中島美嘉「夢が叶った」感極まって涙も
2017.05.07 20:32
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アーティストの中島美嘉が7日、都内で行われた日本最大級のLGBT関連イベント「TOKYO RAINBOW PRIDE 2017」でスペシャルライブを行った。
涙のワケは?
「生」と「性」の多様性を祝福する人たちの祭典である同イベントでライブを行った中島は、出演のキッカケを聞かれると「すごく仲のいい(男性同士の)カップルがいて、その方々がパートナーシップを沖縄で取ったんですけど、そのとき私がサプライズで歌わせていただいて、その噂を聞いた方からオファーがあったと私は聞いています」と紹介。「(返事は)即答でした」と明かした。また、ライブ中には感極まって涙する一幕もあり、「友だちに(LGBTを始めとするセクシャル・マイノリティの方が)多くて、苦労されている方々のお話もいっぱい聞いていて歌を一生懸命、彼らに合わせて選んだので、同じ気持ちになってしまいました」と告白。
「こういう方々って、恋をしてもまずは“私を受け入れてくれるだろうか”というところから始まるじゃないですか。普通の男女間なら『好きです』だけですけど、まずは『ゲイですか?』などから始まるというつらい話があって、普通の恋ができない人たちがいっぱいいて、私は好きな人と一緒にいることがなぜ悪いのか分かりません」と吐露。それだけに、今回のライブは「夢が叶った感じ」と喜びも大きく、「お友だちに本当に多いので、少しでも協力できたかなって感じがします」と晴れやかな表情を見せた。
中島美嘉「家から100%で出るようにしています」
中島といえば、個性的な装いも魅力の一つ。この日の髪型について尋ねられると、「自分で考えて、すごく仲のいい編み師さんがいるので、その方と相談して決めます」と言い、コンセプトについては「お姉さまたちがゴージャスにしてきてねって言ってくれたので、こういう髪型だったら喜んでくれるかなと思いました。本当はモヒカンにしたかったんですけど、剃れないので、編んでこういう髪型にしています」と打ち明けた。そして、報道陣の「目立つ」との指摘には、「目立っても悪いことじゃないし、勘違いでもいいかな、中島美嘉に会ったとか、カッコよかったとか1人でも言っていただける方がいればうれしいなという思いがあって、その1人のために家から100%で出るようにしています」とプロ魂を告白。「怖くて声をかけられない人もいるみたいですが(笑)、突っ込んでくれる方もちゃんといます」と語った。
休日の家から出ることに意味がある
さらに、世間はGW最終日だったこともあり、休日に関する話題になると、自身も休みがあったという中島は「どちらかと言うとインドアで、でも外に出た方がいいと思ったので、(自分の)お家から人のお家に移動しました。車で(笑)」とコメント。報道陣から笑いが起きると「でもお家からちゃんと出るというのが私にとっては意味があるんです…」と必死に訴え、「引きこもりじゃないんですけど、お家でDVDを見たり、本を読んでいる時間が好きすぎて、家から出ることをしていなかったんですけど、出るようにしようって決めて、でも街中でゴチャゴチャしているのも苦手なので、お友だちのお家に移動して、お話をして、ご飯を作って食べて帰りました」と説明。報道陣から「車で(帰った)?」とツッコまれると、「(次からは)歩きます!歩きます!電車とバスに乗って歩きます!」と半ばやけくそになっていた。(modelpress編集部)
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