Ado、5冠の快挙達成「特別賞」4人発表<第37回日本ゴールドディスク大賞>
2023.03.10 00:00
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一般社団法人日本レコード協会は10日、「第37回日本ゴールドディスク大賞」の受賞作品・アーティストを発表。Adoが「特別賞」を受賞した。
Ado、特別賞
2022年に公開され大ヒットした映画「ONE PIECE FILM RED」に登場する歌姫・ウタの歌唱パートを担当し、大きな話題となったAdoが受賞。『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』は今回「アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。さらに『新時代(ウタ from ONE PIECEFILM RED)』が「ベスト3ソング・バイ・ダウンロード」「ベスト5ソング・バイ・ストリーミング」、『私は最強(ウタ from ONE PIECE FILM RED)』も「ベスト5ソング・バイ・ストリーミング」を受賞し、計5冠の快挙を達成した。Adoは「“特別賞”に選んでいただきありがとうございます。このような素晴らしい賞をいただけたこと、光栄に思います。Adoの歌をたくさんお聴きいただき、夢だったCDリリースやダウンロード、ストリーミングと様々な場所で反響をいただけて本当に嬉しく思います。リスナーの皆様をはじめ、関わってくださっている皆様に感謝を申し上げます」とコメントした。
桑田佳祐・松任谷由実・吉田拓郎も特別賞受賞
さらに、2022年にソロ活動35周年を迎え、ソロアーティスト史上初となる3度目の全国5大ドームツアーを開催するなど、ライブシーンにおいてひときわ大きな存在感を放った桑田佳祐も「特別賞」を受賞。ソロとしての受賞は、第22回日本ゴールドディスク大賞「ザ・ベスト10シングル」(邦楽)『明日晴れるかな』以来、15年ぶりとなった。2022年7月にデビュー50周年を迎えた松任谷由実も受賞。日本全国のファンと50周年を祝う究極のオールタイム・ベストアルバム『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』で「ベスト5アルバム」(邦楽)も受賞し、今回2冠を獲得。松任谷は「CD形態の新しい価値とニーズを模索し、結果に結びつけられたこと。音質を大幅にアップデート出来たこと。何より、アウトソースや世代が移り変わっても人の心の機微は変わらないということを証明出来たのが、最上の歓びです。『ユーミン万歳!』に関わってくれた多くの方々、聴いてくださった全ての人々に感謝します」とコメントした。
2022年6月にラスト・オリジナルアルバム『ah-面白かった』を発売した吉田拓郎も受賞。昨年、1970年のデビュー以来52年のアーティスト活動にピリオドをうったがその功績を称え、「特別賞」を授賞。初の日本ゴールドディスク大賞受賞である。吉田は「笑顔が困難な世界情勢は心が痛みますよね。音楽が少しでも人の心をやわらげる事ができれば…小さな応援を続けたいと思います」とコメントした。
Snow Man、ザ・ビートルズ、BTSらが受賞
今回の受賞作品・アーティストは、70作品・アーティストとなり、この1年間に最も活躍したアーティストに授与される「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の邦楽部門は、Snow Manが2年連続2度目の受賞、洋楽部門はザ・ビートルズがGD大賞史上初となる8度目の受賞となった。Snow Manはアーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦)に加え、「アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦)」、「ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー(邦)」など計7賞を受賞し、7冠を達成した。ザ・ビートルズは自身の持つ洋楽最多受賞記録を更新し、同賞8度目の受賞。また、8度のアーティスト・オブ・ザ・イヤー受賞は邦洋合わせても過去最多受賞の快挙となった。
「ベスト・エイジアン・アーティスト」は、BTSが5年連続の受賞となり、同賞最多受賞記録を更新した。
「日本ゴールドディスク大賞」とは
「日本ゴールドディスク大賞」は、当協会が1987年に制定し、以来毎年当該年度のレコード産業の発展に大きく貢献したアーティストおよび作品を顕彰しているもの。本賞の選考基準は「CD、音楽ビデオ等の正味売上実績(総出荷数から返品数を差し引いたもの)と音楽配信の売上実績、ストリーミング再生実績」という客観的な指標に基づいている。「第37回日本ゴールドディスク大賞」は、当該年度(2022年1月1日~12月31日)の売上実績に基づき各賞を授与している。なお、ニュー・アーティスト賞のデビュー対象期間は2021年1月1日~2022年12月31日としている。
「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」は、対象期間中のCD、音楽ビデオ、音楽配信等の正味売上金額合計が最も多いアーティストに贈られる賞(邦楽、洋楽各1組)である。(modelpress編集部)
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