倖田來未、47都道府県ツアーがついに千秋楽 涙と笑い、そして進化を恐れない彼女が魅せた圧巻パフォーマンスの数々…<ライブレポ/セットリスト>
2018.01.28 21:00
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アーティストの倖田來未が昨年4月よりスタートした2年連続&自身最多60公演となった47都道府県ツアー「KODA KUMI LIVE TOUR 2017 ~W FACE~」が28日、沖縄公演にてついに千秋楽を迎えた。モデルプレスでは、8月6日の東京公演のライブレポをお届けする。
目次
今回のツアーのセットリストは「1章 ~outside~」「2章 ~inside~」「3章 ~Mix~」の3部構成。そしてステージは倖田の“K”マークに見立てた三角のステージが設置されていた。
キレキレの圧巻ダンスでスタート
大歓声が響き渡る中、メタリックな衣装で登場した倖田。ダンサブルな「Ultraviolet」でスタート。初っ端からダンサーとともに繰り広げたキレキレのダンスと迫力のある高音を響かせ、会場を圧倒させた。今回のライブの見どころの1つでもあった4曲目「Insane」。ハンモックのような網状のもので空中パフォーマンス!空中で見事な開脚を披露したかと思えば、高速回転を披露し、会場からは驚きの声が上がっていた。その後、すぐさま「Bassline」へ。ミュージックビデオのようにスタンドマイクで大きなハットを被り、歌い上げた。その後の「Damn real」ではプロジェクションマッピングを使用し、宇宙を飛んでいるかのような空中パフォーマンス。宇宙かと思ったら最後は水中にいるかのような演出で「1章 ~outside~」が終了した。
「SWEET MEMORIES」「小さな恋のうた」などをカバー
激しいダンスが目立っていた1章だったが、2章はスクリーンで桜舞う映像が流れる中、「喜びのかけら」をしっとりと歌唱。衣装も、大胆なスリット入りの白いロングドレスで大人の女性らしさを醸し出していた倖田。名曲「愛のうた」では会場中が酔いしれると「東京のみんなありがとう」と倖田が感謝の言葉を口にした。倖田と言えば、デビューするまでの17年間は歌謡曲で育った。そのため、今回のツアーでは名曲「TATTOO」(中森明菜)、「SWEET MEMORIES」(松田聖子)、「小さな恋のうた」(MONGOL800)をカバー。バックスクリーンに歌詞を映しながら、会場のファンとともに一緒に歌い上げ、しんみりとした雰囲気のまま「Heartless」をピアノ弾き語りで披露した。
涙ありの「2章 ~inside~」
その後、ヌーディカラーのレースドレスに着替え、倖田のライブではお馴染みの選ばれたファン2人をステージに呼び、隣で歌うコーナーでは「好きでして」をゆっくりと周るコーヒーカップの中で披露。ファン2人は感極まっていた。「2章 ~inside~」のラストは「Stand by you」。スポットライトを浴び、幻想的な雰囲気の中、気持ちを込めながら、歌っていると時折涙を見せた倖田。終了後は、温かな拍手が会場中に響き渡った。
アップテンポナンバーで本編終了
「3章 ~Mix~」は「HOTEL」からスタート。タンクトップにショートパンツ姿で夏曲をダンサーとともに元気いっぱいにダンス。「XXX」ではDJパフォーマンスも繰り広げ、ファンを圧倒させた。そして本編最後は「LOADED feat. Sean Paul」「Bring It On」「What’s Up」とアップテンポナンバーを続々と披露した。
アンコールでは盛り上がる曲からロングMCへ突入
アンコールでは、ファンによる拍手の大きさで「UNIVERSE」を歌うことに。その勢いのまま、ヒット曲「Butterfly」では、ファンをステージに呼び寄せたり、自ら客席に向かい、ファンとハイタッチをして、盛り上げ、リリースしたばかりの新曲「LIT」も披露した。ラスト曲前のMCでは、夫や結婚したばかりの妹・misonoとのエピソードを披露。ファンから「旦那さんとは喧嘩しますか?」と聞かれると、倖田は家では声がすごく低く小さいが、徐々に大きくなってしまうようで「結婚して6年経つんですけど、今でもビックリしているんですよ」と笑わせ、自身とmisono夫婦、両親が揃い食事会を行ったときに倖田家が大声で話していたことから「この家族はこういう血なんだなって(笑)。関西人の血をもらった人は我慢してください」と会場を爆笑させ、大いに盛り上げていた。
倖田來未がファンに伝えたいメッセージ
その後は昨年の47都道府県ツアーを振り返り、「去年はベストシングルコレクションをやらせていただき、デビュー曲から59枚目のシングルまでやったので、そのときの自分のルーツを知ることができました。そのツアー中に『W FACE』を作ったのですが、嬉しいことに(週間チャートで)1位2位でいい評価をいただきました。今回のアルバムのテーマのようにアップデートしていたいと常にいろいろな目標を立てていける人でいたいなと去年実感しました。ここ2~3年、すこぶる上がるわけでもなく、すこぶる下がるわけでもなく、幸せな時間を過ごしてきました。人に嫌われたくなくて、目立ったことをしたらあかんって。去年ベストシングルツアーをして、倖田來未っぽくないなって思って、常に人生は挑戦する人でいたいなって。だから今回『W FACE』でいい評価をいただき、(デビューから)17年もやってきて怖かったけど、チャレンジ的なものを作って、記録を塗り替えさせてもらい、何歳になっても記録に挑戦することに遅すぎることはないんだなって、教えてもらいました」と本音を語った。そのしんみりとした雰囲気のまま「いろいろと評価される時代ですから、SNS見て傷ついたり」と弱音を吐いた倖田。「その人の普通と自分の普通は違ったり、これをうらやましいと思ったりするけど、私は自分自身の普通をすごく大事にしてほしいな」とファンに訴え、「評価される時代ですが、周りじゃなくて自分自身の普通を大切にしてください」とメッセージ。そして、最後はお馴染みの「walk」で締めくくった。
新たな倖田來未に!!
今回昨年4月から約6ヶ月かけて自身最多60公演の47都道府県ツアーを開催した倖田。そんな多忙なスケジュールを送っているにもかかわらず、ツアー中でも試行錯誤を繰り返していたようだ。モデルプレスでは4月に行われた東京公演にも参加。その約4ヶ月後の東京公演と比べると、迫力満点のパフォーマンスが加わったりと、明らかに進化した倖田來未を見ることができた。(modelpress編集部)
8月6日東京公演セットリスト
「1章 ~outside~」M1.Ultraviolet
M2.POP DIVA
M3.Medley(Wicked Girls ~ Hurricane ~ MONEY IN MY BAG)
M4.Insane
M5.Bassline
M6.Damn real
「2章 ~inside~」
M7/8.Medley(喜びのかけら/愛のうた)
M9.Medley(TATTOO ~ SWEET MEMORIES ~ 小さな恋のうた)
M10.Heartless
M11.好きでして
M12.BRIDGET SONG
M13.Stand by you
「3章 ~Mix~」
M14.HOTEL
M15.TABOO
M16.XXX
M17.MPC Playing
M18.Dance Part
M19.Be My Baby
M20.LOADED feat. Sean Paul
M21.Bring It On
M22.What's Up
アンコール
EN1.UNIVERSE
EN2.Butterfly
EN3.Comes Up
EN4.LIT
EN5.walk
【Not Sponsored 記事】