“音源収益未払い騒動”イ・スンギ、事務所からの約50億ウォン全額寄付「私にできる最善の使命」「貧しい方々のため」

イ・スンギ、所属事務所が50億ウォン以上の未払金支給

イ・スンギは今年11月、HOOKから音源収益を18年間一度も支給されていなかったとして提訴。報道によると16日、HOOKがイ・スンギに未支給精算金など54億ウォンを全額支給したと報じられた。

騒動以降初めてInstagramを更新したイ・スンギは、「久しぶりにご挨拶します。事実、あまり『こんにちは』と言えずにいました。裏切りに怒り、失望感に挫折し、ある日は恨み、ある日は自責することを繰り返して過ごしていました」と挨拶。

「今朝、約50億ウォン程の金額が私の通帳に入金されたというメールを受け取りました」とし「HOOKエンターテインメントは私が単にお金を受け取るために法的対応をしたと考えているようです。その当たり前の音源精算書を一度ももらったことがなかったんですが…このように一方的に『未払金』支給という名目で事件を決着させようとしています」と続けた。

さらに「私は今まで音源精算を受けるお金があることも知らずに過ごしました。 『マイナス歌手』と言われながら、18年間耐えてきましたから」とし、「そんな私がHOOKを相手に訴訟に乗り出したのは、滞ったお金のためではありません。 誰かが流した汗の価値が、誰かの欲のため不当に使われてはならないということ。 これは私にできる最善の使命だと思うのです」と、訴訟に乗り出した理由を明かした。

イ・スンギ、未払金を全額寄付へ

続けて「ついに50億ウォンが入金されました。どのようjな根拠で計算したのかはわかりません。HOOKの計算方法が理解できないので、これから継続して法廷で争われそうです。支離滅裂な戦いになり、大衆の方々に疲労感を与えてしまい申し訳ないと、まず申し上げます」としつつ「しかし、約束できるのは、未精算金がいくらになっても全額を寄付するということです」と、未払金を寄付する予定であると説明。

「今日入金された50億ウォンから、訴訟経費を除いた残り全額を、社会へ還元する予定です」とし「HOOKとの争いを決意した瞬間、私が受け取るお金を、貧しい人々のために全額使おうと決心しました」と、寄付について以前から計画していたことを明らかにした。

イ・スンギは「私は今まで音源精算金を知らずに生きていました。 もちろん、今日受け取った50億は私にとってもとても大きく大切なお金です。 私の10代、20代、30代の汗が入っています。 しかし、このお金が私より貧しい方々のために使われることができれば、私が感じる幸せと価値は単純に50億以上だと思います」と述べ、寄付先の関係者と会い具体的な計画を進めていることも報告。

「体が不自由で身動きさえできない方が多いです。 夢があっても、事情があり途中で諦める子も多いです。命が危険な状況でまともに措置を受けられない方々もいます。 そのような方々を皆助けるのに50億は足りないかもしれません。 しかし、小さな一歩から実践に移します」と伝え「何より今回のことを経験しながら 多くの方々が応援してくださいました。 一緒に怒って慰めてくださって、大きな力になりました。私が愛される存在だということを改めて感じさせていただき、ありがとうございます。 その愛を私が少しでも社会に還元することで恩返しします」と記した。

イ・スンギは2004年にデビューし、デビュー曲「ぼくの女だから」がヒットしたことで“国民の弟”の名で親しまれるトップスターとなった。デビュー以降137曲を発表したが、HOOK側から100億ウォン相当の音源収益を精算してもらえなかったと報じられていた。（modelpress編集部）