【Spotify年間ランキング発表】YOASOBI&ミセスら国内トップ・XGの海外躍進も
2023.11.30 11:41
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世界で5億7,400万人以上のユーザーが利用するオーディオストリーミングサービスSpotify(会社名 Spotify A B/本社 Stockholm, Sweden)は29日、音楽やポッドキャストなどの今年のリスニングデータから2023年を振り返る各種ランキングを発表した。
世界で最も再生された音楽
今年世界で最も聴かれた楽曲は、再生回数が16億回を突破したマイリー・サイラスの「Flowers」。また、テイラー・スウィフトが世界で最も聴かれたアーティストとなった。日本で最も再生された楽曲
今年国内で最も再生された楽曲は YOASOBI「アイドル」。本楽曲は国内楽曲として史上最速で2億回再生を突破したほか、2023年4月14日から7月21日にかけて3ヶ月以上にわたりSpotify Japanのデイリーチャートで1位を独走した。5位のTani Yuuki「W / X / Y」、9位の優里「ベテルギウス」、そして10位のSaucy Dog「シンデレラボーイ」は、いずれも2年連続でトップ10にエントリー。国内で今年Spotify上から最もSNSにシェアされたアーティストはJO1だった。2位にはBE:FIRST、3位はINIが続き、昨年同様に強いファンダムを持つアーティストが上位を占めた。
日本で最も再生されたアーティスト
国内で最も聴かれたアーティストは、 Mrs. GREEN APPLE。結成10周年を迎えた同グループは、今年1月にSpotifyでの総再生回数が10億回を突破している。2位はVaundyで、昨年6位から躍進をみせた。トップ10のうち7組が2年連続でエントリーし、楽曲がヒットすると長く聴かれ続け、また同じアーティストの他の曲も同時に聴かれるようになっていくというストリーミングの特徴を反映した結果となった。日本で最も再生されたアルバム
国内で最も聴かれたアルバムは、2年連続で優里の『壱』、2位はVaundyの『strobo』で、いずれも2022年以前にリリースされたアルバムがランクイン。3位のMrs. GREEN APPLE『ANTENNA』は、アルバム収録曲の合間にアーティストが作品について語るトーク音声を収録した、Spotifyだけで楽しめるオリジナルプレイリスト「Liner Voice+」も公開されている。海外で最も再生された国内の楽曲
海外で最も再生された日本の楽曲は、2年連続で藤井 風「死ぬのがいいわ」となり、2位にはYOASOBIの「アイドル」、3位には米津玄師の「KICK BACK」、4位にはimaseの「NIGHT DANCER」が続いた。「死ぬのがいいわ」はSpotifyでの総再生回数が4億7,000万回を超え、国内楽曲としてはYOASOBI「夜に駆ける」に続いて4億回再生を突破。3位の「KICK BACK」はアメリカを筆頭に海外でも広く聴かれ、2022年10月には、世界で一日に最も再生された楽曲ランキングである「トップ50 – グローバル」に、国内アーティストとして初めてチャートインした。
海外で最も再生された国内アーティストの楽曲ランキングでは、これまでアニメ関連の楽曲がトップ10の過半数を占めていたが、今年はトップ10のうち7曲がアニメ関連以外となった。
海外で最も再生された国内のアーティスト
今年海外で最も再生された日本のアーティストは3年連続でYOASOBIとなり、2位に藤井 風、3位XGが続いた。YOASOBIは、「アイドル」の他にも「夜に駆ける」が2021年より3年連続で「海外で最も再生された国内楽曲」でトップ5入りをしており、国内のみならず海外のリスナーにも長く聴かれ続けている。3位のXGは、「SHOOTING STAR」や「LEFT RIGHT」が世界各地でバイラルヒットを記録し、世界中で315万人以上がフォローするSpotifyの公式プレイリスト『Pop Rising』でも国内アーティストとして初めてカバーを飾った。
海外で最も再生された国内のプレイリスト
2023年に海外で最も聴かれた日本のSpotify公式プレイリストは『Anime Now』、2位『This Is STUDIO GHIBLI -スタジオジブリ-』とアニメ関連が上位を占めた。3位には、Lo-Fi・チル系の楽曲を集めた「Mellow Beats」が、また5位には、日本の音楽の魅力を世界のリスナーに紹介する目的で今年5月にリリースした『Gacha Pop』が早くもランクインし、アニメだけでなく、日本のクールなポップカルチャーに関心が高まっていることが伺える結果となった。海外で最も再生された国内の音楽
Spotifyでは日本の音楽が特に顕著に聴かれている6つの国について、それぞれにおける国内楽曲の再生回数ランキングを今年初めて発表。アメリカ、ブラジル、インド、インドネシアで藤井 風「死ぬのがいいわ」が1位となり、フランスでは「KICK BACK」、韓国ではYOASOBI「アイドル」がそれぞれ首位を飾った。imaseの「NIGHT DANCER」は、世界的なバイラルヒットの起点となった韓国とインドネシアで2位に。同楽曲は、36の国と地域のバイラルチャートにランクインしており、韓国と台湾ではそれぞれ1位と2位にまで上昇している。
世界で最も再生されたリリース年代別の国内楽曲
70年代にリリースされた楽曲で今年最も再生されたのは、大貫妙子「4:00 A.M.」、80年代は泰葉「Fly-day Chinatown」(2位 八神純子「黄昏のBAY CITY」、3位 杏里「Remember Summer Days」)となり、シティポップの名曲が引き続き世界で人気を博していることを示す結果に。90年代は、世界配信されたNetflixのオリジナルドラマへの起用でも話題となった宇多田ヒカル「First Love」が1位だった。(modelpress編集部)
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