Little Glee Monster、3人体制で初ライブ 復興支援音楽祭で力強い歌声披露
2022.03.25 10:54
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女性ボーカルグループ・Little Glee Monsterが24日、仙台サンプラザホールで行われた「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト2022」に出演した。
「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト」東北で3年ぶり開催
歌のチカラで被災地を応援すべく、音楽でステージを盛り上げ、2014年より続く『歌の絆』を子供たちの未来への希望につなげた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年の公演は中止に、2021年はオンライン配信のみでの開催となり、東北での開催は3年ぶりとなった。まずは、宮城県仙台市の8校・56名が、合唱曲2曲を披露し会場の思いを1つにした。この日のために特別に編成された合唱団は、それぞれの高校の合唱部の声が一つとなり、力強く優しい歌声で観客を魅了し、会場盛り上げた。合唱を披露後、2014年より続く「復興支援音楽祭」の歩みを映像で紹介したのち、過去復興支援音楽祭に出演した卒業生7名が登壇し、当時の思い出や近況について語った。宮城県石巻好文館高等学校在学時に2020年の公演に出演予定だった齋藤香穂さんは、「当時、被災者の方の心に寄り添えるような歌を届けたいという気持ちで歌っていたのを思い出しました。自身のふるさとを想ったみんなの合唱に感動し、被災者の方が前を向けるような支えになっていればいいなと思います」と話した。
Little Glee Monster、3人体制で初ライブ
OB・OGの登壇後、Little Glee Monsterのかれん・MAYU・アサヒが登場。「ようやく学生のみなさんと一緒に歌えることができてうれしい。歌の力で楽しい気持ちをお届けしたい」などを語り、ステージでは、観客に手拍子による演奏への参加を促す会場参加型のパフォーマンスを行い、観客と一体となったステージを披露し、会場を大いに盛り上げた。3人での活動として初のライブとなったが、「青春フォトグラフ」「3月9日」を含め4曲を力強い歌声で披露し、会場を魅了した。その後、東北で震災の経験から未来に向けて力強く歩きだしている若い世代の活躍を映像にて紹介したのち、再びLittle Glee Monsterと高校生がステージに登場。この日のために合唱曲としてアレンジされた「好きだ。」(2015年リリース)・「明日へ」(2018年リリース)を合唱した。
共演後、参加高校生を代表して仙台高等専門学校名取キャンパス・渥美伍禄さんが今日のステージを振り返り、「合唱を通して、音楽の力の凄さを感じた」と話した。加えて、Little Glee Monster・かれんも「学生の皆さんと同じステージで、同じ空間にいるお客様に歌を届けることができて嬉しかった」と話した。新型コロナウイルス感染防止の観点から、今回参加学生はマスクをしての合唱となったが、心から合唱を楽しみ、感情を込めた歌声を披露し、3年ぶりとなる共演の喜びや、被災地復興に向けた強い希望や思いが確かに感じられた感動的なステージとなった。
「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト」とは
「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト」は東日本大震災後3年目となる2014年より、三菱商事と朝日新聞が中心となり取り組んできた復興支援活動で、今回が8回目の開催。1回目は宮城県仙台で開催し、これまでに福島県郡山市、岩手県盛岡市の地で東北の復興を祈り、歌や踊りといった地元学生によるコンサートステージを開催している。(modelpress編集部)
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