リトグリ“第1章ラストステージ”で感極まる 涙で語った卒業メンバー・芹奈&manakaへの本音と感謝<Little Glee Monster Live Tour 2022 Journey>
2022.07.24 21:00
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女性ボーカルグループLittle Glee Monsterが23日~24日に渡り、千葉県・幕張メッセ イベントホールにて「Little Glee Monster Live Tour 2022 Journey」ファイナル公演を開催。2日間で約1万2千人を動員した。ここでは、現体制として活動する最後の日となった、24日公演をレポートする。
リトグリ、第1章ラストライブ開催
Little Glee Monsterは、ソニー・ミュージックレコーズとワタナベエンターテインメントの合同オーディション「最強歌少女オーディション」の合格メンバーを中心に2013年5月に結成され、同年8月にmanakaが加入した。2014年10月にシングル「放課後ハイファイブ」でメジャーデビューし、2015年9月にリリースされた4thシングル「好きだ」で知名度は上昇。2017年6月にはメンバーの麻珠が卒業し、5人組となるも2017年の「第68回NHK紅白歌合戦」に初出場し、そこから4年連続で出場した。
そして、長く活動を共にしたメンバーの芹奈とmanakaは、同公演をもって卒業。この日は現体制で行うラストライブとなった。芹奈とmanakaは休養中のため欠席し、かれん、MAYU、アサヒの3人が2人の思いをのせてステージに立った。
リトグリが伝えた“5人”のハーモニー
現メンバーでのラストステージとなった同公演では、ステージに立つことができなかった芹奈とmanakaの映像や歌声を使った演出が多数。オープニングでは、5人のこれまでの映像が詰まったVTRが流れ、かれん、MAYU、アサヒの3人がステージに登場。芹奈とmanakaのポジションを空けて整列すると、3人のアカペラで「Jupiter」の歌唱が始まり、バックモニターには芹奈とmanakaが過去に同楽曲を歌唱したときの映像が。2人の歌にかれん、MAYU、アサヒは声を重ねていき、会場には“5人”の美しいハーモニーが響き渡っていた。
そして、MCではアサヒが芹奈とmanakaの卒業発表について「すごく皆さん驚かれたと思いますし、まだまだ気持ちの整理がつかないまま今日を迎えた方もたくさんいらっしゃると思います」と話し、「でも、そんな中でも5人とファンのみんなで作り上げたものに嘘は1つもないし、全部全部が私たち5人の宝物です!」と断言。
会場から大きな拍手が起こると「今日はリトグリを見つけてくれた皆さん、そして、リトグリをここまで育ててくれたスタッフの皆さん、関係者の皆さんに9年間の感謝の気持ちを歌にのせて届けたいと思います。今日は1日楽しんでいきましょう!」と感謝の思いを伝えていた。
リトグリ“9年の集大成”見せる
さらに、Little Glee Monsterの“集大成”となった同公演は、これまでの活動を振り返るような構成に。11曲を詰め込んだロングメドレーでは、これまでのライブやMV撮影、その裏側をまとめた映像を背に歌唱。メンバーも時折バックモニターの映像を見ながら歌い、ガオラー(※Little Glee Monsterファンの愛称)と同じ空間でそれぞれの思い出を回顧した。
メドレーの後のMCでは、MAYUがメンバーについて「私たちも本当に10代から20代っていう、本当に生きていく中ですごい大きな9年、約10年間をそれぞれ5人は家族よりもずっとずっと側で見てきて」と語り、「でも、それって当たり前のことじゃない」と感謝。
その上で、同公演をもって卒業する芹奈とmanakaについて「(2人の)決断を聞いて、やっぱり私たちもすぐには受け入れることができなくて。本当に『どうして』って思った」と率直な心境を明かし、「今日もこのステージに5人で立ちたかったです。2人にも立って欲しかったです。だけど、2人には2人の気持ちがあるし、私たちはグループでありながら、1人ひとりの人生で。だから、芹奈とmanakaが決断したものを私たちが否定することはできないし、かけがえのない存在だからこそ、2人の思いっていうのを尊重するべきだなって、受け入れるべきだなって」と、3人で話し合ったことを明かした。
MCの終盤には「そして私たちは1人ひとりがLittle Glee Monsterを続けていきたいって思いが一致した」と話し、笑顔を見せたMAYU。最後には「これからもLittle Glee Monsterとして続けていきたい」と真っ直ぐな表情で伝えていた。
かれん「MAYUとアサヒが前を向いてくれたから、今日ここがある」
本編の終盤には、かれんがファンへの感謝や現在の思いを伝えて涙する場面も。「MAYUとアサヒが前を向いてくれたから、今日ここがある」と切り出し、「もし前を向いてくれてなかったら、今日のファイナルはもしかしたら違うものになっていたかもしれないなと思うと、2人にはありがとうしかないです…」と言葉を詰まらせながら語ると、MAYUとアサヒはかれんに寄り添い「伝わってるよ!当たり前やろ!」と優しく声を掛けていた。さらに、かれんは「私たちはどんなことがあっても、どんな形になっても、リトグリとして歌い続けたい」とも告白。「これからも私たちはハーモニーだったり、アカペラだったりも続けていきたいし、皆さんに届け続けたいので、リトグリの可能性を広げるためにもリトグリに新しい仲間が必要です。なので、リトグリの可能性を広げてくれる、たくさんのいろんな才能を持った方がオーディションに集まってきてくださると嬉しいなと思います」と、第2章で開催を予定している新メンバーオーディションについても触れた。
公演の最後には、会場からの鳴り止まない拍手に応えWアンコールを実施。たっぷりと時間をかけて客席に深いお辞儀と挨拶をしたメンバーがステージを後にすると、スクリーンにはかれん、MAYU、アサヒ、そして芹奈とmanakaの直筆メッセージ映され、第1章に幕を閉じた。
なお、同公演の模様はWOWOWにて9月25日に放送、配信される。
芹奈&manaka、リトグリ卒業 第2章へ
芹奈は2020年末から「双極性障害」「ADHD」と診断を受け休養、2021年6月より復帰していたが、2022年1月に再び長期静養を発表。manakaは同年3月から、突発性難聴と診断され休養していた。2人の卒業に伴い、第2章が幕を明け、M∞NSTER AUDITION(モンスターオーディション)にて新たなメンバーを募集することを発表している。(modelpress編集部)
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