約1年半ぶりの海外公演を行ったモーニング娘。’16、

モーニング娘。’16、1年半ぶり海外公演で6000人を熱狂 新体制で感じた手応えと課題とは<全メンバーコメント>

2016.02.29 21:02

モーニング娘。’16が28日(現地時間27日)、2014年のニューヨーク公演以来となる約1年半ぶりの海外公演を、テキサス州ヒューストンで開催された「Anime Matsuri」のメイン・イベントとして実施。譜久村聖がリーダーになって初の海外公演、そして鞘師里保卒業後の12人体制で初となる単独コンサートでもあった。

  

緊張のライブに観客集中

野中美希が左足のケガによりフォーメーションに加われないなど、多くのプレッシャーがかかるステージに対し、サイン会や取材の合間も寸暇を惜しんでMCの練習に励んだり、リハーサル映像を見ながらの個々や全体の確認をしたりするなど調整してきたメンバー。アニメやマンガ、ゲームといったコンテンツがメインである同イベントで、モーニング娘。がどのように受けとめられるかに注目が集まっていたが、会場は開演までに多くのオーディエンスで埋め尽くされた。

モーニング娘。’16/(左から)鈴木香音、生田衣梨奈、小田さくら、尾形春水、工藤遥 、羽賀朱音、石田亜佑美、牧野真莉愛、佐藤優樹、譜久村 聖、飯窪春菜、野中美希

1曲目からテンションが最高潮

オープニングにメンバー紹介の映像が流れ始め「ARE YOU READY?」の文字が映し出されると会場は一気にヒートアップ。1曲目『One and Only』のイントロが響き渡り、メンバーがステージに現れると歓声が悲鳴に変わった。

同ライブの幕開けに相応しい、モーニング娘。初の全編英語詞である同曲を披露後、激しいダンスとボーカルのコンビネーション・ナンバー『Oh my wish!』をパフォーマンス。英語で行った自己紹介では、帰国子女の野中以外は発音がたどたどしかったが、一生懸命思いを伝えようとしていた。

その後『ENDLESS SKY』、『恋愛ハンター』を歌唱。さらに『スカッとMy Heart』やライブで人気のナンバー『ラヴ&ピィ~ス!HEROがやって来たっ。』を投下した。

モーニング娘。’16

OG・光井愛佳が登場

メンバーが半分ずつ衣装チェンジする時間を利用したMCタイムには、モーニング娘。OG・光井愛佳登場。開演前、光井自身が直接ファンにヒヤリングした質問にメンバーが答えるコーナーが始まった。

「ヒューストンを楽しんでいるか?」の質問に飯窪春菜がトヨタセンター(バスケットボールチーム・ヒューストン・ロケッツの本拠地)で選手のポスターと写真を撮ったことを明かすと、地元の話題からか一際大きな反応。また、覚えて欲しい日本語として、モーニング娘。がコンサート前に全員で行う伝統的な掛け声「がんばっていきまっしょい」などを紹介した。

会場の様子

怒涛のパフォーマンスでファンを魅了

中盤は黒の衣装に着替えて、最近のコンサートでは披露していなかった『そうだ!We're ALIVE』『LOVEマシーン』『恋愛レボリューション21』のレジェンダリー・クラシック・メドレーからスタート。途中、宇宙を意識したキラキラにアメリカ国旗と「I LOVE HOUSTON」のワッペンをあしらった特別衣装への早着替えで、ファンの目線を釘付けにしていた。

客席をバックに会場全体で記念撮影のあとに披露された『冷たい風と片思い』では、石田亜佑美のソロダンスに大きな歓声。その後は『The 摩天楼ショー』『愛の軍団』『わがまま 気のまま 愛のジョーク』『What is LOVE?』と一気に畳み掛けて、怒涛の勢いで本編に幕を下ろした。

モーニング娘。’16、

過去最高の盛り上がりに

アンコールが会場に響き渡っていたが、いつしかそのコールは「ズッキ」コールへ。観客の声援に応えたアンコール1曲目の『HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~』で観客は再びヒートアップした。曲が終わると、譜久村が観客に向けて英文の手紙を披露。「I Promise. We’ll Be Back!」で締めると会場はわれんばかりの拍手に包まれた。

そして最後に歌われたのは『One・Two・Three』。10年目を迎えた同イベントのなかで過去最多となる6000人超を動員したライブは大きな喝采とともに締めくくられた。

ステージを終えて…

ライブを終えたメンバーは、開演前には緊張・不安があったことを告白。100%満足できるライブではなく個々で反省点もあるようだが、同所での再ライブはもちろん、ワールドツアーへの意気込みも口にしていた。(modelpress編集部)

ライブを終えたモーニング娘。’16全メンバーコメント

譜久村聖
会場がとても広かったので、どれくらいの人が来てくれるのかわからなかったのでドキドキしていましたが、私達のことを待ってくれていた人、初めて私達のライブを見る人もたくさんいて、すごくうれしかった」と喜びをあらわにし、「ライブ途中から『ライブを終わりたくないな』と思っていて、ライブが終わってハケた瞬間に寂しくて泣いてしまいました」と回顧。「また絶対にヒューストンでライブをやりたいし、世界のいろんな国でライブをやりたいと改めて思いました」と新たな目標を掲げた。

生田衣梨奈
私にとってアメリカでのライブは2回目でしたが、ヒューストンのほうが私に対する歓声が多かったような気がしました。(鈴木)香音ちゃんを超えることはできなかったけど(笑)。是非ワールドツアーを実現させたい!その思いがさらに強くなりました。

鈴木香音
私にとってモーニング娘。として最後の海外公演になるので、とても楽しみにしてきました。まさかアンコールで「ズッキコール」が起こるとは思わなかったし、とてもうれしかったです。今まで海外の方からたくさんの素敵な思い出をもらってきたけど、今回の公演で新たに素敵な思い出が増えました。ありがとうございました!

飯窪春菜
「Anime Matsuri」ということで、モーニング娘。のファンの方もコスプレしていたり、モーニング娘。もアニメも好きな人がいつもより多かったので私にとって「アニメとアイドルの融合」という最高の空間でした。私の好きなもので埋め尽くされた空間が本当に心地よかった。あと、私は「ハニー」とファンの方に言われるんですけど、本場の「ハニー」をたくさん聞くことができました(笑)。

石田亜佑美
サイン会などで「AYUMIのダンスを楽しみにしているよ」と多くの人に言われたので気合い入ってたんですけど、前半は力が入りすぎていたと思います。ちょっと硬かったかな、と。でも後半は素で楽しめたし、見に来てくれた人にも楽しんでもらえてると感じました。ことばを超えたパフォーマンスを通じて「楽しんでね、私も楽しんでるよ」ということがちゃんと伝えられたと実感しました。『恋愛ハンター』で新しくもらえた自分のパートや『冷たい風と片想い』でのソロダンスのパートでステージの真ん中に立った時大きな歓声があがったんです。とてもうれしかったし、ちょっと自分に自信も持てました(笑)。

工藤遥
正直ニューヨークの時のほうがリアクションが大きかった気がします。それはニューヨークのときは私達のことを知っていて好きでいてくれる人ばかりの前でのライブだったからで、今回のように私達のことを知らない人もたくさん見てくれている、というライブはまた新たな経験になりました。ライブが終わった後に、すれちがうたびに「今日ライブ見たよ」「とてもよかった」って言ってくれる人が断然増えて、ライブをすることで認知度が上がったことを実感できたんです。不特定多数の前でライブをやることの重要性を感じたし、今後海外や日本でもそういった機会を増やしていけたらと思います。

佐藤優樹
くやしかったのは、もっとメンバーが英語を話せれば、その時の素直な気持ちも言葉にして伝えることができるのに…って思って。私ももっと英語を勉強したいって今まで以上に感じました。ライブは自分的には反省すべきポイントはいくつもあったんですけど、すごく盛り上がってくれた。モーニング娘。’16として前に一歩踏み出せたなって感じることができました。

小田さくら
一番うれしかったのは「モーニング娘。’16を知らない方がたくさんいた」ということ。今回のライブを通じて私達や私達の音楽に興味を持ってくれた人が増えたなって実感できました。ライブの途中からでも会場に入ってきてくれる人がたくさんいたし、私もそれをステージ上で見ることができた。「もっと入ってきて!ここ楽しいよ!」って心の中で呼びかけながらパフォーマンスしてました(笑)。

尾形春水
私にとって人生初の海外で、海外のファンに直接会うのは初めてでした。ファンだけでなく、他の方もとてもフレンドリーで面白い方が多く、視野が広がったし、いい経験になりました。ライブは声援が日本よりキーが高くて(笑)、大きな声援をたくさんいただきました。これから世界中の人に会ってコミュニケーションしていけたらと思います。あと英語をもっと勉強します!

野中美希
アメリカは5年ぶりでとても楽しみにしていました。ステージに上がった瞬間懐かしさと心地よさを感じることができて、ようやく加入する前のアメリカで生活していた自分とモーニング娘。としての今の自分が一本につながったなって感じることができました。ライブが終わったらなぜだか涙が止まらなかった。たぶん感動とうれしさから来る涙だったと思います。これからもっと海外の人とのコミュニケーションを大切にしていきたいと思います。

牧野真莉愛
始まる前から楽しみで楽しみでずっとドキドキしていました。始まってからは曲が始まるごと、あおりやリアクションするごとに「キャー」って大きな声援をもらえて本当にうれしくって夢のような感じでした。ぜひ世界ツアーをやってみたい!

羽賀朱音
私はツアーの初日の、曲が始まるごとに「お、この曲か」っていう客席のオーッという歓声を聞くのが好きなので、ツアーの初日が大好きなんですけど、今日のコンサートも1曲ごとに「キャー」っていう大きな歓声を聞くことができてとても楽しかったし、『Oh My Wish!』の私のセリフのパートの時も大きな歓声があがったんです。とてもうれしかったです。

光井愛佳
海外はいろいろとバタバタして忙しいし、メンバーの緊張している様子やファンのリアクションなど、懐かしく思いながら同行していました。ファンからの質問をMCの中に盛り込んでいたので、事前にファンに質問したりしてコミュニケーションをとっていたんですけど、ファンの皆さんはすごく熱心だし、今回のライブをとても楽しみにしている様子でした。自分がいることでメンバーとファンの距離を少しでも縮められたんじゃないかなって思います。

モーニング娘。’16「Anime Matsuri」セットリスト

1: One and Only
2: OH MY WISH!

MC1:全員挨拶

3: ENDLESS SKY
4: 恋愛ハンター(updated)
5: スカっとMy Hear
6: ラヴ&ピィ~ス!HEROがやって来たっ。

MC2:半分ずつでトークwith光井

7: そうだWe're ALIVE(updated)
8: LOVEマシーン(updated)
9: 恋愛レボリューション21(updated)

MC3:フォト

10: 冷たい風と片思い
11: THE 摩天楼ショー
12: 愛の軍団
13: わがまま 気のまま 愛のジョーク
14: What is LOVE?

アンコール

E1: HOW DO YOU LIKE JAPAN?
【Not Sponsored 記事】

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