Little Glee Monster、2年ぶり2度目の武道館で涙「皆の原動力に私たちはなりたい」 1万2000人の歌声に驚き<ライブレポ/セットリスト>
2019.02.07 01:27
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女性5人組ボーカルグループ・Little Glee Monster(通称:リトグリ)が5日と6日に、日本武道館にてコンサート「Little Glee Monster Live in BUDOKAN 2019~Calling Over!!!!!」を開催した。ここでは、2日目となる6日の公演の様子をレポートする。
2年ぶり2度目の武道館の舞台へ
約2年ぶり、2度目となる武道館公演。5人で立つのは今回が初めてとなる。9月より開催中の全国ツアーのタイトル<Calling>には、「叫び」「天職」「訪問」の意味が込められているが、全23公演のツアーを経て迎える今回の公演のタイトル<Calling Over>に込められた意味は、「みんな、集まれ!」。全国ツアーと4thアルバム『FLAVA』の楽曲を融合させたスペシャルな内容となった。
「自分たちを超えていきたい」ライブタイトルへ込められた思い
正面に設けられたステージの横、後ろにも客席が設けられ、1万2000人の“ガオラー”(ファンの呼称)が集結。会場に音楽が流れ出すと観客は手拍子でメンバーの登場をいまかいまかと待ち構え、ステージを覆っていた幕が落ちると、スクリーン前に立つ鮮やかな花柄衣装の5人の姿が明らかになり、コンサートが開幕。5つの色に照らし出された5人は、歌いながらお互いの名前を呼び上げ、フレーズをリレーした。華やかなオープニングの後は、ヒット曲『好きだ。』。芹奈は「2日目ということで1日目を超える今日にしたいんだけど、皆準備いい?」と煽ると、「2年前、この曲で武道館をスタートしました」と3曲目は『放課後ハイファイブ』へ。メンバーは下手上手とステージを目一杯移動しながらすべての観客の声援に応えた。
最初のMCでは、かれんが「『2年前の武道館も来たよ』って人?」と呼びかけ、いくつも上がる手。「(今日)朝雨降ってたじゃない?2年前めっちゃ雨でめっちゃ大変な思いしたからすっごい不安だったんですけど晴れました~!」と両手を上げて喜びを表現。
真剣な表情に戻ると、「このタイトルには『超えたい』という意味があるのですが、ライブをする度、自分たちを超えていきたい、そんな思いで歌っています。超えるためにはどうしたらいいんだろう、真摯に話し合ってここまで来ました。私たちの気持ちをそれぞれの受け止め方で受け取って欲しいと思います。今日は皆さん、一緒にライブ作り上げていきましょう!」と思いを伝えた。
Little Glee Monster、爆笑MCも
そして、スタンドマイクでクールに歌い上げる『青い風に吹かれて』、かれんのソロダンスで魅せた『Feel Me』、全員で大人っぽいダンスで魅了した『NO! NO!! NO!!!』、丁寧に力強い歌声を会場中に響かせた『明日へ』…などいくつもの表情で1万2000人を1秒たりとも飽きさせない。バンドメンバーによるジャズセッションの後は、カジュアルな衣装にチェンジしメンバーが再登場。MAYUのMCでは、「今日はあれするわ、当てはまった人挙手しよー!」「男子!女子!メガネ!主婦!…」などファンと交流。合間に芹奈が色んな立場の人の声を代弁し、茶々を入れる度に会場は爆笑は爆笑の渦に。MAYUも「良い感じにカウンセリングコーナーができた」と息ぴったりに盛り上げた。
会場の完璧な歌声にメンバーもびっくり
中盤は、「私たちの色んな原点があったんですけど、その原点が詰まったような、今の5人だからこそ歌える、だからこそ聴いてもらいたいメドレーになりました」と紹介し、恒例のアカペラメドレーへ。『JOY』『人生は一度きり』など7曲を繋ぎ合わせ、圧巻のハーモニーで観客の耳を喜ばせた。続いて、『恋を焦らず』『ギュッと』とラブソングをキュートに歌った後は、『OVER』『SAY!!!』とアッパーチューンを畳み掛け、上がり続ける会場のボルテージ。1万2000人のタオルが空を舞った。
MAYUは「めっちゃ声出てたんちゃう?すごかった。イヤモニとれたかと思った」と会場のコール&レスポンスに驚き、「これからむしろライブしたいってくらいのときに…最後の曲になりました」と惜しい様子で告げると、観客からは盛大な「えー!」が。
「やっぱり最後が一番盛り上がらなくてどーする?と。昨日よりも盛り上がるんやろ自分ら?」とコテコテの関西弁で呼びかけ、昨年ロングヒットし新たな代表曲となった『世界はあなたに笑いかけている』のサビのコール&レスポンス部分を試しに歌うと、客席からは大きな反応が。想像以上の完璧な歌声にメンバーは全員目を丸くし、「皆大好き!」「1万2000人のエキストラさん?」と喜びの雄叫びをあげた。
MAYUは「声が小さくて、『てやんでい!』となる予定だった。一発合格。こんなライブは初めて!」と観客を褒め称え、「今日イチの声、笑顔で歌って下さい」と本番歌唱へ。スクリーンの歌詞表示もいらないのではと思うほどガオラーの一体感は見事で、1万2000人と5人の大合唱で本編は幕を閉じた。
芹奈・manaka、瞳を潤ませ思いを吐露
メンバーがはけると間髪入れずに始まった熱いアンコールに応え、ツアーTシャツに着替えたメンバーが再び登場。アサヒが「健全な心と元気な気持ちと、風邪に負けない思いを持ってきて下さったということで元気な気持ちに拍手!」と独特な表現で観客に感謝すると、メンバーからはツッコミが。「健全な気持ちを持ってきた記念日になりました!」と『My Brand New Day』は撮影OKとなり、メンバーもステージ上でわちゃわちゃと自撮りをしたり、ファンと撮影したり。最後は会場全体で記念撮影をした。manakaは、「昨日終わり際に客席から『また来るね!』って声が聞こえたんですね」と語り出し、「本当にすっごくその言葉だけがつかーんと頭に響いて、やっぱりステージに立つ前って1人1人いろんな葛藤があると思うんですけど、私たちはずっとずっと皆に会いたくて、『また来たい』って思ってもらえるように、歌っているんだなって、その一言がすっごく再確認させてくれたというか。だから今日も1日そんなライブになっていたらと思いながら歌ってました」と瞳を潤ませて思いを吐露した。
そして、カバー曲の『Jupiter』へ。1人1人のアカペラソロパートで始まる圧巻のハーモニーに観客の拍手は止まらない。
芹奈は「スタッフがいて、そして皆がいて、私たちがいます。これからも皆のことを歌で応援していきたいし、皆の原動力に私たちはなりたいです。1人1人違う生活があるしきっと悩むこともそれぞれ違うと思います。でもどんなシチュエーションでも私たちがそばにいるということを忘れないで下さい。また皆のそのキラキラした笑顔のためにこうしてスタッフと一緒にそしてバンドメンバーと一緒に楽しいライブを作り上げていきたいです。皆さんまた来て下さい」と胸がいっぱいの表情で語り、涙。『Everything could be your chance』の歌い出しを涙で詰まらせると「頑張れー!」と会場からは大きなエールが返ってくる。ガオラーからの大きな愛にすぐに笑顔に戻った芹奈は、最後はmanakaと手を繋ぎ、強く抱きしめ合うと、5人でステージの階段を上り、「皆本当に大好きです。ありがとー!」と会場を去った。(modelpress編集部)
セットリスト
M01 Opening~Welcome to Calling Over!!!!!~M02 好きだ。
M03 放課後ハイファイブ
M04 青春フォトグラフ
M05 青い風に吹かれて
M06 Feel Me
M07 NO! NO!! NO!!!
M08 Catch me if you can
M09 Get Down
M10 明日へ
M11 I BELIEVE
M12 Band JAZZ Session
M13 ハピネス
M14 a cappella medley BUDOKAN ver.
「Let's Grooooove!!!!! Monster」Opening
Don't Worry Be Happy
JOY
My Best Friend
人生は一度きり
春夏秋冬
SEASONS OF LOVE
M15 恋を焦らず
M16 ギュッと
M17 だから、ひとりじゃない
M18 OVER
M19 SAY!!!
M20 世界はあなたに笑いかけている
ENCORE
M21 はじまりのうた
M22 My Brand New Day
M23 Jupiter
M24 Everything could be your chance
【Not Sponsored 記事】