(マーゼル)、SUPER★DRAGON(スーパードラゴン)、Shuta Sueyoshi(末吉秀太)が登場。YOSHIKIがプロデュースした13人組ボーイズ・バンド・XYは、繊細なピアノの音色に乗る美しい歌声が響き渡る『XY』からスタート。バンドの生演奏×ダンスだからこそ力強く、そこに感情が乗ったパフォーマンスで魅了していく。『YG』ではアクロバットも含みながら激しさと美しさを両立させたダンスで目を惹きつけ、今後の可能性を感じることが出来るパワフルな新曲『STOOPID』も初披露。ラストの『Crazy Love』では厳かな空気感のなか、ダンス、ボーカル、バンドそれぞれの表現を爆発させていた。

DXTEEN(提供写真)
ポップな『Unlimit』のイントロから登場したのは、爽やかなDXTEEN。HAPPYな空気感に包まれながら『Brand New Day』を披露。ただキュートなだけではなく、実力を感じるパフォーマンスで圧倒すると、メンバーたちがわちゃっと遊んでいるような『Stars』で会場を沸かせ、会場を笑顔にしていく。『Dive』では、寺尾香信が歌い出すと磁石のようにメンバーがぎゅっと引き寄せられ集まって嬉しそうに絡んでいく仲の良さも印象的だ。ラストはクールな『First Flight』で多面性を魅せ、会場を後にした。

MAZZEL(提供写真)
『Fire』からスタートしたMAZZELはそれぞれの個性的な歌声がしっかりと伝わってくる。ビジョンには炎が映し出され、彼らの艶やかで力強い世界観で染まっていく。一転、『Holiday』ではメンバー全員で手をつなぎジャンプをしてハッピーな雰囲気に。“はしゃごうぜ”という歌詞の通り、会場を遊び場に変換させていく。彼らの才能と、爆発し続けるマグマをリンクさせるようなビジョンをバックに『MISSION』を歌い上げると、ラストは一列に並び、真っ赤な光を浴び、後ろを向くと、ビジョンには“MAZZEL”と映し出され、そのクールな演出は会場中をざわつかせた。

SUPER★DRAGON(提供写真)
来年、結成10周年を迎えるSUPER★DRAGONは、グループカラーの青を背負い、『New Rise』からスタート。“青で染める時代”との言葉通り、圧倒的な経験値と力強さで会場を彼らの色に染めていく。個性的な自己紹介で盛り上げた後、スタイリッシュな『Don’t Let Me Down』、メロウでシティポップテイストの『Hey, girl』など音楽好きを唸らす選曲で魅了し、後半は彼らの真骨頂である攻撃的な『LRL-Left Right Left-』でガラッと空気を変え、銃を撃ち放つ振り付けが印象的な『Untouchable MAX』で最高潮に盛り上げ、最後は深々とお辞儀をし、次にバトンを繋いだ。

Shuta Sueyoshi(提供写真)
この日のラストは華やかなキャリアと確かな実力を持つShuta Sueyoshi。ダンサーを従え登場し、キャッチーなヒット曲『SO-RE-NA』で盛り上げると、SNSで大ブームとなった『HACK』を披露。お客さんを笑顔で躍らせ、楽しんだ後、「息苦しい時代だからこそ、自由に、もっと気楽に、自分が見つめている景色を、方角をもっと大事に歩んでほしいという想いで作った曲です」と語った『NEVERLAND』を投下。お客さんの心をグッと掴んだ後、遊び心あふれる新曲『Shampoo』も披露し、最高のラストを飾った。

BE:FIRST「俺達を待ってたんだろ」攻撃的なラップで大トリ

WATWING(提供写真)
DAY3に登場したのは、WATWING(ワトウィン)、BUDDiiS(バディーズ)、NOA(ノア)、BE:FIRST(ビーファースト)の4組。ブラックを基調にした衣装でクールに登場したWATWING。攻撃的な『Firebird』で一気に盛り上げると、会場は白いペンライトで染まっていく。炎を彷彿とさせるビジョンをバックに力強く、鬼気迫るダンスで魅せていく『Runway(Remix)』に心を奪われて行くと、拡声器を手に持ち歌うメンバーの個性をリリックに落とし込んだ『WATW”ing”』でたたみかけ、セクシーな『BREAK OUT』や、クラップで客席と一体になった『WAIT A MINUTE!』、多幸感あふれる『Honey,You!』ではみんなが笑顔で客席を煽り、嬉しそうにしている姿が印象的だった。

BUDDiiS(提供写真)
ステージが光に照らされた途端、鮮やかに染まったカラースーツで登場したBUDDiiSが登場。まるでおもちゃ箱のようにカラフルな『JUBiiLEE』でそれぞれの個性を爆発させ、『The One』のセリフのシーンではFUMINORIが「みんな俺のこと好きになって!」とキュートに言うとメンバーたちも笑いをこらえきれず。バラード『Lack』ではそれぞれの表現で切なく歌い上げ、SHOOTをMORRIEが後ろから抱きしめる振りでは客席から叫ぶような歓声が響き渡った。

NOA(提供写真)
DJブースとバックダンサーを従え登場したNOA。迫力に満ちた『BURN』でスタートし、ダイナミックで力強いダンスで魅了すると、『Just Feel It(feat. Ayumu Imazu)』では群を抜いたダンスとともに軽やかな歌声を聴かせ、ラップもこなしていく。けだるさがセクシーに映りながらも、品の良さを感じさせる佇まいはさすが。MCでは一体となった会場に驚きと喜びの表情を浮かべ、あふれるように「大好きだよ!」と気持ちを伝えていた。さらにこの日は新曲『YBOM (You've Been On my Mind)』も披露。さらに『Highway』で一気に盛り上げ、ステージを去った。

BE:FIRST(提供写真)
大トリとして登場したBE:FIRSTは、SHUNTOが「俺達を待ってたんだろ!?」と声をかけると大きな歓声が沸き、会場を彼らの世界観に染めていく。『Mainstream』からスタートし攻撃的なラップとメンバーそれぞれの個性が溢れる歌声が絡み合い、自信に満ちたパフォーマンスはお客さんの心を奪っていく。『Softly』ではRYUHEI、LEO、MANATO、JUNONがマイクスタンドを持ちしっとりと歌い上げる一幕も。LEOは「僕たちBE:FIRSTは皆さんが求めてくれるならいつまでも音楽をやっていきます!」と力強く話し、『Bye-Good-Bye』、『Boom Boom Back』で最高潮まで盛り上げ、幕を閉じた。

「STARLIGHT+ 2024」(提供写真)
3日間、全13組がそれぞれの好きを持ち寄り、個性をぶつけた「STARLIGHT+2024」。最後には秋に「STARLIGHT TOKYO2024」が有明アリーナで開催されることも発表された。なお、それぞれの詳細レポートは公式ホームページにて随時アップされる予定となっている。(modelpress編集部)
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