BTS・SUGA、PSYとのレジェンド級コラボで無双するプロデューサー業 “ミンPD”の活躍をプレイバック
2022.04.28 22:17
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BTSのSUGAが、『江南スタイル』等で知られる歌手PSYの新曲『That That』で豪華コラボを実現。音楽プロデューサーとしての活躍が増々著しくなる彼の、ソロでの活躍の歴史をプレイバック。
SUGA×PSY、最強のコラボが話題に
29日、9thフルアルバム『サダ9』をリリースするPSY。約5年ぶりとなるフルアルバムで、『江南スタイル』の成功から10周年という節目でも注目を集めている。同アルバムにはMAMAMOOのファサ、Jessi、Heize、Crush、TABLOら錚々たるメンバーが参加。missA出身のスジとMVでコラボする『Celeb』も収録され、豪華な内容が話題に。
SUGAは大先輩とのコラボに初めこそ緊張したというが、すぐに意気投合してスイスイと進んだという作曲作業。PSYもSUGAのことを「うちのユンギ(SUGAの本名はミン・ユンギ)」と呼ぶほどになっており、MVでも一緒に踊りながら最高の“ケミ”を見せている。
学生時代から始まっていたSUGAのプロデューサー業
ソロ活動はあまりしないBTSメンバーだが、SUGAに関しては個人としての音楽界での活躍が珍しいものではなくなった。事務所所属前から音楽プロデューサー志望だったこともあり、作曲作業は彼のライフワークでもある。高校生の時にプロデュースした『518-062』(2010)から、世の中に刃を突きつけるような骨太ヒップホップ精神は受け継がれ、BTSでも『Tomorrow』『Jump』『Let Me Know』(2014)、『フンタン少年団』(2015)などパンク、エモヒップホップの名曲を世に出してきたSUGA。
彼のダークサイドとも言える鋭利なヒップホップ曲はソロアーティスト名義Agust Dで継承され、グループ活動の傍ら『Agust D』(2016)『D-2』(2020)と2作のソロミックステープを発表している。
ジャンルを問わぬミンPDの快進撃
そんな彼が、デビュー後初めて自分以外のアーティストに楽曲を提供したのがSuranの『Wine (feat. Changmo)』(2017)。BIG HITのSlow Rabbitとの共同作曲ということもあってか、R&B的な要素も強い軽やかで切ない恋愛ソングだ。ダークな印象の強かった彼が、大衆的なコンセプトでも才能を発揮することが知らされ人々を驚かせたこの曲。今や韓国で知らない人はいない程の人気ラッパー、Changmoとの共作をいち早く行っていたことも注目すべきだろう。BTSの楽曲に携わるのはもちろんのこと、2019年にはEPICK HIGHの『Eternal Sunshine』をプロデュース。EPICK HIGHは彼が中学生時代に音楽を志すきっかけにもなったヒップホップクルーで、憧れの人に楽曲を提供するまでになったミンPD。
同年にはHEIZEの『We don't talk together(feat.Giriboy)』、さらに海を越え米歌手ホールジーの『Suga's Interlude』もプロデュース。特に『We don't talk together』はキュートでメランコリックなメロディの屈折した失恋ソングで、また新たなSUGAの感性を披露することなった。
IUとのコラボ曲「eight」は爆発的ヒットに
2020年にはミンPDの名を幅広い世代に知られることになったIUの『eight』がリリースされる。韓国の人気No.1歌姫に長年君臨するIUとのこのコラボは“歴代級コラボ”とまで言われ、音楽チャートを速攻で“オールキル(全首位制覇)”するなど爆発的なヒットを記録。同曲がまた、これまでのSUGAのイメージを変えるような爽やかな歌唱曲だったことも印象深い。その後彼はCM、ウェブコミック、ゲーム等のOST(サウンドトラック)にまで活躍の幅を広げる。サムスン「Galaxy」シリーズのCM曲『Over The Horizon』のアレンジや、BTSのオリジナルストーリー「7FATES:CHAKHO」のOST『Stay Alive』などを手掛け、今後サービス開始するモバイルゲーム「BTS Island:In the SEOM」のOSTも担当したという。
三代目JSB登坂広臣とのコラボも
また昨年はOMI(オミ)名義でソロ活動をしている三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE登坂広臣へ提供した『You』も話題となった。楽曲のやりとりはオンライン上でのみ行われたそうだが、登坂は「僕のやりたいことのキャッチが早くて、すぐデモ曲を2つくらい送ってきてれた」と充実したコラボだったことを明かしている。
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