倖田來未、「体の全てを使った」“リアル”を体現

11月12日に開幕する「バレーボール・ワールドグランドチャンピオンズカップ2013」（日本テレビ系）のテーマソングに起用される同作。MVでは、新しい世界への挑戦、そして、そこに挑む気持ちを表現したパワフルな歌詞を映像化するために、荒野を想定した海辺で撮影を決行した。

新しい未来、新しい世界を目指して過酷な荒野を歩き続ける民族というストーリー仕立てで、復帰後初ともいえる倖田の激しいダンスパフォーマンスが随所に見られる今作。撮影は気温も低く、強風に加えて雨が降り続いたという悪条件な天候の中行われたが、その甲斐あってか迫力満点の映像に仕上がっている。

倖田は、「悪天候の撮影でしたが、ある意味その風や雨のおかげで、かなり迫力のある映像になりました！体の全てを使って、戦い続ける強い意志、そして前を向いて歩き続いていく気持ちを表現している激しいダンスシーンにも注目です」と自信を覗かせ、「このMVを通じて、スポーツを始め、世界に挑戦する全ての人と応援者であるオーディエンスに、夢を諦めない、そしてその夢を応援する気持ちの強さを伝えることができたら嬉しいです」とメッセージを送っている。

雨、風、濡れた大地の中でも、前をまっすぐ見据えた倖田の目線と、彼女の武器であるパワフルでエネルギッシュなダンスが盛り込まれた今作。楽曲の持つ都会的なサウンドに対し、あえて土着的なロケーションを使い、創造の世界ではなく“リアル”な戦いの世界を体現しているという部分もポイントの1つだ。

衣装、髪型、セット等、細部に渡り監督と何度もディスカッションし、作品を創りあげたという彼女のこだわりが詰まった見どころ満点の映像となった。（モデルプレス）