NCT DREAM、初ドーム公演完走 7人の“青春”詰まった夢のステージにサプライズ演出も<THE DREAM SHOW2:In A DREAM>
2023.02.19 21:00
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男性7人組ダンス&ボーカルグループ・NCT DREAM(エヌシーティードリーム)のワールドツアー「NCT DREAM TOUR ‘THE DREAM SHOW2:In A DREAM’」の日本公演が17日~19日に京セラドーム大阪にて開催された。ここでは最終日となった19日公演の様子をレポートする。
NCT DREAM、7人で初ドーム公演開催
リーダーのMARK(マーク)が再び合流し、RENJUN(ロンジュン)、JENO(ジェノ)、HAECHAN(ヘチャン)、JAEMIN(ジェミン)、CHENLE(チョンロ)、JISUN(チソン)の7DREAM初となる今回の公演は40000人の観客が来場し、総動員数は174000人にも上った。NCT全体のコンセプトである寝ているときに見る 「夢」 。 そのテーマを体現するグループがNCT DREAMで、ツアータイトルにも“ In A Dream ”とある通り、メンバーの夢の中でファンと共鳴する世界観と7人のメンバーのつながりを表現し、コンサート終了=夢が覚めるを合図し、ファンにパワーを持ち帰ってもらうライブという思いが込められている。
最終公演となる、京セラドーム大阪公演3公演では、8日発売の日本デビューシングル「Best Friend Ever」を初披露し、さらには、韓国でのデビュー曲「Chewing Gum」、日本デビューシングル「Best Friend Ever」のカップリングに収録の「Glitch Mode(Japanese ver.)」などアンコールを含む全32曲を歌唱した。
NCT DREAM、クールからキュートまで 変幻自在な魅力光る
コンサートのオープニングは、まさにNCTzen(シズニ=ファンネーム)を夢に誘うかのように目を閉じて眠るメンバーの姿がモニターに。オープニングVCRが始まると、セット高所のエレベーターやステージ上のボックスからメンバーが登場。センターステージに集まると「Let’s go!」を合図に「Glitch Mode(Japanese ver.)」がスタートし、待ちわびた公演の始まりに早速会場の熱気が高まる。その後は「Countdown (3, 2, 1)」「STRONGER」とメンバーの秘めるクールな魅力が光る楽曲が続々と。ジェノは大胆に背中や腕がカッティングされたタイトなトップス姿でファンからは悶絶する声が漏れていた。その後はチソンが主人公となったVCRが皮切りとなって“初恋四部作”へ。「My First And Last」「Bye My First…」「Love Again」「To My First」と初恋の始まりから終わりまで、可愛らしさを交えつつも切なく表現。ロンジュン、ヘチャン、チョンロのボーカル力が光る「Sorry, Heart」は透き通るような声で悲しい愛を歌い、そしてデビュー曲である「Chewing Gum」ではアップデートされたフレッシュな魅力を放った。
さらに、マーク、ジェノ、ジェミン、チソンによる「Saturday Drip」ではチソンの「京セラ Make some noise!」など力強い煽りも挟み込み、会場のテンションはピークに。その高まった空気そのまま、ステージに透明のボックスが出現すると「Quiet Down」へ。ボックスの中のメンバーとそれを囲むメンバーが呼応する形で、熱を含みながら絡まり合った。そして会場の空気を最高潮まで高めたところで始まるのは「better than gold」。サングラスも着用しノリノリなメンバーが「Life Is Still Going On」に合わせてバックステージまで向かうとゴンドラでスタンドのファンと接近した。
その後、メンバー同士が手を繋いでいくVCRの後には「Hello Future」が。会場のファンが一体となってコーラスすると、光に包まれたメンバーたちが登場。未来への希望に満ち溢れた歌詞を多幸感たっぷりの雰囲気をまとって体現した。そして日本デビュー曲「Best Friend Ever」から「Trigger the fever」とNCT DREAMのバイブを感じさせる楽曲を続々と披露。その後の「Hot Sauce」で炎が焚かれるステージで会場がヒートアップしたまま本編が終了した。
NCT DREAMへファンからサプライズ
ファンの「NCT DREAM」コールが会場を埋め尽くし、アンコールとしてマークが登場。ポップアップで他のメンバーも姿を現すと「Beatbox」で会場全体でビートを紡いだ。最後の記念撮影が終わると、モニターにこれまでのメンバーのツアーの様子をたどる映像が。そして、観客全員がスローガンをかかげ「NCT DREAM is my…」の文字に続いて「Best Friend Ever!」とメッセージを送るサプライズ。客席には「7DREAM FOREVER」とペンライトで文字が浮かび上がり、メンバーも感嘆の声を漏らす中、「本当にありがとうございます」と感謝の思いを伝えた。その後は、メンバー一人ひとりがコメントを述べる時間に。それぞれが日本語を交えながらシズニへの感謝を伝え、マークやチソンが言葉を詰まらせる場面も。そして、全てのライブが終了したと思われたそのとき、メインステージのモニターにキャンディーが降り注がれ、クリスマスを思わせる扉のイラストが登場。ふわふわのミトンを身に着けたメンバーが続々と姿を現すと、2022年12月にリリースされヒットとなった「Candy」を可愛らしさたっぷりに披露。去り際には、ジェミンが「帰りたくないよ!シズニ愛してる。またね」と愛に溢れたメッセージを送り、扉が閉じる最後の最後まで7人でぎゅっと集まるとともに、名残惜しそうにシズニに手を振り続けていた。
卒業制度が廃止となり、マークが再合流してから初となった“7DREAM”の日本公演。日本デビュー曲「Best Friend Ever」のタイトルにあるように“親友”の7人が7人でライブをすることに喜びを感じている様子が見られる場面が多数あり「Puzzle Piece」でメンバー同士が戯れる姿や、「Trigger the fever」で円陣を組む姿など7人の“青春”そのものを肌で感じることができる瞬間が詰まっていた。
3月にはジャカルタ、そしてロンドン、パリ、シカゴ公演とNCT DREAM初のワールドツアーは始まったばかり。メンバーがMCで何度も口にしていたように、今後の日本活動にも期待が高まる。(modelpress編集部)
NCT DREAM京セラドーム大阪公演最終日セットリスト
M1.Glitch Mode (Japanese ver.)M2.Countdown (3, 2, 1)
M3.Stronger
MC
M4.Dreaming
M5.Déjà Vu
M6.My First And Last
M7.Bye My First…
M8.Love Again
M9.To My First
M10.Sorry, Heart
MC
M11.Puzzle Piece
M12.Chewing Gum
M13.ANL
M14.Dive Into You
M15.Irreplaceable
M16.Saturday Drip
M17.Quiet Down
M18.Better Than Gold
MC
M19.Life Is Still Going On
M20.Diggity
M21.Ridin'
M22.Fire Alarm
M23.BOOM
M24.Hello Future
M25.Best Friend Ever
M26.Trigger the fever
M27.Hot Sauce
M28.Beatbox
M29.Candle Light
M30.Dear DREAM
MC
M31.Walk you home
M32.Candy
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