M!LKの野望はこれからだ!謎のユニット“BLACK M!LK”も爆誕のツアーファイナル<ライブレポ>
2017.05.01 14:41
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男性5人組ボーカルダンスユニット・M!LKが、4月30日にツアー「Mow Mow DREAM ~超B!Gな牛になりたい~」のファイナルとなる追加公演を東京国際フォーラム・ホールCにて開催した。
自らをテルネロ(=1歳未満の仔牛)になぞらえ、もっと大きくなりたいと歌う5月10日発売の最新シングル「テルネロファイター」にちなんで、全員ホルスタイン柄のジャケットを羽織り、スペシャルな演出を満載のうえ謎のユニットまで登場したこの日、1500席が完売御礼。会場を埋め尽くした“み!るきーず”と呼ばれるファンの熱狂と共に、5人はまた一歩先の未来へと進んでみせた。
続いて「反抗期アバンチュール」に「コーヒーが飲めません」と、曲名からして現役学生の彼ららしいナンバーをリズミカルなダンスと歌で畳みかければ、メンバーカラーのペンライトとコールに満たされた場内は大揺れに揺れて、愛らしくフレッシュなM!LKワールド一色に。ひたすらに乳牛の種類を紹介し続ける奇想天外な「サンキュー!N・D・K!」でも、メガネを掛けた5人のパフォーマンスに黄色い声が湧き起こる。
そこから1人ずつメガネを外して甘いラブソング「Milky Snow」に繋げるギャップも楽しく、久々の披露となる祭り曲「夏味ランデブー」ではメンバーが客席通路に降りて、“お前らのこと大好き”“いや、俺のほうが好き!”と、み!るきーず達への愛を競い合う嬉しい場面も。その後のMCでは、なぜかメンバーがそれぞれ女子になり切ってアピールし、誰を一番彼女にしたいか?を客席にアンケートしたが(ちなみに選ばれたのは吉田仁人)、そうして観る者を楽しませるサービス精神と達者なトークスキルも彼らの強みである。
「しっとりとした僕たちを見ていただきたいと思います」と板垣瑞生が伝えた「Now Story」からのミドルなブロックでは、5人の瑞々しいハーモニーにより青春の煌めきと切なさを描き出す場面も。M!LKの曲には学校生活を舞台にしたものも多いが、そこに十代だからこそのリアルな心情を重ねて表現されるセンチメンタリズムこそ、彼らの根幹を為すものだろう。
そんな核をしっかりと刻みつけると同時に、また、新たな側面を提示してくれたのも、この追加公演の大きな特色だ。板垣と佐野勇斗によるMCコーナー・通称“いたちゃの”で自撮り棒による記念撮影を楽しんだあとは、画面を通してメンバーとの恋人気分が味わえる恒例の“どっキュンM!LK”が桜をモチーフにしたバージョンで上映。み!るきーずの阿鼻叫喚を巻き起こすが、次の瞬間には映像が砂嵐に変わって雷が鳴り響き、赤いレーザー光線が飛び交う中で塩﨑太智、吉田、山﨑の3人がダークなムード&ヴィジュアルでダンスをキメる。
これまでのM!LKには無かったハードなイメージで度肝を抜き、5人が揃って爆発音が鳴ると、トドメとばかりに今度はBLACK M!LKなる謎のユニットが出現。そのアーティスト写真や詳細は、この日の12時に発足したオフィシャルファンクラブ『PREMIUM MILK』のサイトでしか公開されないということだが、ファイヤーボールが似合う前代未聞のパフォーマンスに驚かされたということだけはお伝えしておきたい。
さらにBS日テレで放送中の『EBiDAN アミーゴ!』、BS11で放送中の『ミュージックロード』の企画として、山﨑&塩﨑のソロ企画が続く。M!LK随一の歌唱力を誇る山﨑がソロ楽曲「恋愛実験サイエンス」をハット&ジャケットのシックな装いで軽快かつキュートに披露すれば、塩﨑はバク転からのレーザー光線と融合したアクロバティックなソロダンス“エクストリームマーシャルアーツ”で魅了。“可愛い”に“カッコいい”と、M!LKの両輪を為す要素を象徴するパフォーマンスに、場内からは感嘆の声が漏れる。
終盤では「サマーガンバ!!」でタオルを回し、み!るきーずとの一体感を創り上げたところで、それぞれにツアー最終日を迎えての心境を吐露。「ツアーを通してメンバーの意識も高くなった」(吉田)、「M!LKは変幻自在がコンセプトなので、これからもいろんなことをしたい」(佐野)等々、5人の言葉の根っこには全て応援してくれるみ!るきーずや支えてくれるスタッフに対する感謝があった。
そして「み!るきーずと一緒なら絶対に横浜アリーナに行けると思う」と語った板垣が、「この曲はM!LKにとって、新たなスタートを切る曲です」と前置いて贈ったラスト曲は「ボクノアカシ」。これまでになくロックなナンバーは、5人の現在の心情と決意を写し取ったもので、もがき戸惑いながらも未来へ進んでいこうという真っ直ぐなメッセージが心に沁みる。思春期真っ只中の彼らだからこそ、その成長スピードは速く、茶目っ気の中に垣間見せるシリアスな表情にドキリとさせられてしまうのだ。
M!LKならではの“もう一杯!”コールからのアンコールでは、オフィシャルファンクラブ『PREMIUM MILK』の発足記念ファンミーテイングが、7月14日に中野サンプラザにて開催されることも発表。最後に1ヶ月にわたるツアーの集大成として、再びの「テルネロファイター」をサインボールと共にエモーショナルにぶつけて、1年ぶり2度目のワンマンツアーは幕を閉じた。
“夢はどでかい牛になる”という「テルネロファイター」のサビ詞で、そしてツアーのタイトルで刻みつけた“もっともっと大きな存在になる”というM!LKの野望は、まだまだ始まったばかりだ。(modelpress編集部)
会場:中野サンプラザ(東京都)
【ライブレポ】謎のユニットも登場…M!LKの野望は始まったばかり!
オープニング映像に続き、ステージを覆う紗幕に指で牛の角を立てたメンバーのシルエットが映し出されると、それだけで地鳴りのような大歓声が。そして“牛乳を飲みなさい”で始まる「テルネロファイター」冒頭の1フレーズを山﨑悠稀が歌い終えると、幕が落ちて現れた5人の後ろで炎が噴き上がるという衝撃的な演出で、追加公演は幕を開けた。続いて「反抗期アバンチュール」に「コーヒーが飲めません」と、曲名からして現役学生の彼ららしいナンバーをリズミカルなダンスと歌で畳みかければ、メンバーカラーのペンライトとコールに満たされた場内は大揺れに揺れて、愛らしくフレッシュなM!LKワールド一色に。ひたすらに乳牛の種類を紹介し続ける奇想天外な「サンキュー!N・D・K!」でも、メガネを掛けた5人のパフォーマンスに黄色い声が湧き起こる。
そこから1人ずつメガネを外して甘いラブソング「Milky Snow」に繋げるギャップも楽しく、久々の披露となる祭り曲「夏味ランデブー」ではメンバーが客席通路に降りて、“お前らのこと大好き”“いや、俺のほうが好き!”と、み!るきーず達への愛を競い合う嬉しい場面も。その後のMCでは、なぜかメンバーがそれぞれ女子になり切ってアピールし、誰を一番彼女にしたいか?を客席にアンケートしたが(ちなみに選ばれたのは吉田仁人)、そうして観る者を楽しませるサービス精神と達者なトークスキルも彼らの強みである。
「しっとりとした僕たちを見ていただきたいと思います」と板垣瑞生が伝えた「Now Story」からのミドルなブロックでは、5人の瑞々しいハーモニーにより青春の煌めきと切なさを描き出す場面も。M!LKの曲には学校生活を舞台にしたものも多いが、そこに十代だからこそのリアルな心情を重ねて表現されるセンチメンタリズムこそ、彼らの根幹を為すものだろう。
そんな核をしっかりと刻みつけると同時に、また、新たな側面を提示してくれたのも、この追加公演の大きな特色だ。板垣と佐野勇斗によるMCコーナー・通称“いたちゃの”で自撮り棒による記念撮影を楽しんだあとは、画面を通してメンバーとの恋人気分が味わえる恒例の“どっキュンM!LK”が桜をモチーフにしたバージョンで上映。み!るきーずの阿鼻叫喚を巻き起こすが、次の瞬間には映像が砂嵐に変わって雷が鳴り響き、赤いレーザー光線が飛び交う中で塩﨑太智、吉田、山﨑の3人がダークなムード&ヴィジュアルでダンスをキメる。
これまでのM!LKには無かったハードなイメージで度肝を抜き、5人が揃って爆発音が鳴ると、トドメとばかりに今度はBLACK M!LKなる謎のユニットが出現。そのアーティスト写真や詳細は、この日の12時に発足したオフィシャルファンクラブ『PREMIUM MILK』のサイトでしか公開されないということだが、ファイヤーボールが似合う前代未聞のパフォーマンスに驚かされたということだけはお伝えしておきたい。
さらにBS日テレで放送中の『EBiDAN アミーゴ!』、BS11で放送中の『ミュージックロード』の企画として、山﨑&塩﨑のソロ企画が続く。M!LK随一の歌唱力を誇る山﨑がソロ楽曲「恋愛実験サイエンス」をハット&ジャケットのシックな装いで軽快かつキュートに披露すれば、塩﨑はバク転からのレーザー光線と融合したアクロバティックなソロダンス“エクストリームマーシャルアーツ”で魅了。“可愛い”に“カッコいい”と、M!LKの両輪を為す要素を象徴するパフォーマンスに、場内からは感嘆の声が漏れる。
終盤では「サマーガンバ!!」でタオルを回し、み!るきーずとの一体感を創り上げたところで、それぞれにツアー最終日を迎えての心境を吐露。「ツアーを通してメンバーの意識も高くなった」(吉田)、「M!LKは変幻自在がコンセプトなので、これからもいろんなことをしたい」(佐野)等々、5人の言葉の根っこには全て応援してくれるみ!るきーずや支えてくれるスタッフに対する感謝があった。
そして「み!るきーずと一緒なら絶対に横浜アリーナに行けると思う」と語った板垣が、「この曲はM!LKにとって、新たなスタートを切る曲です」と前置いて贈ったラスト曲は「ボクノアカシ」。これまでになくロックなナンバーは、5人の現在の心情と決意を写し取ったもので、もがき戸惑いながらも未来へ進んでいこうという真っ直ぐなメッセージが心に沁みる。思春期真っ只中の彼らだからこそ、その成長スピードは速く、茶目っ気の中に垣間見せるシリアスな表情にドキリとさせられてしまうのだ。
M!LKならではの“もう一杯!”コールからのアンコールでは、オフィシャルファンクラブ『PREMIUM MILK』の発足記念ファンミーテイングが、7月14日に中野サンプラザにて開催されることも発表。最後に1ヶ月にわたるツアーの集大成として、再びの「テルネロファイター」をサインボールと共にエモーショナルにぶつけて、1年ぶり2度目のワンマンツアーは幕を閉じた。
“夢はどでかい牛になる”という「テルネロファイター」のサビ詞で、そしてツアーのタイトルで刻みつけた“もっともっと大きな存在になる”というM!LKの野望は、まだまだ始まったばかりだ。(modelpress編集部)
M!LKオフィシャルファンクラブ『PREMIUM MILK』発足記念ファンミーティング
日時:2017年7月14日(金)開場17:30/開演18:30会場:中野サンプラザ(東京都)
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