乃木坂46寺田蘭世は最後までかっこよかった「何一つ後悔はない」メンバーからサプライズ手紙も<コメント&手紙全文>
2021.10.29 00:00
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乃木坂46が28日「乃木坂46 28thSG アンダーライブ」をTACHIKAWA STAGE GARDENで開催。卒業を発表した寺田蘭世にとっては乃木坂46として最後のライブとなった。<記事内にコメント全文あり>
寺田蘭世、ラストステージ
毎シングルごとに選抜・アンダーと区分けして活動する乃木坂46。9月22日に発売された28thシングル「君に叱られた」のアンダーメンバーは、1期生1人、2期生2人、3期生6人、4期生9人の18人で構成。今回4期生の黒見明香は学業のため休演し、17人での公演となった。28thシングルの活動を持って卒業を発表している寺田にとっては、今回はラストライブに。ラストステージで寺田は、終始笑顔でいっぱい。メンバーが涙する中、「私自身はすっごく清々しいんだけど、1人1人に挨拶した時に泣いてくれたりすると、不思議な気持ちではある。でも乃木坂46の寺田蘭世としてじゃなくても、寺田蘭世としてまだ長生きすると思うから」とジョークで笑わせてもいた。
センターで歌いたかったという「気づいたら片想い」や寺田にとっての思い出の曲「ボーダー」を披露すると、メンバーからサプライズ手紙も。代表で山崎怜奈から感謝の言葉が伝えられると、寺田は「本当に私は幸せものだなと思いました」と喜び。
そして最後に「最後の最後まで強がっているのかもしれません。もしかしたら家で泣いているかもしれないです。でも、そんな私を愛してくれて、見つけてくれて、出会ってくれてありがとうございました!たくさんの愛を本当にありがとうございました!またどこかでお会いしましょう」とステージを後にした。
以下、寺田のコメントと、山崎らのコメント全文。
寺田蘭世コメント全文
皆さん、アンコールありがとうございます。乃木坂46の寺田蘭世です。ありがとうございます。無事3日間が終わりそうで、今すごくホッとしています。すごく嬉しい気持ちでいっぱいです。そうですね、本当にここに来ても、本当に悔いが何一つなくて、今すごく清々しい気持ちでいっぱいです。人によっては、なんだろうな、すごく…逆にファンの皆さんの方がいろいろ思うことがあるかもしれないんですけど、私自身は今すごく嬉しい、楽しかったなとか明るい気持ちでいっぱいです。そうですね、とても楽しかったです。今日は何よりも感謝を1番大事にしたいなと始まる前から思っていて。まずスタッフの皆さん、約9年近く、お世話になりました。こんなに大きくなりました!昔から変わらずこんな性格だと思うんですけど、何年も何年も仲良くしてくださり、支えてくださり、本当にありがとうございます。
そしてメンバーのみんな。多分袖で聞いてたら嬉しいなと思うし、今日は配信で見てくれてるって連絡くれたメンバーもいっぱいいたので。本当にメンバーのみんながすごく、卒業生も含めて、本当に人として良い人がいっぱいいて、魅力的な人がいっぱいいて。みんなが本当に優しい人だから私もここまで頑張って来られたんじゃないかなって。本当に大好きなグループでした。みんな本当に大好きでした。これからも仲良くしてください。
それと、家族には本当にすごく支えられたなと思います。本当に何も取り柄のない私なんですけども、こういう見た目だったり、こういう性格を授けてくれた両親にはすごく感謝してますし、この活動もすごくいっぱい支えてくれたので、1番近くで。これからはもっと幸せにしてあげるので、楽しみにしてしていてください。ママもパパも、妹も弟もありがとう。これからもよろしくお願いします。
そして、本当にもう数え切れないくらい感謝したい方はもちろんいるのですが、ファンのみなさんがいたからここまで来れたのは紛れもない事実なので。なんかいっぱい言いたいことはあるんですけど、言葉にすることって本当に難しいことで。やっぱり誤解されてしまうこともあると思うし。でもやっぱり今までの私の行動で見せられたと思うので、本当に悔いはありません!皆さんにはそれが伝わっていればいいなと思いますし、これからも皆さん…本当になんて言ったらいいかわからないんですけど、私は本当にファンの人を友達みたいに思っているので、本当に体調とかには気をつけて、長生きして欲しいなと思います。重たいと思うかもしれないんですけど、本当にそれくらい私にとって大切な存在でした。
乃木坂のファンというより、私を個人的に推してくれているファンの方には、蘭世のことを推していて良かったって何年後も思ってくれていたら嬉しいなと思います。本当に今までお世話になりました。まだ卒業はちょっと先なんですけど、これからもよろしくお願いします。本当にありがとうございます。
もう何一つ後悔はないです。そしてですね…先程から言っているように、言葉だけじゃ伝わらないなって私自身、すごくこの活動を通して感じてきたので、次に歌う楽曲たちは、私が選曲させていただきました。
私に初めて勇気をくれた曲、私が初めてセンターに立ちたいなと思った曲、私に挑戦する力をくれた曲、これからみんなに歌い継いで欲しいなと思う曲を選ばせてもらいました。それぞれの解釈があると思うのですが、皆さん受け取ってくれたら嬉しいです。
本当にたくさんの愛をありがとうございました。これからはもっともっともっと魅力的な女性になって、もっともっと幸せになりたいと思います。本当にありがとうございました。
矢久保美緒コメント全文
私はファンとして蘭世さんを見ている時間がすごく長かったので、アンダーライブもお客さんとして拝見したことがあって、その時に蘭世さんの言葉の強さに心を打たれて。メンバーになって、たくさん悩むことがあって、そうした時に蘭世さんの言葉を聞くとすごく強くなれて。たくさんのものを私達にくださったのが…本当に近くで背中を見ることができて、こうして卒業の場にいれることがすごくありがたいなと思います。寺田:3・4期生でライブ見ていましたとか言ってくれる子が多くて、自分自身が活動していく上で1番のモチベーションにしてたの、誰かの希望とかになれたらいいなと思って活動してたから、こんな近くにこんな子が、しかも可愛い子がいて、本当に私は幸せものだなって。ありがとう、これからもよろしくお願いします!
吉田綾乃クリスティーコメント全文
私はこうしてアンダーメンバーとして蘭世さんと活動して3年目くらいなんですけど、ちゃんと話せるようになったのが本当に今年とか去年末とかで。私も人見知りだし、蘭世さんも自分からわーって行くタイプじゃないので、なかなかきっかけがなくて…。ちょっと行きづらかったのが自分の中にあるんですけど、最近になってぐっと距離が縮まったんじゃないかなって個人的にすごく思っていて。今回のライブの口ほど(「口ほどにもないKISS」)の時に、蘭世さんここにいるじゃないですか、私の前に。いつもお尻を振ってくださるんですよ!それがすごく嬉しくて!楽屋とかじゃなくて曲中にも蘭世さんから絡んでくださるのが本当に嬉しくて。なんか…今日も蘭世さんが泣くまでは絶対に泣かないでおこうと決めていたのに、私の方が先に泣いちゃってごめんなさいって感じなんですけど…。でも我慢するのはやっぱり無理だったので…。寂しいってやっぱり言いづらくて……寂しいです!本当にありがとうございました。寺田:寂しいって言ってくれるくらいの存在になれて良かった。これからもよろしくね。
サプライズ手紙全文(代表:山崎怜奈)
蘭世へ。卒業おめでとう。8年半、本当にお疲れ様でした。記憶を辿ると、オーディションも5次審査から一緒だったんだね。その頃2人とも癖が強くて、入ってから2年くらい、お互い正規メンバーではなかった頃、時々レッスンの後一緒に電車で帰っていたのが懐かしいです。その帰り道を懐かしむ時が来るのかなって話していたけど、まさかあなたのアイドル人生最後のステージでお手紙を読むことになるとは思いませんでした。グループの中で、蘭世はいつも私よりもずっと先を進んでいました。選抜、ユニット、全5曲でのセンター、ライブの座長。華奢な体は昔から変わらないまま、どっからでもかかってこいよという気迫と、経験に裏打ちされた表現力をどんどん身につけて、颯爽と駆け抜けて行く姿を、私はいつも後ろから見つめていました。
団体芸、集団美がよしとされるアイドルグループの中で、折り合いをつけながらも、一筋縄ではいかなくて、思考の癖が強くて、なんかちょっとめんどくさい同期がいることを私はすごく嬉しかったし、楽しかったです。そしてそれこそが、こうして今日ライブに来てくださっている皆さんや、配信を見てくださっている皆さんが大好きな、蘭世の魅力なんだと思います。
そんなあなたが、ついにここを出ていくのだな、と。これまで届けてきたたくさんの言葉の陰には、誰にも言えずに飲むこんだ感情もあるでしょう。見せないようにしている部分を無理に知ろうとは私達はしませんし、私達は察することしかできません。乃木坂46にはまだまだあなたが必要だと思う瞬間は多々あるけれど、でもあなたの淀みない意思で決めたその道を阻むようなことはしたくありません。人から求められる寺田蘭世像を守り続けてきた優しいあなたが、これからどんな生き方をしていくのかすごく楽しみです。どんな人達と出会って、どんなものや場所を選んでいくのか、私は同期としても、これからは旧友としてもすごく楽しみです。幸せになったもんがちですから!これからの人生に幸せがたくさん訪れますように。
(modelpress編集部)
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