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乃木坂46井上和、涙で語った“初座長”としての後悔 1年前先輩からもらった「手紙」が支えに<スピーチ全文/真夏の全国ツアー2023>

2023.08.29 00:00

乃木坂46が8月25日~28日の4日間にわたり、東京・明治神宮野球場にて「真夏の全国ツアー2023」ツアーファイナル公演を開催。最終日となった28日公演では、5期生の井上和がスピーチで思いを語る場面があった。

  

センター井上和“初座長”としての率直な思い語る

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8月23日にリリースされた33枚目シングル『おひとりさま天国』で、表題曲初センターを務めた井上。乃木坂46には“夏の全国ツアーで新曲のセンターが座長を務める”という文化があり、同ツアーは井上が“初の座長”としてグループを牽引してきた。

そして、ツアーファイナル最終日となった同公演では、楽曲披露前に涙ながらに思いをスピーチ。

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「今日まで全国ツアーでたくさんライブをさせていただいて、神宮4日目、正直今素直な感想は『楽しかった』っていうよりも、安心感の方が強いです」と切り出すと、「『ここまで来れたぞ』って、『ここまで頑張れたぞ』って思いの方が強いです」と率直な思いを口にした。

井上和、1年前に先輩からもらった“手紙”の存在明かす

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さらに、「ちょうど1年くらい前、ツアーが終わった時に、ある先輩にお手紙をいただきました」とも明かした井上は、「そこに『私は身近な人に尊敬してもらえるような人になることが目標だ』ってことと、『和ちゃんにもそんな人になって欲しい』っていう風に書かれていて。その手紙も、その言葉も、今でもすごくすごく大切にしています」と告白。

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「その先輩のことは、お仕事に対する姿勢とか人との接し方とか、努力の仕方とか、全部全部本当にすごく尊敬しています」としつつ、「それはその先輩だけじゃなくて、3期生さん、4期生さん、そして同期のみんな、本当にみんなすごくすごく尊敬しています」とメンバーへのリスペクトを語った。

井上和、涙ながらに伝えた思い

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最後には、言葉を詰まらせながら「私は、正直まだこのツアーでできないことも多くて、素直になれなかったり、本当にメンバーとかスタッフさんにたくさん迷惑をかけたなって思う」と悔いが残っていることも伝えた井上。

しかし「でも、私ももっともっと誰かの期待に応えられるような人になりたいし、もっともっと希望を与えられるような人になりたいなと思います」と前向きに話し、「この乃木坂46がこれからも誰かの頑張る理由になるように、頑張ります。よろしくお願いします」と意気込んだ。

乃木坂46“聖地”で「真夏の全国ツアー2023」ツアーファイナル開催

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「真夏の全国ツアー2023」は、7月1~7月2日に開催された北海道・真駒内アイスアリーナ公演を皮切りに、全国7ヶ所16公演を実施。世代交代した3期生~5期生メンバーのみでのライブは同ツアーが初めてで、総合計25万人を動員した。

ツアーファイナルとなった東京公演の会場は、2014年に初ライブを行い、以後乃木坂46の“聖地”とも言われる明治神宮野球場。同会場での4日間開催は過去最長となった。

なお、4期生の掛橋沙耶香、5期生の川崎桜(※「崎」は正式には「たつさき」)はケガの治療の為、4期生の林瑠奈、5期生の岡本姫奈は活動休止中のため欠席となり、同公演は32人のメンバーで行われた。modelpress編集部)

井上和スピーチ全文

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皆さん、ありがとうございました。楽しんでいただけていますでしょうか?

早いことに、そろそろライブの終わりが近づいてきてしまいました。今日まで全国ツアーでたくさんライブをさせていただいて、神宮4日目、正直今素直な感想は「楽しかった」っていうよりも、安心感の方が強いです。「ここまで来れたぞ」って、「ここまで頑張れたぞ」って思いの方が強いです。

この全国ツアー、そして神宮公演4日間、見切れ席までたくさんの方がこの会場に足を運んでくださって、配信でもたくさんの方が観てくださって、改めてグループの大きさを感じました。そして、どれだけこのグループがたくさんの人に愛されてきたかも、すごく感じました。

今日リハーサルで、スタッフさんがタオルを持ってくださって、一緒に掲げてくださったり、回してくださったり、私たちに手を振ってくださったりとかして、もちろんこの会場に来てくださっている皆さん、配信を観てくださっている皆さん、そしてメンバーはもちろん乃木坂46のことが大好きなんですけど、それと同じくらいスタッフさんにもすごくすごく愛されているんグループなんだなって、加入してすごく思いました。本当にそれって、すごく素敵なことだなって思います。

ちょうど1年くらい前、ツアーが終わった時に、ある先輩にお手紙をいただきました。そこに「私は身近な人に尊敬してもらえるような人になることが目標だ」ってことと、「和ちゃんにもそんな人になって欲しい」っていう風に書かれていて。その手紙も、その言葉も、今でもすごくすごく大切にしています。その先輩のことは、お仕事に対する姿勢とか人との接し方とか、努力の仕方とか、全部全部本当にすごく尊敬しています。それはその先輩だけじゃなくて、3期生さん、4期生さん、そして同期のみんな、本当にみんなすごくすごく尊敬しています。

それに、やっぱり自分のために頑張っているメンバーより、みんなのために、グループのためにファンの皆さんのためにって頑張っているメンバーの方がすごく多くて。頑張ることってすごく辛いし、頑張り続けることってもっと辛いことだと思うから、本当にそんなメンバーが大好きだし、すごくすごく尊敬しています。

(言葉を詰まらせる)

私は、正直まだこのツアーでできないことも多くて、素直になれなかったり、本当にメンバーとかスタッフさんにたくさん迷惑をかけたなって思うんですけど…(涙)。だから、今までのツアーの期間を振り返って、どれだけ自分に対して甘く評価しても、「身近な人に尊敬してもらえるような人になれていなかったかな」って思ってしまうんですけども…。

でも、私ももっともっと誰かの期待に応えられるような人になりたいし、もっともっと希望を与えられるような人になりたいなと思います。そして、この乃木坂46がこれからも誰かの頑張る理由になるように、頑張ります。よろしくお願いします。

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