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【乃木坂46「真夏の全国ツアー2019」詳細ライブレポ】桜井玲香、涙の卒業セレモニー 若月佑美らサプライズ登場…“満開の桜”と“最後の円陣”

2019.09.02 00:00

乃木坂46が8日30日~9月1日にわたって、東京・明治神宮野球場にて「真夏の全国ツアー2019」公演を行った。名古屋・ナゴヤドームから開始した同ツアーは、チケットは即日完売となり、全公演で29万人を動員。東京公演は、各日3万5000人、3日間で10万5000人を動員した。(※ライブレポートは9月1日)

  

桜井玲香、涙で乃木坂46を卒業

開演前には、1期生が前日にステージ上に集まり、このステージをもって乃木坂46を卒業する桜井玲香らとともに写真を撮っている様子を収めた映像が流れた。映像では、秋元真夏、生田絵梨花、齋藤飛鳥らが涙する場面もあった。

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本編終了後のアンコールで、桜井のサイリウムカラーである赤×桃に染まった会場。真っ白なドレスに身を包んで登場した桜井は、目を潤ませながらこれまでの活動を振り返り、メンバーやファンに感謝の言葉を伝えた。

そして最初で最後のソロ曲「時々 思い出してください」を伸びやかな歌声で歌唱。しっかりと前を見て歌っていた桜井だが、時折涙を堪える瞬間も。最後に白石麻衣、松村沙友理が桜井の両脇に、その周りにメンバーが駆け寄ると、桜井の目からは堪えていた涙が一気に溢れ出していた。

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さらに、ファンがサプライズで桜の絵が書かれた紙を掲げ、会場は“桜”でいっぱいに。桜井も驚き、「すごい!あ~あ、泣いちゃった…みんな本当にありがとうございます。本当に本当にありがとうございます。幸せだな、本当に。8年間、終わっちゃうんだな…みんなありがとう、本当に」と何度も何度もメンバーやファンに向けて感謝。

また、桜井も選抜メンバーに入っている4日発売の新曲「夜明けまで強がらなくてもいい」について、「この先披露することが全くないんです。最初選抜に入るかと言われた時に迷ったんです。卒業するあとにリリースするシングルに選抜で入るなんて中途半端だと思ったんですけど、メンバーとかスタッフさんに相談したら、『思い出作りにやればいいじゃん』とすごく温かい言葉をもらいました。最後にここで披露してもいいですか?」と言い、桜井が選抜メンバーとして披露する最初で最後の同曲を心を込めてパフォーマンスした。

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桜井は「ありがとうございます!いやぁ満足!この歌詞めっちゃ好きなんです。なので歌えて良かった!」と満足気だったが、「でも私まだ全然足りない!もっとワーワーみんなと騒ぎたい!」とフロートに乗って「ロマンティックいか焼き」。「僕だけの光」でステージに戻ってくると、ツアーに欠席していた1期生メンバー・井上小百合も駆けつけており、桜井は涙。しかしすぐに笑顔になり、アイドル人生を支えた楽曲だという「乃木坂の詩」を全員で歌った。

若月佑美、桜井玲香の卒業に駆けつける

アンコールでメンバーが捌けた後も鳴り止まないコール。その声に応えるかのように、桜井を筆頭にメンバーが再び登場し、「会いたかったかもしれない」。

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さらに、次期キャプテン・秋元真夏からの提案で、桜井が客席を回ることに。「やっぱり野球場だからね、選手っぽいでしょ(笑)」とおちゃめに話しながら外周を回る桜井を、ファンは手拍子をしながら温かく見守った。

そして外周を回る途中、大きな花束を持った人物が。その人物は、2018年12月にグループを卒業し、桜井とは“れかつき”の愛称で親しまれていた若月佑美。「お邪魔しております、若月佑美です。卒業生を代表してお花を持ってまいりました。(桜井)玲香、本当に卒業おめでとう!そしてよく頑張りました!これからはともに戦友として頑張りましょう!」と花束を渡すと、桜井は号泣。「卒業の時にみんないないの寂しいなと思ってたんだけど、来てくれてたぁ~」と喜びを爆発させていた。


“キャプテン”桜井玲香、最後の円陣

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会場を一周回った桜井を迎えたメンバー。「最後にアレやりますか!」とその場で円陣を組み、桜井がキャプテンとして最後の円陣を行った。

最後は「本当にありがとうございました!楽しかったです!乃木坂に入ってよかったです!明日からまた頑張ります!もう本当に帰るね、ばいばい!」「みんな気をつけて帰るんだよ!みんなだいっすき!またね、ばいばーい!」と桜井らしい言葉で、乃木坂46として最後のステージを笑顔で後にした。

“新旧”キャプテン・秋元真夏&桜井玲香、2人でMC

また、次期キャプテンである秋元から桜井へ、在籍メンバーを代表して手紙も。涙ながらに語る秋元を見て、桜井も目を潤ませていた。

秋元と桜井は、ライブ中に2人だけでMCを行っており、「私、きょう12時がすぎるまではキャプテンなんですけど、次は真夏さんにキャプテンをやってもらうことになって。1期生だし、私より歳も1個上なので、まさかだったの!(笑)」と桜井が新キャプテンを発表した時を回顧。

「あの日めっちゃドキドキしたよね」「怖かったよね」と口々に本音も飛び出したが、ファンへの発表と同日にメンバーにも発表したようで、秋元は「発表して1人でどうしよう…と思ってたら、メンバーがみんな駆け寄ってきてくれて、後輩とか同期も『真夏さんで良かったです』って言ってくれました」と笑顔を見せていた。

白石麻衣の「お前ら全部出しきれよ」で開幕

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真っ赤な衣装を着たメンバーたちがステージに降り立つなか、“女神降臨”と大きくスクリーンに映し出されると、白石が登場。「神宮の皆さん、盛り上がる準備はできてんのか?ラスト、お前ら全部出しきれよ。神宮騒げー!」と煽り、「ガールズルール」からスタート。「太陽ノック」「夏のFree&Easy」「裸足でSummer」と夏の定番曲を連発した。

MCになると、桜井が「最終日、始まりましたー!きょうはラストなので、最後まで一緒に楽しんでください!」と叫び、白石も「神宮が終わると夏も終わっちゃうなって感じ…」とラストを惜しむ。そして「でも最後にメンバーをいっぱい触ろうと思う」と宣言。

「もう2回触られた(笑)」と齋藤が明かすと、松村は負けじと「(白石が触ってくれるの)期待してる~どこでもいいよ(ハート)」と相変わらずの仲良しっぷりを見せていた。

さらに「きょうは神宮で全国ツアーの最後ということもあるのですが、(桜井)玲香も最後なんです!」と新内眞衣。リハーサルから泣いていたことを暴露されると、ステージでも涙を浮かべ、空を見上げながら「私たちは後ろから、皆さんは前から玲香を見ておいてください」とファンに呼びかけた。

そんな桜井は「きょうも絶好調にオープニングから間違えた(笑)」と“ポンコツぶり”を告白。秋元もその様子を目撃していたようで、「『裸足でSummer』で1人だけ手挙げてた(笑)」と話すと、桜井は「『私、いつも通りだな』と思った(笑)」と最後も変わらぬ姿で会場の笑いを誘っていた。

ツアー欠席の大園桃子も登場 3・4期生が可愛さ全開ステージ

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3期生楽曲「三番目の風」では、ツアー欠席を発表していた大園桃子が参加。4期生楽曲「四番目の光」をそれぞれの期生が披露すると、3・4期生合同で「トキトキメキメキ」「キスの手裏剣」をパフォーマンスし、可愛らしさ全開のステージで魅了した。

ツアーの思い出について、岩本蓮加は「ライブ始まる前に4期生の何人かと話していて、中でも(筒井)あやめちゃんと結構話してたんですけど、大人しそうに見えて意外と話しやすいんですよ!」と年齢が近い筒井あやめとの交流を紹介。

田村真佑は「4期生は、福岡で初めてライブ終わりのご飯に行かせていただけて、隣が梅澤さんだったのですが、一緒にご飯に行こうという話もしたので、もっと仲良くなりたいです」とにっこり。

ほっこりするエピソードが次々と出る中、与田祐希は「ひとつ事件を抱えていて…」と神妙な面持ち。「『ジコチューで行こう!』でだるまさんが転んだをする時(齋藤)飛鳥さんにいろいろとやっているんですけど…ネタ切れ!ハグもしたやろ?突進もしたし…きょうどうしようかなって結構考えているんですけど…」と可愛らしい告白。

逆にして欲しいことはないのか聞かれると、与田は「(齋藤)飛鳥さんからチューされたい!」と言い、会場から歓声が上がった。(※齋藤は与田に“チュー”したのか…?答えは記事内に!)

齋藤飛鳥&遠藤さくらが「他の星から」など…ユニットコーナーがすごい

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空が朱色に染まる頃、メンバーがプロデュースし、それぞれユニットを構成して楽曲を披露するユニットコーナーに。

堀未央奈プロデュース「自由の彼方」では、佐々木琴子、堀、渡辺みり愛、伊藤理々杏、吉田綾乃クリスティー、北川悠理、早川聖来が表情とダンスで切ない思いを表現。

齋藤プロデュース「他の星から」では、4期生の遠藤さくらとペアでしなやかなダンス。ダンスに定評のある齋藤と、齋藤にも負けない存在感を発揮した遠藤。2人のパフォーマンスに会場は釘付けになっていた。

生田絵梨花プロデュース「白米様」は、松村率いる“さゆりんご軍団”の楽曲であるが、今回は生田をはじめ、伊藤純奈、久保史緒里、賀喜遥香とグループ内でも特に歌唱力に定評のあるメンバーが揃い踏み。

桜井玲香プロデュース「自分じゃない感じ」では、しなやかなソロダンスで圧倒した桜井。中田花奈、和田まあや、阪口珠美、金川紗耶が合流し、息の合ったダンスパフォーマンスで沸かせた。

乃木坂46オリジナルメンバーでアンダー楽曲披露

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会場が暗闇に包まれると、乃木坂46の名曲「インフルエンサー」「命は美しい」「何度の目の青空か?」「シンクロニシティ」を続けて披露。

「滑走路」「日常」とアンダー楽曲を続けると、アンダーメンバーだけではなく、オリジナルメンバーで、生田をセンターに「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」、寺田蘭世をセンターに「ここにいる理由」、齋藤をセンターに「不等号」。この会場でしか見られないパフォーマンスに、会場には地鳴りのような歓声が響いた。

齋藤飛鳥、圧巻のドラムセッション「Sing Out!」では460発の花火も

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終盤戦、7月に公開された乃木坂46のドキュメンタリー映画第2弾「いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46」の主題歌にもなった「僕のこと、知ってる?」では、4期生を迎え入れて、全員で輪になる場面も。4期生は感極まったのか、涙をにじませているメンバーもおり、先輩から後輩へと継承されていく“乃木坂46らしさ”がステージには表れていた。

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途中、齋藤がドラムセッション。可憐な容姿からは想像がつかないほどの迫力で、楽器を叩く様子は圧巻。そのまま生バンドをバックに楽曲披露をする様子は、会場も思わず息をのむほど。

トロッコや花道にメンバーが広がり、ファンと接近すると、ポップな楽曲で一緒に盛り上がる。「おいでシャンプー」で「(桜井)玲香、ありがとーう!」と齋藤が桜井を抱き寄せて叫ぶと、桜井は驚いた表情に。

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MCで話していたように「ジコチューで行こう!」で与田は齋藤に“チュー”をおねだりしたが、齋藤は唇に指を当て、その指を与田の頬に。“間接キス”となったことから、与田はちょっぴり拗ねた様子で“ぷく顔”を見せていた。

「Sing Out!」では、MV同様にメンバーもファンも全員でクラップ。モニターには、世界中から集められたクラップ映像が流れ、一体となって音楽を届けていた。さらに、上空には460発の花火が上がり、齋藤は「3日間終わって寂しさもありますが、こうしてみんなでハッピーに追われたことが嬉しいです。素敵な夏の思い出ができて嬉しいです!ありがとうございました」と本編を締めた。(modelpress編集部)

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「乃木坂46 真夏の全国ツアー2019」9月1日公演セットリスト

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影ナレ:チューリップ/生田絵梨花、高山一実、和田まあや、日村勇紀(バナナマン)

Overture

M1.ガールズルール(センター:白石麻衣)
M2.太陽ノック(センター:齋藤飛鳥)
M3.夏のFree&Easy(トロッコ・花道)
M4.裸足でSummer(センター:齋藤飛鳥)

MC

M5.三番目の風(センター:大園桃子)
M6.四番目の光(センター:遠藤さくら)
M7.トキトキメキメキ(センター:岩本蓮加)
M8.キスの手裏剣(センター:遠藤さくら)

MC

M9.自由の彼方(堀未央奈プロデュース/佐々木琴子、堀未央奈、渡辺みり愛、伊藤理々杏、吉田綾乃クリスティー、北川悠理、早川聖来)
M10.他の星から(齋藤飛鳥プロデュース/齋藤飛鳥、遠藤さくら)
M!1.白米様(生田絵梨花プロデュース/生田絵梨花、伊藤純奈、久保史緒里、賀喜遥香)
M12.自分じゃない感じ(桜井玲香プロデュース/桜井玲香、中田花奈、和田まあや、阪口珠美、金川紗耶)

M13.インフルエンサー(センター:齋藤飛鳥、白石麻衣)
M14.命は美しい(センター:齋藤飛鳥)
M15.何度目の青空か?(センター:生田絵梨花)
M16.シンクロニシティ(センター:白石麻衣)
M17.滑走路(センター:寺田蘭世)
M18.日常(センター:北野日奈子)

M19.あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(センター:生田絵梨花)
M20.ここにいる理由(センター:寺田蘭世)
M21.不等号(センター:齋藤飛鳥)

M22.僕のこと、知ってる?(センター:齋藤飛鳥)
M23.そんなバカな…(トロッコ・花道)
M24.ハウス!(トロッコ・花道)

MC

M25.世界で一番 孤独なLover(センター:白石麻衣)
M26.スカイダイビング(センター:白石麻衣)
M27.おいでシャンプー(花道)
M28.ジコチューで行こう!(センター:齋藤飛鳥)
M29.Sing Out!(センター:齋藤飛鳥)

EN0.時々 思い出してください(桜井玲香ソロ)
EN1.夜明けまで強がらなくてもいい(センター:遠藤さくら)
EN2.ロマンティックいか焼き(花道)
EN3.僕だけの光(センター:桜井玲香)

MC

EN4.乃木坂の詩(センター:桜井玲香)

WEN1.会いたかったかもしれない(センター:桜井玲香)

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