【詳細レポ】東方神起、オンラインでも圧巻の臨場感 世界のファンとビデオトークでも盛り上がる
2020.05.28 18:18
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東方神起が24日15時、自身初となるオンライン適合型コンサート「Beyond LIVE」で「TVXQ! – Beyond the T」を開催。NAVERのV LIVEを通じ、全世界へ向けて生中継でライブを行った。
東方神起「Beyond LIVE」でみせる臨場感
「Beyond LIVE」は、3DやAR(拡張現実)を用いた映像が施されたステージ演出に、一部公演ではマルチアングル機能を使用。その瞬間に視聴者が自分の好きなカメラアングルを選ぶことやそれぞれ異なる場所にいても連動するデジタルペンライトも使用でき、今までのライブ配信にはなかったさまざまな技術が投入されている。また、視聴者とアーティストは、コメントやビデオチャットを使ってリアルタイムでコミュニケーションを取ることも可能。臨場感あふれるライブを楽しめる。
東方神起、テクノロジー&リアルの融合演出で魅せる
四方と床面がビジョンで囲まれたステージに、ユンホとチャンミンが現れ、ライブは「呪文-MIROTIC-」からスタート。タイトなブラックのパンツにホワイトのタキシード風のジャケットをまとった2人は、3Dを駆使してステージを囲むように回りながら、次々と場面転換する映像の中でパフォーマンスを披露した。通常のライブではなかなか近寄れない至近距離のカメラワークもあり、カメラに目線を送る2人と目が合うような感覚。さらに2人の歌うタイミングに合わせて歌詞が1文字ずつ画面上に現われた「運命」、床面をリアルなスモークが覆う中で、2人が画面の中のスモークを操るような動きも見せ、大人の色気を際立たせた「Before U Go」など、前半はテクノロジーとリアルを融合させた演出で魅せた。
東方神起、日本語曲披露
そして5曲目「ANDROID」からは、3曲続けて日本のファンへ向けた日本語曲を披露。東方神起カラーの真っ赤なスーツに着替え、ユンホが歌いながら「みんな一緒に」と叫べば、チャンミンは「楽しむ準備はOKですか?」と日本語で呼びかけた。そんな「ANDROID」は機械都市の中に2人が飲み込まれていくようでもあり、すり抜けていくようでもあるスピーディな映像とともにパフォーマンス。そして2人の頭上や目の前を優雅に泳ぐクジラとともに、極上のハーモニーを届けた「明日は来るから」など、曲の世界観を広げる演出も相まって、日本のファンたちの想いもピークに達していた。
またコメント欄には「日本語で歌ってくれてありがとう」「泣ける」「オンラインでこんなにも感動できるなんて思わなかった」など日本語でのメッセージが続々と到着。2人も2020年4月に予定されていた日本デビュー15周年を記念するイベントなどが延期となった残念な気持ちを伝えつつ、オンラインを通してでもライブを見せられた喜びに笑顔も見せた。
ユンホ、ライブ前のルーティーン明かす
続く「インタラクティブQ&A」のコーナーでは、韓国語・日本語・中国語・英語で世界のファンたちとも交流。事前に選ばれたファンと直接ビデオトークをしながら、質問に答えていった。日本のファンからの“ライブや大事な仕事の前にしているルーティーンはあるか?”という問いかけには、ユンホは「ライブ前には冷たいシャワーを浴びる」と答え、この日も実践したと告白。一方、チャンミンは辛い物など刺激的なものを食べないようにし、前日は大好きなお酒を控えていることなどを心がけてはいるが、特にルーティーンとしてやっていることはないと話した。
そして1画面を分割して、全身、アップ、全景、サイドと異なるアングルを一度に見せるマルチビュー機能を使った、それぞれのソロ曲「FOLLOW」(ユンホ)「Chocolate」(チャンミン)を歌唱。2人が各々の個性も示した。
東方神起、オンラインの特性活かした早着替え披露
さらに「インタラクティブチャレンジ」のコーナーでは、NCT DREAMのジェノ、ジェミン、チソンがオンラインで登場。画面の向こうのファンたちへ「We are」の掛け声とともに手でT字を作りながら「T(ティー)」と叫ぶミッションを実施。ジェノが「簡単ですよね(笑)」と言ったように、オンラインでもファンたちは息を合わせてTポーズを作って2人を喜ばせ、その雰囲気のままに「Always With You」へと繋げた。曲のタイトル通り、いつもそばにいるよ、と、ファンへの想いを綴ったとも捉えられる歌を、画面上のファンたちと一緒に歌唱。オンラインで1人ひとりの顔がはっきり見える中で声を揃えてみせた。
続く「Dream」では、2人はステージを降り、観客のいない会場を1周しつつ、それぞれのソロショットの間に早着替え。無観客で、カメラに捉えられていなければ、どこでも舞台裏になれるオンラインならではの特徴を活かし、強みとしていた。
東方神起、日本語でメッセージ
そして、ライブはクライマックス。チャンミンはオンラインライブの良さをたくさん感じたと話しながらも「ファンの皆さんと直接会える時間が早く来るといいなと思います」、ユンホも「1日でも早く会いたいです」と想いを吐露。さらに2人はそれぞれ日本語でも語りかけた。ユンホは「短い時間でしたが、皆さんと楽しむことができてすごく嬉しかったです。会えない時間が長くならないようにお祈りしたいと思います」と呼びかけ、チャンミンは「大変な時期ですが、先ほど歌ったように必ず明日は来るから、健康に気を付けて、みんなで一緒に乗り切りましょうね。皆さんにまた会える日を心待ちにしています」と言葉をつなげた。
ラストは“真骨頂”とも言えるアグレッシブで力強く、湧き上がるエネルギーを感じさせる3曲を披露。ARによって出現したオリエンタルな宮殿の中でパフォーマンスした「MAXIMUM」、目の前をヘリコプターが横切り、炎に包まれて焼け落ちた都市の中で、猛々しさを増して歌い、踊った「Why?[Keep Your Head Down]」。そして「Rising Sun」では、そのまま炎の中に入り、火の神になったかのように熱いステージを見せた。
東方神起「#TVXQ_BeyondLIVE」、各国で話題
また、カメラがアップで2人を捉えるたびに、額に光る汗も見え、今、行われてる“ライブ”の感動とそれを引き立てる技術で圧倒。公演直後には、Twitterで「#TVXQ_BeyondLIVE」がタイ、フィリピン、インドネシア、チリ、ペルー、シンガポールなど各地域のリアルタイムトレンド1位を獲得。韓国、日本に留まらず、さまざまな国や地域の人たちの関心を集めていたことも証明した。(modelpress編集部)
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