乃木坂46、涙で振り返る9年の歴史 原点曲・卒業生ユニット曲…“1期生の絆”表すライブがエモすぎた<乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~1期生ライブ~/セットリスト>
2021.03.30 00:00
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乃木坂46が29日、「乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~1期生ライブ~」をオンライン配信にて開催。乃木坂46の9年間の歴史を振り返る約2時間半のライブは、メンバーにとってもファンにとっても胸が熱くなる時間となった。
9年間の全てを知る8人の1期生ライブ
「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」が無事終了し、10周年目に突入した乃木坂46。当初予定されていた“期別ライブ”を敢行し、28日は堀未央奈にとって最後のライブとなった2期生ライブが行われた。そして29日は1期生だけのライブ。9年間の全てを知っている秋元真夏、生田絵梨花、齋藤飛鳥、高山一実、樋口日奈、星野みなみ、松村沙友理、和田まあやの8人での、全ての感情を詰め込んだライブとなった。
乃木坂46の歴史なぞる楽曲でスタート
10年前の設定、当時を再現した挨拶で影ナレを行った高山、樋口、和田。当時の制服衣装を着こなし、生田、星野がセンターの「制服のマネキン」でライブが開幕すると、デビューシングル「ぐるぐるカーテン」のカップリング曲「会いたかったかもしれない」、そしてテレビアニメのエンディング曲に抜擢され、新たなファン層を獲得するきっかけとなった楽曲「指望遠鏡」を披露。乃木坂46が念願の出場となった「紅白歌合戦」でも歌唱し、グループの分岐点となっている楽曲とも言える「君の名は希望」のセンターは、しっかりとグループを背負う覚悟をにじませた齋藤が務め、これまでの乃木坂46の歴史をなぞるような楽曲で1期生ライブがスタートした。
キャプテンの秋元が「1期生は30人以上いたんですけど、10年経って8人が残りました!」と紹介すると、生田は「円陣したじゃない…ちっちゃかったね~!10年活動してきて、こんな経験は初めてだから珍しく始まる前は弱気になっちゃった。みんなで励まし合ったよね」と8人での1期生ライブに緊張している様子。
秋元も「今日こそ1期生の絆を見せる時だね。みなさんにも楽しんでもらいたいと思います!」と言い、ほかのメンバーもそれぞれ10年の歴史をしみじみと噛み締めていた。
1期生初挑戦 メンバーが企画・プロデュース
メンバー同志が企画・プロデュースをする“メンバープロデュース”にも、今回1期生が初挑戦。トップバッターは、星野がプロデュースした生田センターの「13日の金曜日」。斉藤優里(現在は卒業)がライブで行っていた煽り「はぁいみなさーん、騒ぎたい人、この指とまれ~!声を聞かせて~」もそのまま再現した。秋元の可愛さを1番にわかっているという齋藤は、ミュージカル『キャッツ』をオマージュした演出。秋元に猫のコスプレをさせ、4期生楽曲「Out of the blue」を“猫語”で歌わせる“ドSぶり”。齋藤は楽しそうに、秋元も可愛さ全開でやりきっていた。
「高山は日本で1番優しい女性」だと語る松村は、高山の必死さを引き出したいということで、ピアノの弾き語りを要求。ピアノを猛練習したという高山は、伸びやかで綺麗な歌声とともに、ハイクオリティなピアノ演奏を披露…と思いきや、ピアノはエア。しかし最後は、手が震えるほど緊張しつつも、練習の成果が見える楽譜を見ながらピアノを弾いていた。
樋口のセクシーなダンスを魅せたいという星野は、樋口を「命は美しい」でプロデュース。齋藤を彼氏目線で見ることができる構成にしたという秋元は、ピンクのフリル衣装を齋藤に着せて「ロマンスのスタート」。秋元プロデューサーが要望を曲中に出し、齋藤は胸キュンポーズを連発。「ふざけんな秋元」と言いつつも、全力で胸キュンセリフを言ったあと、照れながらキス顔も披露した。
“可愛いの天才”星野は、和田プロデュースで「欲望のリインカーネーション」で目隠しをしながら踊るなどセクシーな一面を。松村の歌声が好きだという生田は、“いつも頑張っているから、乃木坂を、さゆりんごをサボって、素のままで歌ってみよう”という思いを込め、松村を「釣り堀」でプロデュースした。
そして、最後はモノマネが得意な和田に注目し、グループを卒業した“乃木坂46の顔”の白石麻衣が初めてセンターを務めた「ガールズルール」で松村がプロデュース。テーマはインド映画で、和田がお姫様、樋口が王子様に扮したほか、秋元がばあや、齋藤が蛇使いなどになり、松村ワールド全開の世界観を繰り広げた。
乃木坂46の歴史を振り返る演出がエモすぎる
乃木坂46では、グループの中で“お姉さん”にあたるメンバーたちの「お姉さん組」、そしてグループの中で年齢が低いメンバーたちで構成される「年少チーム」でユニット分けがされることが多々。その「お姉さん組」と「年少チーム」が逆だったら?という世界線を表現したコーナーも。「お姉さん組」の「でこぴん」を生田、齋藤、和田、星野、樋口。「年少チーム」の「ここじゃないどこか」を秋元、高山、松村が披露した。そして、乃木坂46が初めて日本レコード大賞を受賞した楽曲「インフルエンサー」では、高山と樋口がWセンターを務め、全く新しい“8人のインフルエンサー”に。井上小百合(現在は卒業)がセンターを務めたアンダー楽曲「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」、生駒里奈の卒業楽曲「Against」、齋藤が初めてセンターに抜擢された「裸足でSummer」、伊藤万理華・井上・中元日芽香(3人とも現在は卒業)“温泉トリオ”のユニット曲「ごめんねスムージー」を立て続けにパフォーマンス。
さらに、乃木坂46の試練とも言える舞台「16人のプリンシパル」で初披露された「心の薬」の生田のピアノ演奏バージョンも。10年を振り返るような楽曲の数々は、ファンも当時に思いを馳せる瞬間となっただろう。
涙で語る思い…
最後は、星野を中心に案を出し、全員で話し合って決めたという衣装で登場。樋口は「約10年間ここにいるみんなと一緒に過ごしてきて、その間ですごく…選抜とアンダーで別れて活動する時もあったりして、すごく辛くてもどかしい日々があったりしたんですけども、本当にもっともっと乃木坂で頑張りたいとか、乃木坂ってなんて居心地が良いんだろうと思わせてくれたのは、ここにいる1期生の存在がすごく大きかったなとすごく思います」と涙で目を潤ませながらコメント。齋藤も「みんなのことがやっぱり好きなので、みんながいてくれたら、どんな風にも、どんな姿にも変わっていけるなと思います」と言い、デビュー時の衣装に、大人っぽさをプラスしたパープルのワンピースで、乃木坂46の原点であるデビューシングル「ぐるぐるカーテン」を披露した。
アンコールでは、3期生楽曲「思い出ファースト」、2期生楽曲「ボーダー」、4期生楽曲「I see…」と後輩たちの楽曲を、1期生ならではの安定力で歌唱。齋藤は「なんでこんなにみんな良い人なんだろうと思った。ライブまでの期間も、ちょっと人と違う意見があったとしても最終的にはみんなの意見がまとまっているから、良い人たちなんだろうなって思ってずっと居心地が良かった」と1期生に感謝。松村も「本当に良いライブになったんじゃないかな!本当に素敵なライブだったと思う」と絶賛していた。
そして、本当のラストは、1stアンダー楽曲である「左胸の勇気」を生田、齋藤をセンターにパフォーマンス。10周年の今だからこそ初心を思い起こすステージとなっていた。(modelpress編集部)
「乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~1期生ライブ~」セットリスト
影アナウンス:高山一実、樋口日奈、和田まあやOverture
1.制服のマネキン(センター:生田絵梨花・星野みなみ)
2.会いたかったかもしれない(センター:生田絵梨花)
3.指望遠鏡(センター:星野みなみ)
4.君の名は希望(センター:齋藤飛鳥)
<MC>
【プロデュースブロック】
5.13日の金曜日(センター:生田絵梨花/星野みなみプロデュース)
6.Out of the blue(センター:秋元真夏/齋藤飛鳥プロデュース)
7.僕のこと、知ってる?(ピアノver.)(センター:高山一実/松村沙友理プロデュース)
8.命は美しい(センター:樋口日奈/星野みなみプロデュース)
9.ロマンスのスタート(センター:齋藤飛鳥/秋元真夏プロデュース)
10.欲望のリインカーネーション(センター:星野みなみ/和田まあやプロデュース)
11.釣り堀(センター:松村沙友理/生田絵梨花プロデュース)
12.ガールズルール(センター:和田まあや/松村沙友理プロデュース)
<MC>
13.でこぴん(センター:樋口日奈)
14.ここじゃないどこか(センター:高山一実)
15.インフルエンサー(センター:高山一実・樋口日奈)
16.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:和田まあや)
17.Against
18.裸足でSummer(センター:齋藤飛鳥)
19.ごめんねスムージー(センター:星野みなみ・松村沙友理)
20.心の薬(ピアノ演奏:生田絵梨花)
<MC>
21.ぐるぐるカーテン(センター:生田絵梨花・星野みなみ)
EN1.思い出ファースト(センター:秋元真夏)
EN2.ボーダー(センター:松村沙友理)
EN3.I see…(センター:星野みなみ)
<MC>
EN4.左胸の勇気(センター:生田絵梨花・齋藤飛鳥)
<アフター配信>
AF1.あらかじめ語られるロマンス(センター:齋藤飛鳥・星野みなみ)
AF2.ロマンティックいか焼き
【Not Sponsored 記事】