韓国で“グリーンライト”の意味は?ドラマ「二十五、二十一」緑のライト灯るシーンが胸アツすぎる理由
2022.02.24 17:48
Netflixシリーズ「二十五、二十一」(毎週土曜・日曜夜に1話ずつ配信/韓国ではtvNにて放送)の色彩豊かな映像や巧妙な演出が話題となる中、20日配信の第4話のラストシーンで登場した“グリーンライト”が話題を呼んでいる。
キム・テリ×ナム・ジュヒョク「二十五、二十一」
同作は1998年という時代を背景に、夢を奪われた若者たちのジレンマと成長を描いたヒューマンドラマ。フェンシング選手への夢を必死に追いかける少女ヒドをキム・テリが、父親の破産を機に始めた新聞配達のアルバイトをきっかけに、ヒドと出会う4つ年上の青年イジンをナム・ジュヒョクが演じる。
ヒド、就職面接で落ち込むイジンを励ます
IMF危機の影響で父親の会社が倒産し、大学通学も、NASAで働く夢も諦めアルバイトを掛け持ちして生計を立てるイジン。4話では就職面接に行くが、「社会が急変する中、変わらないと信じているものは何か?」と面接官に聞かれると「変わらないと信じているのは重力だけです。信じる心には、“期待”が含まれているからです」と答え面接官に苦い顔をされる。
不合格になり落ち込むイジンと出くわしたヒドは「それは会社が悪いね」と声をかけ、「悲劇を喜劇に変えると気分がマシになる」と話す。
「全ての悲劇は遠くから見たら喜劇だよな」とイジンがうなずくと、「だから遠くから見るように生きなきゃ。あなたの夢だった宇宙から物事を見るように生きよう」とヒド。そんなヒドに救われるイジンは「僕は隣で見たい。お前は隣から見ても喜劇だ」と笑いかけた。
“負けには慣れてる”ヒドに励まされるイジン
その後イジンは、体育館で夜間練習をするイドの元を訪れ、試しにフェンシングウェアを着てみることに。全国26位から、1位になりたいと大きな夢を見るヒドは「私は夢が叶わなくても失望しない。負けには慣れてるから」とイジンに語る。
イジンは「それを人々は精神力と言う。欲しくてたまらない」と羨ましそうに言い、「だから僕も、弱るとお前に会いたくなるんだ」と打ち明けた。
“グリーンライト”に照らされるイジンとイド
すると消灯時間を迎え、突然体育館が真っ暗に。イジンはヒドの持っていた剣先を、自分のウェアの有効面に当て、緑のライトが灯る。
2人を緑の光が灯す中、イジンは「お前の階段が一番高い。ゆっくり登って欲しい物を手に入れろ」と励ます。
ライトが消えると、今度はヒドがイジンを突いて、また緑の光が2人を包む。「なんで私を応援するの?」と聞くと、イジンは「“期待させる”から。だから欲がで出る」とヒドを見つめた。
“グリーンライト”の意味は…
“グリーンライト”は韓国で、恋愛感情を抱いている2人の関係性を表すときに使われるワードだ。恋愛バラエティ番組をきっかけに若者の間で流行した言葉で、“相手に好意がある”“気になっている”という際に使う。このラストシーンの放送後、韓国のTwitterでは“グリーンライト”がトレンド入り。「歴代級のグリーンライトエンディング」「グリーンライトを自分でつけるイジン、ロマンチックすぎる…」「まさにグリーンライト点灯」など多くの反響が溢れた。
日本でもこの“グリーンライト”の意味を知ったドラマファンたちの感動・興奮の感想が多く見られた。
「緑」と「赤」の映像美
わざと画質を荒くした90年代ドラマ風のオープニングや、彩度の高いレトロな雰囲気の映像美が、Z世代も魅了される眼福ドラマだと話題の同作。「緑」と「赤」のライトが灯るフェンシングとリンクしてか、ヒドの自宅の庭のバラや、ヒドのリュックとフェンシングバッグ、イジンのスポーツカーなど、「緑」と「赤」の対比も見どころの1つだ。
時代の流れを気にせず必死に夢を追いかけるイドと、裕福な環境に生まれ突然どん底に落ちたイジン。2人が本当に恋愛感情を抱いたのかはまだわからないが、これから25歳、21歳になる彼らの成長に期待したい。(modelpress編集部)
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