NMB48太田夢莉、卒コンで号泣　岡田奈々もサプライズ登場＜セットリスト＞

太田夢莉、卒業コンサート開催

9月4日、東京・NHKホールで行われた全国ツアー『NMB48 LIVE TOUR 2019～NAMBA祭～』の初日公演で、グループからの卒業を発表した太田。

会場では、開演5分前に太田が影アナで「今日は皆さんに向けて特別なセットリストを用意してきました！」とメッセージを告げると、青いサイリウムが会場のあちこちから光り始め“臨戦態勢”に。「ゆーり！」コールで会場も応じた。そして雷鳴が鳴り響き、ステージにスモークが漂う中、中央から太田が登場。その勢いのまま『純情U-19』から公演がスタートした。

NMB48、太田夢莉ソロコンサートを回顧

MCでは、メンバーの小嶋花梨が「卒業発表から今日まで、あっという間だった」としみじみ。11月17日に自身初のソロコンサートを終えたばかりの太田は、「来られなかったメンバーもいますが、NMB48全員とのステージは今日で最後なので頑張りたいです。皆さんとの時間も大切にしたいです！」と笑顔を見せた。

また、村瀬紗英、渋谷凪咲、小嶋、大田莉央奈、南羽諒によるMCでは「1曲目は19歳以下のメンバーで歌ったこと、気付きました？」と渋谷。小嶋は、東京で行われた太田のソロコンサートに触れ「夜行バスで10時間かけて行きました！昼夜公演を終えたばかりの怜ちゃんを連れて！これは絶対に行かなきゃと思って！！本当に行ってよかった！」と未だ興奮冷めやらない様子。出演した大田と南は「2曲を一緒に歌わせてもらいました！」とフレッシュな感想を述べた。

太田夢莉、ユニットコーナーで大人の魅力全開

MC後は、ユニットコーナーへ。太田、古賀成美、加藤夕夏による『おNEWの上履き』や上西怜、中川美音、安田桃寧、堀ノ内百香による『ガラスのI love you』を披露。

『黒い天使』では、赤と黒を基調にしたタイトな衣装に身を包んだ太田、前田令子、河野奈々帆の3人が、それまでのキュートな雰囲気を一気に塗り替え、クールな表情で大人の魅力を見せつけた。ロック調の『Blue rose』は太田、小嶋、東由樹、石田優美で歌唱。マイクスタンドを使ったパフォーマンスでかっこいいステージを繰り広げた。

さらに、白間美瑠、吉田朱里のデュオから始まった『MARIA』では、太田が歌いながらセンターへ登場。3人は切れ味抜群のダンスで観客を魅了した。

太田夢莉、谷川愛梨の手紙に涙

会場では、谷川愛梨が太田への手紙を朗読する一幕も。2人の写真も映し出された映像メッセージでは「お互い『信友』。卒業のタイミングが偶然一緒だったのも、何かの運命かな」と、谷川の太田への思いがしたためたれていた。

そんな2人は『友達』をしっとりと歌唱。互いに涙を浮かべ、溢れる気持ちを抑えるように歌う姿が印象的なステージとなった。最後、手を繋いでハグをすると、涙を抑えきれなくなった太田。「愛梨ちゃん、お手紙ありがとう。私も愛梨ちゃんと似ていると思っていたから、この曲を歌いたかった。出会ってくれてありがとう」と涙ながらに言葉を贈るも、「卒業コンサートは1回だけ！私らしくないから明るくやろう！！」とすぐに笑顔に切り替えた。

岡田奈々、サプライズで登場

そして「しんみりしちゃったけど、次の曲は思いっきりやりたい！」と空気を一変させ「ミュージック、スタート！」という太田の掛け声と共に、岡田奈々（AKB48／STU48）がサプライズで登場。

太田とペアルックの衣装を身に纏った姿に大歓声が沸き起こる中、2人で『ショートカットの夏』を披露した。岡田は「すごい！大盛り上がり！私なんかがこのステージに出て申し訳ないですが、晴れ舞台に出させていただいてうれしいです」と挨拶。太田は「ショートカット同士ということで、この曲を選びました」と紹介し、「これからもよろしくね！」と岡田に呼びかけた。

Queentet登場にファン熱狂

その後もユニットコーナーに出ずっぱりな太田は、渋谷、川上千尋、山田寿々、山尾梨奈らとの『どうでもいい人仮面』、清水里香、堀詩音、水田詩織らと『だらしない愛し方』、「今日、初めて歌います！」という『理不尽ボール』は研究生たちと。南、山本望叶らとの『遠距離ポスター』、梅山恋和、山本彩加、本郷柚巴、中野美来らとは『おはようから始まる世界』と、立て続けにパフォーマンスした。

そんな中、「まだあのユニットが登場していないですよね」と山本が煽り、吉田、渋谷、村瀬、太田によるQueentetの紹介映像がモニターに映し出されると、会場はブルーのサイリウム一色に。4人は『僕だけの君でいてほしい』を、セクシーかつかっこいいダンスで歌い上げ、ファンを魅了した。楽曲の終盤には、3人が太田を囲み、頭をポンポンする一幕も。はにかむ太田の表情も印象的だった。

太田夢莉、同期生からのプレゼントに号泣

続いて「次は懐かしい曲を」と太田、吉田、加藤、石田、古賀、山尾梨奈、西澤瑠莉奈、明石奈津子、本郷の旧NMB48 team Nで『儚い物語』を歌唱。直後にはteam Nの新曲『ごめん 愛せないんだ』を初披露し、太田はセンターで堂々とパフォーマンスした。

その後、加藤、石塚朱莉、井尻の同期生3人と『背中から抱きしめて』『君が教えてくれた』の2曲を披露。アイコンタクトやスキンシップで思いを伝え合う4人。最後は「3期生からのプレゼント」と共に過ごした日々を閉じ込めた数馬図の写真がモニターに映し出され、それを見た太田は号泣。同期だからこその温かいステージを届けた。

太田夢莉、トロッコでファンの近くへ

同公演も『Don't look back！』からクライマックスへと向かい、太田は「今から皆さんのもとに私が会いに行きます！」とトロッコに乗り、『まさかシンガポール』や『しがみついた青春』ではフロアをめぐり、2階席にも届きそうな距離でファンに笑顔を見せた。メンバー全員も弾けるようなパフォーマンスで太田をバックアップ。『BINGO！』のソロパートでは、全員に見守られるなかでしっかりと歌い上げ、目に涙を浮かべながらも清々しい表情を見せた。

本編の締めくくりは『虹の作り方』をメンバー全員で熱唱。曲間、ブロックごとにサイリウムの色が分かれた客席を見渡した太田は、「きれいな虹をありがとうございました。とれもきれいでした。本日は、本当にありがとうございました！」と爽やかな笑顔を残してステージを去った。

太田夢莉、卒業への思い語る

本編終了後、七色のサイリウムが力強く上下に揺れる会場では、割れんばかりの「ゆーり」コールが。それを聞きつけた太田は「ありがとうございます」と、新しい衣装に身を包み再登場。続けて「きれいな虹を保ってくれていてありがとうございます。もうすぐ20歳になるのですが、20歳になる前にアイドルを卒業するので、ちょっと早い成人式風の衣装を作ってもらいました」と、くるりと回って衣装を見せつけた。

そして「皆さんの応援があったから、ここまで来られました」と改めて挨拶。「いつかたくさんの方に見送ってもらえるアイドルになりたいと目標にしてきて、まさか本当に、こんなにたくさんの方に見送ってもらえるなんて思っていませんでした」と明かし、「アイドルになれてよかったって、どの曲でも思っていました」と、自身のアイドル人生を振り返った。

また「私は直接、言葉にするのは難しくて、だからこそ楽曲で気持ちを表現できるライブが好きでした。なかなか素直になれない私だけど、そんな私だからいただけた曲があります」と紹介し、太田のソロ曲『Acting tough』を披露。終盤、ゆっくりと花道へと歩き出し、会場の中央へ。多くのファンに見守られる中で、太田を支え続けたファンたちとの「成人式」をしっとりと行った。

太田夢莉、笑顔で初センター曲「初恋至上主義」披露

その後、メンバー全員と『夢は逃げない』『大声ダイヤモンド』を披露。ステージ上では、太田を囲む後輩の中には涙をこらえきれないメンバーも。

太田は「この時間が終わって欲しくないと思いますが、本当に本当に次が最後の曲になります！最後は私のとてもとても大切な曲を今日は全員で歌わせていただきます！」と、初センターを務めた『初恋至上主義』を、力いっぱい笑顔で歌い上げた。

「それではみんなで夢莉さんをお見送りしましょう！」という小嶋の言葉をはじめ、メンバーからのメッセージを受けて太田はステージ上方へと移動。「7年9ヶ月で出会えた全ての皆様にお礼を言いたいです。皆さん、ありがとうごさいました！」と伝え、花吹雪が舞う中でステージを後にした。

なお、太田は10代最後の日である11月30日に大阪・NMB48劇場で行われる卒業公演にてアイドル人生を終える。（modelpress編集部）

太田夢莉『Acting tough』前挨拶

皆さんの応援があったから、ここまで来られました。

卒業コンサートをしたいと思ったきっかけは、渡辺美優紀さんの卒業コンサートでした。いつかたくさんの方に見送ってもらえるアイドルになりたい、と目標にしてきて、まさか本当にこんなにたくさんの方に見送ってもらえるなんて思っていませんでした。

自分が思っていた以上に、たくさんの方が自分のことを知ってくださって、応援してくださっていることを実感しました。皆さんが少しでも好きでいてくださって本当に嬉しかったです。アイドルになれてよかったって、どの曲でも思っていました。

ライブの途中で昔の映像が流れて、何回も変化を重ねながらここまでやってきて、7年9ヶ月の時間を過ごしてきました。いまだに卒業する実感があんまりなくて。いまだに『デイドリーム』のまま、卒業発表してからずっと夢を見ているような感覚です。

アイドルじゃなくなる実感がないけど、終わっちゃうというのもアイドルなのかなと思います。アイドルになって大変さも、楽しさも分かりました。何よりも皆さんに会えてよかったです。

もうアイドルは嫌だな、向いてないなと思うこともたくさんあったけど、どんな時も私の味方をしてくれる方がたくさんいらっしゃって、何度も救われました。私は直接、言葉にするのは難しくて、だからこそ楽曲で気持ちを表現できるライブが好きでした。

なかなか素直になれない私だけど、そんな私だからいただけた曲があります。初めてのソロ曲です。ソロ曲をいただくことも目標にしてきました。今の私の気持ちにピッタリの曲だと思っています。

「太田夢莉 卒業コンサート～I wanna keep loving」セットリスト

1.純情U-19
2.甘噛み姫
3.欲望者
4.努力の雫
5.おNEWの上履き
6.ガラスのI love you　　
7.黒い天使
8.Blue rose
9.MARIA
10.友達
11.ショートカットの夏
12.どうでもいい人仮面
13.だらしない愛し方
14.理不尽ボール
15.遠距離ポスター
16.おはようから始まる世界
17.僕だけの君でいて欲しい
18.儚い物語
19.ごめん愛せないんだ　
20.背中から抱きしめて
21.君が教えてくれた
22.Don't look back！
23.空から愛が降ってくる
24.まさかシンガポール
25.しがみついた青春
26.BINGO！
27.虹の作り方

EC1：Acting tough
EC2：夢は逃げない
EC3：大声ダイヤモンド
EC4：初恋至上主義