小松菜奈主演で“業界屈指の才能”集結 初挑戦に「悔しい思いもした」
2017.05.25 12:00
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アメリカや日本をはじめ世界70カ国で1位に輝いたザ・チェインスモーカーズ初のフル・アルバム『メモリーズ…ドゥー・ノット・オープン』からの最新ヒット・シングルであるコールドプレイとのコラボ曲「サムシング・ジャスト・ライク・ディス」の世界初となるミュージック・ビデオが25日、公開された。本作は、女優の小松菜奈を主演に迎えて、映画プロデューサーで小説家の川村元気氏が脚本・監督・プロデュースすべてを手掛けた。
エンタテインメント界屈指の才能が集結
キャラクターデザインに『宇宙兄弟』の小山宙哉、振り付けとダンス・パフォーマンス指導にはマドンナの専属ダンサーもつとめた世界的ダンス・アーティストのケント・モリ、撮影には若手屈指のカメラマンとして映画『帝一の國』などを手がける今村圭佑氏、照明には『スワロウテイル』『世界の中心で、愛をさけぶ』『怒り』などで数々の受賞歴を誇る中村裕樹氏、衣装には『さくらん』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』などを手がけるトップスタイリストの伊賀大介氏、CGディレクターには映画『バクマン。」など数々の著名なCGを生み出してきた阿部伸吾氏、アニメーション作画には、『PSYCO-PATHサイコパス』で共同キャラクターデザイン、作画監督をつとめた青木康浩氏。川村氏のもとに日本エンタテインメント界屈指の才能が集結し、世界的な楽曲のミュージック・ビデオを生み出した。
“初”づくしの作品に
スーパーマンやバットマンのようなスーパーヒーローへの夢を描きながらも、そんな才能も取り柄もない少年が、ある女性に出会い、淡い恋心と憧れを抱き、いつしか人を勇気づけられるヒーローへと成長する物語を実写とスーパーヒーローの線画アニメーションの融合で描いた今作。
小松が海外アーティストのミュージック・ビデオに出演したのも、川村氏が脚本・監督・プロデュースすべてを手掛けたのも今回が初めて。さらに、一般オーディションで選ばれ、小松の相手役をつとめた小学5年生の桐本幸輝はすべてが初体験。同曲は“世界で初めて制作されたミュージック・ビデオ”とあって、“初”尽くしのものとなった。
「なかなかできない自分に悔しい思いも」
今回踊りも披露している小松は、「緊張したのも難しかったことも、そして楽しかったのもダンス・シーンでした。なかなかできない自分に悔しい思いもしたんですが、(共演した)幸輝くんの一生懸命さや現場の雰囲気に元気づけられて、楽しくできました」と撮影を振り返り、「『えー!監督までやっちゃうの!?』って思いましたが、川村さんの映像作品に、すごく素敵ですごく好きだなって思う曲のミュージック・ビデオでご一緒できてとても嬉しかったです」と喜びをあらわに。川村氏は「日本屈指のスタッフに集まってもらい、そこにオーディションで出会った芝居経験がゼロの桐本幸輝くんが小松菜奈さんと共演することで信じられない成長を遂げるというドキュメンタリー的な緊張感を加わえていきました。このギリギリのバランスをつくることで、自分にしかできない作品になったかなと思います」と自信を覗かせた。
また、ケント・モリは「2人の頑張りに、真剣に取り組めばかたちになるって僕自身あらためて感じました。この曲もダンスも万人のためにあると思います。このビデオを見てダンスを始める人がいたら嬉しいです」、小山氏は「劇中に出てくる“少年の描いた絵“はこの少年と同世代の僕の娘に描いてもらったものです。仕事で親子初共演させて頂けたのも嬉しい出来事となりました」とそれぞれコメントを寄せている。(modelpress編集部)
小松菜奈コメント
(ザ・チェインスモーカーズの曲は)友達とドライブしてたときにラジオから流れてきて知りました。耳心地がすごく良いし、自宅でリラックスしてるとき、元気に散歩してるとき、どこで聴いても飽きないですし、大好きです。アルバムを皆さんにたくさん聴いて欲しいなって思います。(今回のビデオ撮影では)緊張したのも難しかったことも、そして楽しかったのもダンス・シーンでした。なかなかできない自分に悔しい思いもしたんですが、(共演した)幸輝くんの一生懸命さや現場の雰囲気に元気づけられて、楽しくできました。「えー!監督までやっちゃうの!?」って思いましたが、川村さんの映像作品に、すごく素敵ですごく好きだなって思う曲のミュージック・ビデオでご一緒できてとても嬉しかったです。
川村元気氏コメント
小松菜奈さん、子供が大好きだということを前から聞いていて。そんな小松さんが少年とふたりきりでお芝居をしたら、新たな魅力を放つのではないかとずっと思って機会を伺っていたんです。この曲の歌詞が、ヒーローに憧れるけどそんな能力もないって男性の気持ちと、それに優しく寄りそうような女性の言葉が入ってくるものだったので、小松さんと少年(桐本幸輝)にその関係を持ち込んでみようと思ったのが着想でした。今回は自分が監督することもあり、いろいろなクリエイティブが複雑に絡み合って成立する、新しいミュージック・ビデオの表現を生み出したいと思いました。結果「ストーリー」を「実写の映像美」と「アニメーション」の融合で描きつつ、そこに「ドキュメンタリー的」な緊張感が加わってくる作品にすることを決めました。まず脚本を時間をかけて構築し、撮影や照明やキャラクターデザイン、CG、アニメーション、振り付けに日本屈指のスタッフに集まってもらい、そこにオーディションで出会った芝居経験がゼロの桐本幸輝くんが小松菜奈さんと共演することで信じられない成長を遂げるというドキュメンタリー的な緊張感を加わえていきました。このギリギリのバランスをつくることで、自分にしかできない作品になったかなと思います。あと、なにより小松さんがすごく子供好きで、2日間という撮影期間内に桐本くんとの距離をどんどん縮めて、彼を立派な俳優にしてくれたことがストーリーの部分に大きく影響してますので、そんな2人の雰囲気も見ていただきたいなと思います。
ケント・モリ コメント
今回のストーリーラインと同じように、(桐本)幸輝がオーディション受かってからリハーサルを始めた初日には全然できなかったことを、短い間に毎日のように練習した思いと、時間と、エネルギーと、チャレンジの全部がつまっているのが最後のサビなので見ごたえあると思います。今回、幸輝が踊ってるのは「Breakin’(ブレイキン)」というスタイルで、それを教えてるのが小松菜奈ちゃんなんですが、2人の頑張りに、真剣に取り組めばかたちになるって僕自身あらためて感じました。この曲もダンスも万人のためにあると思います。このビデオを見てダンスを始める人がいたら嬉しいです。
小山宙哉コメント
また映画「宇宙兄弟」チームともコラボさせていただき嬉しく思っています。「ブレイクダンスをして足技で闘うヒーロー」という設定をいただきました。回転する時に何かをなびかせるのが動画で見た時かっこいいだろうと思い、ロングコートを着たヒーローや、腰に布を巻きつけたヒーローなども描きました。最終的にはやはりシンプルでわかりやすく、アメコミヒーローでもお馴染みのマントスタイルに、バンダナを加えたヒーローに決まりました。劇中に出てくる“少年の描いた絵“はこの少年と同世代の僕の娘に描いてもらったものです。仕事で親子初共演させて頂けたのも嬉しい出来事となりました。
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