レペゼン地球、幕張初ワンマン1万5千人熱狂 ドン底から這い上がった“熱い想い”にファン感動 キティちゃん、ちぃたんも駆けつける<幕張ライブレポ&セットリスト>
2018.11.17 22:31
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DJ集団・レペゼン地球が17日、千葉・幕張メッセにて「レペゼン地球 親・恋人とは行けないLIVE」を開催した。初の大型会場でのワンマンライブだったが、チケットは即完。1万5千人が詰めかけ、会場の外には音漏れを聞きに来るファンもいたほどの熱狂ぶりだった。
レペゼン地球とは?
DJ社長・DJふぉい・DJ銀太・DJまる・マネージャー(MG)脇の5人(※最終的には11人組になるとのこと)からなるレペゼン地球。チャンネル登録者数140万人を超えるYouTubeでは、視聴者への「1億円プレゼント企画」「ボブ・サップに喧嘩売ったら死にかけたw」など破天荒な動画を数多くアップし、若者から人気を得ている。しかし、レペゼン地球はYouTuberではなく、あくまでも“DJ集団”。意欲的に楽曲制作に取り組み、2016年から同ライブ当日までに、YouTubeチャンネルで51曲のシングルを発表。『YSP』の約1087万回視聴を筆頭に、『レペゼン』970万、『バスターコール』879万と驚異的人気ぶりで、動画ソーシャルアプリ「TikTok」の影響もあり、その知名度は増すばかりだ。
ドン底時代から登り詰めたレペゼン地球、人気の要因は?
そんな浮世離れしたスタイルや動画で話題に事欠かないが、1番若者の心を掴むのは彼らの“メッセージ性”だ。発表している51曲のほとんどが盛り上がれるパーティーチューンだが、特に一線を画すのが『LifeSong』『Earth』『お前へ』『轍』『-0-TOKYO』らのメッセージチューン。その真面目で真っ直ぐな熱いメッセージ性は他の曲とのギャップが強く、よりファンの心を鷲掴みにしている。
さらに、レペゼン地球の発起人であるDJ社長が投稿した動画「【好きなことで、生きていく】『レペゼン地球-DJ社長-』」に心を打たれた人も多い。DJ社長自身の経歴や、借金が6000万円あったこと、5人が集まった経緯、レペゼン地球として活動し始めた頃はクラブのソファやラブホの駐車場で寝ることがあったなど、ドン底時代を振り返っている同動画。
福岡から東京での成り上がりに熱く燃える野心を感じられるとともに、派手な見た目からは想像がつかないほど心に刺さる名言が次々に飛び出している。
【ライブレポ】レペゼン地球in幕張 人気YouTuberも協力
そして迎えた2018年11月17日、今後レペゼン地球の活動を語る上で欠かせない1日になるであろうこの日、幕張メッセには15000人のファンが集結。満員の会場は開演前から熱気に満ちていた。開演時刻になると、オープニングVTRがスタート。映像では、メンバーが誰一人会場に到着していないことが明かされ、1曲もパフォーマンスされないまま「これをもって終演となります」との場内アナウンスまで流れた。
ところがVTRには続きがあり、ヒカル、ラファエル、スカイピース、さんこいちなど人気YouTuberが続々登場。錚々たるYouTuberが協力して、レペゼン地球メンバーを幕張メッセまで送り出す模様が描かれていた。
『レペゼン』で開幕 レペゼン地球×ちぃたんも
そして、白スーツに身を包んだ5人がステージに登場し、1曲目はお決まりの『レペゼン』。幕張バージョンのリリックを叩き込むと、会場の空気はもうレペゼン地球の思うがまま。“ナンバーワンかつオンリーワン”の存在感は1万5千人の前で霞むどころか、いつにも増して大きく輝いていた。また『バスターコール』では、以前コラボしていた高知県須崎市観光大使のご当地キャラ・ちぃたんが登場。天井知らずで観客のボルテージが爆上げしていく中、歌詞に合わせてレペゼン地球、ちぃたん、観客も一緒になっておどり、一体となった。
レペゼン地球にボルテージ上がりまくり
さらに、普段のイベントとは異なり、天井も高く、指定席が割り当てられた会場なだけに、『あげほい』の「とびはねろ~」の掛け声で、ダンスフロアと化した幕張メッセ。DJ社長曰く「特別避けとったわけではないけど、今までのライブで歌ってこなかった曲がある」と、『俺たちのラブソング』も披露された。キティちゃん登場 レペゼン地球のサンリオピューロランド公演決定
ライブ中盤、1週間前に誕生日を迎えた脇を祝福することに。サプライズゲストとして、ステージになんとハローキティが祝福するために駆けつけ、脇に花束を手渡した。その後、「なぜキティちゃんが来てくれたのか?」「レペゼン地球とキティちゃんは対義語」とザワつき出すと、DJ社長が「4月6、7日にサンリオピューロランドでイベント開催が決定しました」と発表。会場が一気に沸き立つ中、DJふぉいは「俺ら歌える曲、2曲ぐらいしかないやんな」と一抹の不安を口にしていた。
レペゼン地球、サプライズ発表続々
さらに、サプライズ発表は続き、幕張メッセの大舞台で新曲を公開。加えて、2018年末、Zepp Fukuokaでカウントダウンイベントを開催することも明かした。レペゼン地球、見えてきたドーム公演
後半も、レペゼン地球、そして観客の勢いは衰えず、『ブタ☆ゴリラ』『合図合図』『大阪Tribe』などを連投。本編最後の『Fly high』を終えて、DJ社長が観客のアンコールに期待しつつステージを後にすると、すぐさまアンコールがかかり、5人もあっという間にカムバック。『琉球アイランド』『リメンバー』をパフォーマンスし終え、オーラス前にDJ社長が改めてマイクを握って語りだした。
惜しむ観客の声がこだまするなか、DJ社長が「俺たちもエゴサする。“社長”ってしちゃうとわかんないから、ちゃんと“DJ社長”って書いてほしい。俺たちは、ちゃんとそういうのツイートも観てるから!テレビもラジオも出てないけど、SNSはちゃんとみてるから」とファンにお願い。さらに、「レペゼン地球、幕張もやってドームも夢じゃない」と長年の夢であるドーム公演への想いを語り出し、「最後はあの曲なんだなって『LifeSong』を期待してるかもしれないけど、あの曲を歌うことは金輪際ない!死ぬまで、あんな歌を歌うつもりはないけど、あと1回だけ歌うときがある、それは俺らがドームをするとき。何公演やっても最初の1公演目しか歌わん。だから、たった1回しかないから聞きに来いよ!」と宣言。
DJ社長の熱い想いに答えて万雷の拍手が鳴り響くなか最後は、東京での成り上がりを夢見て故郷から旅立ち、自らを鼓舞し続ける応援歌『-0-TOKYO』を歌い、感動の大団円で終幕。
BTS (防弾少年団)、欅坂46のイベントも重なった幕張は、異常な熱気に溢れた夜となっていた。(modelpress編集部)
セットリスト
1.レペゼン2.YSP
3.バスターコール
4.カットバセ
5.テキ乱
6.あげほい
7.バリ夏
8.ハメ
9.キオトン(Remix Ver.)
10.俺たちのラブソング
11.Gachibokore
12.ブタ☆ゴリラ
13.ハッピーバースデー
14.合図合図
15.(新曲)
16.福岡事変
17.大阪Tribe
18.嬢歌
19.HANABI
20.Fly high
【アンコール】
琉球アイランド
リメンバー
-0-Tokyo
「レペゼン地球 親・恋人とは行けないLIVE」サプライズ発表内容
・2019年4月6日(土)、7日(日)にサンリオピューロランドでイベント開催・新曲を公開
・2018年末、Zepp Fukuokaでカウントダウンイベントを開催
【Not Sponsored 記事】