NCT(左から)ウィンウィン、チョンロ、ヘチャン、ジョンウ、ジャニー、ジェヒョン、クン、テヨン、マーク、ジェミン、ドヨン、ユウタ、テン、ジェノ、チソン 「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)

NCT、初のスタジアム公演で全ユニット勢揃い “黄金時代”象徴するステージにファン熱狂<NCT NATION:To The World/セットリスト・ライブレポ>

2023.09.17 22:06

グローバルボーイズグループ・NCT(エヌシーティー)の日本初となるスタジアム公演となった「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」が9月16日から17日にかけて東京・味の素スタジアムにて開催された。ここでは17日の公演の様子をレポートする。

  

NCT初スタジアム公演「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」

初のスタジアム公演であり、全ユニットが集結した合同公演である今回。8月26日の韓国・仁川文鶴競技場公演を皮切りに9月9日から10日に大阪・ヤンマースタジアム長居、9月16日から17日に東京・味の素スタジアムで公演を開催した。

(後列左から)ジャニー、ヘンドリー、チソン、ドヨン、クン、チョンロ、ジョンウ、ヘチャン(中列左から)シャオジュン、ジェノ、テン、ジェミン、ジェヒョン(前列左から)ヤンヤン、マーク、ユウタ、テヨン、ロンジュン、ウィンウィン「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
NCTは独自の世界観で唯一無二の路線を切り拓くNCT 127(エヌシーティーイチニナナ)、爽やかでポップな魅力が弾けるNCT DREAM(エヌシーティードリーム)、重厚かつ妖艶な舞台で魅せる中華系ユニットのWayV(ウェイブイ)、人数に変動があるNCT U(エヌシーティーユー)による4つの派生ユニットで構成されており、グループごとのステージから、それぞれのメンバーが混ざり合うNCT U(エヌシーティーユー)によるパフォーマンスまで40曲を届けた。なお、今回はプレデビューリアリティ番組「NCT Universe:LASTART」から新たに誕生した「NCT NEW TEAM(仮)」もオープニングアクトとして登場した。(テイル(TAEIL))は怪我のため欠席)

NCT、19人全員勢揃いで開幕

NCT(1段目左から)クン、テヨン、マーク(2段目左から)ウィンウィン、ジェヒョン、ジェミン、ユウタ(3段目左から)ロンジュン、ジョンウ、テン、チソン、ドヨン(4段目左から)ジャニー、シャオジュン、ヘチャン、ジェノ、ヤンヤン、チョンロ、ヘンドリー「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
NCT「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
今か今かと開演を待ちわびるファンでびっしり埋め尽くされたスタジアムの中、スーツをまとったメンバー19人が「INTRO:Neo Got My Back」で颯爽と登場。1人ずつスクリーンに抜かれるだけで歓声が沸き立ち、会場全体の気分の高まりが伝わる。デビュー曲「The 7th Sense」でステージが幕を開けると、テヨン(TAEYONG)、ドヨン(DOYOUNG)、テン(TEN)、ジェヒョン(JAEHYUN)、マーク(MARK)の5人が圧倒的なカリスマ性を放ち、音の少ない楽曲ながらも段階的に、しかし確実に会場を沸かせていく。ユニット毎のパフォーマンスを終えると大人数が所属するNCTの真骨頂とも言える群舞を堪能できる「Black on Black」へ。テヨン率いるラップからスタートすると、観客と呼応するような掛け声がより一層一体感を生み、一糸乱れぬダンス、そして力のこもったパフォーマンスで観客を震えさせた。

NCT、バラードからキュートまで多彩な魅力放つ

NCT 127「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
NCT 127「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
NCT全体の“色”を存分に見せつけたところで次はボーカル力やキュートな魅力が引き立ったパートへ。「WITHOUT YOU」ではドヨン、クン(KUN)、ジェヒョンが会場のファンを見つめて力いっぱい熱唱。そして「Kangaroo」はメンバーそれぞれの可愛らしさが最大限まで発揮され、現在の“マンネ(最年少)”コンビにあたるチョンロ(CHENLE)とチソン(JISUNG)によるペアの振り付けで会場中を癒やす。

NCT DREAM「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
WayV「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
舞台はメインステージへと移り、しっとりとしたバラードを聴かせるポイントに。「Coming Home」「My Everything」「Good Night」とそれぞれが美声を響かせながらボーカル力を存分に発揮。NCTのボーカルを牽引するテイルは惜しくも欠席となったが、各メンバーがパートを担い合い、また新たに楽曲の魅力を引き出した。そんなバラードパートの締めくくりには、多国籍なメンバーが所属するNCTだからこそ、より意味を持つ「From Home」。様々な国からやってきたメンバーが新たにNCTとしてステージの上で輝ける思いを表しており、日本人メンバーのユウタ(YUTA)の歌う「僕ら強くなれる」といった日本語での歌詞にはグッときたファンも多いのではないだろうか。

NCT、ユニット勢揃い

WayV「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
NCT U「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
ここからはソロ・ユニットでファンのボルテージをグッと引き上げる。まずはソロデビューを果たしたテヨンが「SHALALA」でクール・キュート・セクシー…一曲に多様な魅力を凝縮。そしてドヨン、ジェヒョン、ジョンウ(JUNGWOO)によるNCT DOJAEJUNG(エヌシーティードジェジョン)は「Perfume」で爽やかな色気を放出する。

続いて訪れたNCT DREAMのステージでは、最新曲の「Broken Melodies」「ISTJ」、そして日本デビュー曲「Best Friend Ever」を披露すると、野外の暑さを吹き飛ばすような爽やかさをアピールした。

NCT U「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
そんな空気がWayVで一変。うっとりとするほどの流し目を連発させながら「Kick Back」「Nectar」「Phantom」とグループのカラーが映し出された楽曲を連発。テンはフリルがあしらわれたブラウスを美しくはだけさせながら観客の悲鳴をかっさらっていた。そして現れたNCT 127はヒット曲「英雄;Kick It」で熱く幕開け。日本語楽曲「Chain」、そして「2 Baddies」とその場を制するかのような覇王色に満ちたステージを繰り広げ、会場をNCT 127カラー一色に染め上げた。

NCT Uで畳み掛け ユウタ「皆にとってもこの瞬間が最高の瞬間になりますように」

日が完全に沈み暗闇に包まれると、ハードな魅力が光るパートへ。ブラックの衣装に身を包んだメンバーたちによる「New Axis」で幕を開くと、「PADO」でヘチャン(HAECHAN)、シャオジュン(XIAOJUN)らを筆頭にスタイリッシュかつセクシーな世界観へ一気に引き込む。極めつけには、高速ラップによって会場中がペンライトを高く掲げて盛り上がる「Misfit」で大きく花火が打ち上がり後半パートの始まりを加速させた。

「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
「NCT STADIUM LIVE ’NCT NATION : To The World-in JAPAN’」より(提供写真)
すると、「The 7th Sense」メンバーの5人が再びカムバックしたことで話題を呼んだ「Buggy Jeans」へ。モダンさと個性的なサウンドが融合されたNCTらしさを打ち出し、そのままテヨンとテンによる「Baby,Don’t Stop」「Call D」で2人だけのキュートかつ色気に溢れたテンポで魅せた。本編ラストにはNCT Uの人気楽曲「Universe」「BOSS」で勢いよく畳み掛け、マークの掛け声で始まる「RESONANCE」で19人の一体となった魅力を最後に出し切った。

アンコールでは、全員がトロッコに乗り込み「Beautiful」でフリスビーを投げながらファンとコミュニケーション。ユウタの「皆にとってもこの瞬間が最高の瞬間になりますように」という言葉をきっかけに始まる「Golden Age」で締めくくった。(modelpress編集部)

「NCT NATION:To The World」セットリスト

OP ACT+NCT NEW TEAM(仮)
0 INTRO:「Neo Got My Back」
01 「The 7th Sense」NCT U (テヨン/ジェヒョン/ドヨン/マーク/テン)
02 「Limitless」NCT 127
03 「Take Off」WayV
04 「BOOM」NCT DREAM
05 「Black on Black」NCT 2018
06 「Interlude: Oasis」NCT U (ジェヒョン/ユウタ/ジェミン/チョンロ/ウィンウィン)
07 「WITHOUT YOU」NCT U (ジェヒョン/ドヨン/クン)
08 「Round & Round」NCT U (ジェヒョン/ヘチャン/テン/シャオジュン)
09 「Know Now」NCT U (ジェミン/ジェノ/ヤンヤン/マーク/ロンジュン/ジャニー/ドヨン)
10 「Vroom」NCT U (チョンロ/チソン/クン/ジェヒョン/ジョンウ/ヘンドリー)
11 「Kangaroo」NCT U (チョンロ / チソン/クン/ロンジュン/ヤンヤン)
12 「Coming Home」NCT U (ドヨン/ヘチャン/ジェヒョン)
13 「My Everything」NCT U (ロンジュン/シャオジュン)
14 「Good Night」NCT U (ドヨン/ロンジュン/シャオジュン)
15 「From Home」NCT U (ドヨン/ロンジュン/ヘチャン/ユウタ/チョンロ/クン)
16 「SHALALA」TAEYONG
17 「Perfume」NCT DOJAEJUNG (ドヨン/ジェヒョン/ジョンウ)
18 「Broken Melodies」NCT DREAM
19 「ISTJ」NCT DREAM
20 「Best Friend Ever」NCT DREAM
21 「Kick Back」WayV
22 「Love Talk」WayV
23 「Phantom」WayV
24 「英雄; Kick It」NCT 127
25 「Chain」NCT 127
26 「2 Baddies」NCT 127
27 「New Axis」NCT U (テヨン/マーク/ヤンヤン)
28 「The BAT」NCT U (ジャニー/ユウタ/チソン/ジョンウ/ジェノ/ヘンドリー)
29 「Faded In My Last Song」NCT U (ジャニー/ユウタ/チソン/テン/ロンジュン/ヘチャン)
30 「OK!」NCT U (テン/ユウタ/ヤンヤン/テヨン/ヘンドリー/マーク/ジェノ)
31 「PADO」NCT U (テヨン/ジャニー/へチャン/シャオジュン/マーク/ヘンドリー/ジェヒョン)
32 「Alley Oop」NCT U (ジェミン/チソン/ウィンウィン/ユウタ/ヤンヤン/ヘンドリー/ジェノ)
33 「Misfit」NCT U (ヤンヤン/ヘンドリー/ジェノ/テヨン/マーク/ジャニー)
34 「Baggy Jeans」NCT U (テヨン/ジェヒョン/ドヨン/マーク/テン)
35 「Baby Don’t Stop」NCT U (テヨン/テン)
36 「Call D」NCT U (テヨン/テン)
37 「Universe(Let’s Play Ball)」NCT U (ジョンウ/ドヨン/マーク/ジェミン/ジェノ/シャオジュン/ヤンヤン/ヘチャン)
38 「BOSS」NCT U (テヨン/ジョンウ/ドヨン/マーク/ジェヒョン/ウィンウィン)
39 「RESONANCE」NCT 2020
40 「Beautiful」NCT 2021
41 「Golden Age」NCT 2023

「NCT NATION:To The World」日本公演日程

2023年9月9日(土)[大 阪]ヤンマースタジアム長居

OPEN 15:00/START 17:00

2023年9月10日(日)[大 阪]ヤンマースタジアム長居

OPEN 14:00/START 16:00

2023年9月16日(土)[東 京]味の素スタジアム

OPEN 15:00/START 17:00

2023年9月17日(日)[東 京]味の素スタジアム

OPEN 15:00/START 17:00
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