LEGO BIG MORL10年の集大成、“愛”で満ちた新木場スタジオコースト ヒロキ涙「11年目も大丈夫やからついてきて」<ライブレポ&セットリスト>
2017.03.29 20:02
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4人組ロックバンド・LEGO BIG MORL(レゴ ビッグ モール)が3月28日、新木場スタジオコーストで『10th anniversary SPECIAL LIVE』を行った。
この日はLEGO BIG MORLの結成日であり、2016年1月~3月のツアーから始まった結成10周年イヤーの活動のゴールとして早くから開催が発表されていたもので、2年半ぶりのニュー・アルバム『心臓の居場所』がその翌日の3月29日にリリースされるというタイミング。平日にもかかわらず、この日を待ち望んでいた多くのファンが集まった。
開場中のBGMの代わりに響き続けていた心臓の鼓動音がだんだん大きくなってSEに切り替わり、メンバーが登場。『心臓の居場所』収録の「end-end」でライブはスタート。2016年6月リリースの10周年ベスト・アルバム『Lovers,Birthday,Music』から9曲、『心臓の居場所』から4曲を含む全22曲が披露された。
最初のMCタイムでは「おめでとう!」「おめでとう!」とフロアのあちこちから声が飛び、タナカヒロキ(G)が「いつも静かなくせに(笑)」と答える。
中盤、「A」のサイケデリックな爆音で一度目のピークを作ったあとで、ヒロキは「俺はエゴサーチしてるよ」と、Twitterに書き込まれてきたファンの今日への思いがとても熱いことを言葉にする。そして「今日が来なければいいと思って。今日終わるとツイートもなくなるから……なんで俺はここでもネガティブなことを言う」と漏らし、フロアに笑いが広がる。
「ここに立てて、本当にありがとう。みんなのおかげです。今年1年ほんまに愛してもらったので、全力で返していこうと思います。そういう歌をやります」というヒロキの言葉に続いて、カナタタケヒロ(VO&G)が弾き語り状態で「大きな木」を歌い始め、後半がスタート。カナタとヒロキがステージから消え、ヤマモトシンタロウ(B)とアサカワヒロ(D)が音で闘うような激しいインプロヴィゼーションを続けてフロアの歓声を浴びた、と思ったらカメラを頭上に掲げたヒロキとタンバリンを持ったカナタがホール後方から現れ、オーディエンスで埋まったフロアをつっ切ってステージに向かっていく。
「暴れる準備はできてますか! 走れる準備はできてますか! 踊れる準備はできてますか!」というカナタのアオリから突入した「Wait?」の後半では、リードボーカルをオーディエンスにまかせ、そのシンガロング状態が次の「溢れる」まで続く。
「ピークピーク、すでにピーク感じてます!」というカナタの言葉をはさんで「君の涙を誰が笑えるだろうか」「問う今日」と『心臓の居場所』の曲を連打、そして「久々にやる曲」と「LAIKA」を聴かせる。
「あと3曲! 早ない? もう1時間半経ってるんや? 40分くらいの感じや。足りねえわ……いやあ、これはびっくりしてるわ。この1年、今日このライブと明日のリリースへ向けてやってきて、それで体感時間40分って、ヤバいで」とステージ上で困惑するヒロキ。
「あと3曲、全部歌え! 3曲とも全部知ってる歌やから!」と、「ワープ」「Blue Birds Story」「RAINBOW」のキラー・チューン3曲で大きなシンガロングを起こす。特に「RAINBOW」では「Show me rainbow after the rain」のリフレインが何度も何度も続いた。シンタロウ→アサカワ→ヒロキ→カナタの順に演奏を止めてステージを下りていく、という形で本編はしめくくられた。
アンコールを求める声に応えて4人が再び登場。今日のこの日に向かって毎回「このステージが最後のステージになってもいいようにやろう」と言ってライブをやってきたこと、その今日をこうして迎えられたこと、それがもう終わってしまうこと、今日集まってくれたファンへの感謝の気持ち、それからマネージャーが辞めてしまうこともあり、ヒロキ、話しているうちに言葉を詰まらせ、涙をこらえきれなくなる。
「……こういうのイヤやねんなあ。こういうのやってるバンドおったらさめた目で見てたのに、俺」と嘆き、「出会いと別れの季節やけど、最近別れの方が多いから」「別れは人を成長させるというけど、別ればかりだと心が保たないんで、ここにいるみんなとはなるべく別れたくないです」「11年目も大丈夫やからついてきてください」というヒロキの言葉からの「あなたがいればいいのに」で、情感あふれるカナタの歌がスタジオコーストを包んだ。
続くWアンコールでは、6月からツアーを行うことを発表。今日、地方から集まってくれたファンに対して「今度はこっちから各地に行くので」と告げ、最後に「Ray」をオーディエンスにプレゼントした。
LEGO BIG MORLは3月と4月、各地のタワーレコードで『心臓の居場所』のインストアイベントを回る。6月からのツアーは、ファンクラブ会員限定の6月15日(木)東京・TSUTAYA O-CRESTでスタート、福岡・札幌・名古屋・岡山・新潟・大阪・仙台を回って9月14日(木)東京・SHIBUYA WWW Xでファイナルを迎える全11本。東京は3公演、大阪は2公演が組まれている。(modelpress編集部)
M2:dim
M3:テキーラグッバイ
M4:Spark in the end
M5:バランス
M6:三月のマーチ
M7:Noticed?
M8:その時のこと
M9:A
M10:大きな木
M11:Wait?
M12:ドリルドリル
M13:正常な狂気
M14:溢れる
M15:君の涙を誰が笑えるだろうか
M16:問う今日
M17:LAIKA
M18:ワープ
M19:Blue Birds Story
M20:RAINBOW
EN1:あなたがいればいいのに
W・EN1:Ray
開場中のBGMの代わりに響き続けていた心臓の鼓動音がだんだん大きくなってSEに切り替わり、メンバーが登場。『心臓の居場所』収録の「end-end」でライブはスタート。2016年6月リリースの10周年ベスト・アルバム『Lovers,Birthday,Music』から9曲、『心臓の居場所』から4曲を含む全22曲が披露された。
最初のMCタイムでは「おめでとう!」「おめでとう!」とフロアのあちこちから声が飛び、タナカヒロキ(G)が「いつも静かなくせに(笑)」と答える。
中盤、「A」のサイケデリックな爆音で一度目のピークを作ったあとで、ヒロキは「俺はエゴサーチしてるよ」と、Twitterに書き込まれてきたファンの今日への思いがとても熱いことを言葉にする。そして「今日が来なければいいと思って。今日終わるとツイートもなくなるから……なんで俺はここでもネガティブなことを言う」と漏らし、フロアに笑いが広がる。
「ここに立てて、本当にありがとう。みんなのおかげです。今年1年ほんまに愛してもらったので、全力で返していこうと思います。そういう歌をやります」というヒロキの言葉に続いて、カナタタケヒロ(VO&G)が弾き語り状態で「大きな木」を歌い始め、後半がスタート。カナタとヒロキがステージから消え、ヤマモトシンタロウ(B)とアサカワヒロ(D)が音で闘うような激しいインプロヴィゼーションを続けてフロアの歓声を浴びた、と思ったらカメラを頭上に掲げたヒロキとタンバリンを持ったカナタがホール後方から現れ、オーディエンスで埋まったフロアをつっ切ってステージに向かっていく。
「暴れる準備はできてますか! 走れる準備はできてますか! 踊れる準備はできてますか!」というカナタのアオリから突入した「Wait?」の後半では、リードボーカルをオーディエンスにまかせ、そのシンガロング状態が次の「溢れる」まで続く。
「ピークピーク、すでにピーク感じてます!」というカナタの言葉をはさんで「君の涙を誰が笑えるだろうか」「問う今日」と『心臓の居場所』の曲を連打、そして「久々にやる曲」と「LAIKA」を聴かせる。
「あと3曲! 早ない? もう1時間半経ってるんや? 40分くらいの感じや。足りねえわ……いやあ、これはびっくりしてるわ。この1年、今日このライブと明日のリリースへ向けてやってきて、それで体感時間40分って、ヤバいで」とステージ上で困惑するヒロキ。
「あと3曲、全部歌え! 3曲とも全部知ってる歌やから!」と、「ワープ」「Blue Birds Story」「RAINBOW」のキラー・チューン3曲で大きなシンガロングを起こす。特に「RAINBOW」では「Show me rainbow after the rain」のリフレインが何度も何度も続いた。シンタロウ→アサカワ→ヒロキ→カナタの順に演奏を止めてステージを下りていく、という形で本編はしめくくられた。
アンコールを求める声に応えて4人が再び登場。今日のこの日に向かって毎回「このステージが最後のステージになってもいいようにやろう」と言ってライブをやってきたこと、その今日をこうして迎えられたこと、それがもう終わってしまうこと、今日集まってくれたファンへの感謝の気持ち、それからマネージャーが辞めてしまうこともあり、ヒロキ、話しているうちに言葉を詰まらせ、涙をこらえきれなくなる。
「……こういうのイヤやねんなあ。こういうのやってるバンドおったらさめた目で見てたのに、俺」と嘆き、「出会いと別れの季節やけど、最近別れの方が多いから」「別れは人を成長させるというけど、別ればかりだと心が保たないんで、ここにいるみんなとはなるべく別れたくないです」「11年目も大丈夫やからついてきてください」というヒロキの言葉からの「あなたがいればいいのに」で、情感あふれるカナタの歌がスタジオコーストを包んだ。
続くWアンコールでは、6月からツアーを行うことを発表。今日、地方から集まってくれたファンに対して「今度はこっちから各地に行くので」と告げ、最後に「Ray」をオーディエンスにプレゼントした。
LEGO BIG MORLは3月と4月、各地のタワーレコードで『心臓の居場所』のインストアイベントを回る。6月からのツアーは、ファンクラブ会員限定の6月15日(木)東京・TSUTAYA O-CRESTでスタート、福岡・札幌・名古屋・岡山・新潟・大阪・仙台を回って9月14日(木)東京・SHIBUYA WWW Xでファイナルを迎える全11本。東京は3公演、大阪は2公演が組まれている。(modelpress編集部)
セットリスト
M1:end-endM2:dim
M3:テキーラグッバイ
M4:Spark in the end
M5:バランス
M6:三月のマーチ
M7:Noticed?
M8:その時のこと
M9:A
M10:大きな木
M11:Wait?
M12:ドリルドリル
M13:正常な狂気
M14:溢れる
M15:君の涙を誰が笑えるだろうか
M16:問う今日
M17:LAIKA
M18:ワープ
M19:Blue Birds Story
M20:RAINBOW
EN1:あなたがいればいいのに
W・EN1:Ray
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