AKB48、結成8年目でさらなる進化 今年もすべてミリオンの5曲を振り返る

AKB48、B’z抜く 結成8年目でさらなる進化

2013.12.17 04:00

AKB48・34作目のシングル「鈴懸の木の道で『君の微笑みを夢に見る』と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの」(12月11日発売)が発売初週で103.3万枚を売り上げた。AKB48のシングルミリオンは、20作目の「桜の木になろう」(2011年2月発売)から15作連続。通算のミリオン獲得数は、自身初のミリオン作品となった18作目の「Beginner」(2010年10月発売)から16作目で、これまでB’zが持っていた歴代1位記録の通算15作を13年9ヵ月ぶりに更新した。今年リリースした5作のシングルをベースに、彼女たちの2013年を振り返る。

  

2013年第一弾シングル

AKB48「So long!」(2月20日発売)
AKB48にとって2013年、第一弾となった通算30枚目のシングルは「So long!」(2月発売、年間113.3万枚)。彼女たち恒例の桜ソングで、センターを務めたのは渡辺麻友。両脇に島崎遥香、松井珠理奈が位置し、次世代エースたちによる新しいAKB48の幕開けを予感させた楽曲でもあった。

自身最大のヒット曲

「さよならクロール」(5月22日発売)
「第5回AKB48選抜総選挙」の投票権がついた通算31枚目のシングル「さよならクロール」(5月発売)は、195万枚以上を売り上げ、AKB48史上最大のヒットに。渡辺麻友、島崎遥香、大島優子、板野友美の“クアドラプルセンター”と呼ばれる4トップが採用され、板野はインディーズ時代も含め約7年間で初めてのセンターとなった。夏にぴったりのハイパーポップチューンで、水泳とシンクロをイメージした振り付けも印象的だった。

ダンス動画が一大ブームに

AKB48「恋するフォーチュンクッキー」(8月21日発売)
通算32枚目のシングル「恋するフォーチュンクッキー」(8月発売、年間147.9万枚)は、「第5回AKB48選抜総選挙」で1位に輝いたHKT48の指原莉乃が初めてセンターを務めた楽曲。80年代のエッセンスを感じるディスコ調のメロディーは、王道J‐POP路線できたAKB48にとって新しい挑戦だった。

また同楽曲は“おにぎりを握る”ダンスが話題に。企業や自治体がユニークなダンス動画をアップすることがブームになり、AKB48の新たな代表曲になったといっても過言ではなくなった。

8年目にして初の単独センター

AKB48「ハート・エレキ」(10月30日発売)
通算33枚目のシングル「ハート・エレキ」(10月発売、年間126.1万枚)では、1期生の小嶋陽菜が8年目にして初の単独センターに。グループサウンズのメロディーは親しみやすく、こちらも幅広い層に支持された。

AKB48史上最長のタイトル

AKB48「鈴懸の木の道で『君の微笑みを夢に見る』と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの」(12月11日発売)
そして今年9月に行われた「第4回じゃんけん大会」で優勝した松井珠理奈がセンターを務めた楽曲が「鈴懸の木の道で『君の微笑みを夢に見る』と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの」。AKB史上最長の76文字のタイトルで、コール&レスポンスなども入った元気いっぱいの王道アイドルソングだった。

総括

センターを毎回変え、新しい試みを提案し続けたAKB48の2013年。「さよならクロール」の売上195.5万枚は、昨年5月に「真夏のSounds good!」で打ち立てた女性グループ年間最多182.0万枚を、10万枚以上も上回る新記録だった。結成8年目にして自身のCDセールス記録を更新し、次世代メンバーも順調に頭角を現している彼女たちの勢いはまだまだ収まりそうにない。(モデルプレス)
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