「梨泰院クラス」トランスジェンダー役イ・ジュヨン、中性的ルックで人気急上昇 素顔とこれまでの経歴は?【注目の人物】
2020.04.24 19:31
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Netflixなどで話題の韓国ドラマ「梨泰院クラス」でトランスジェンダーの美少年・ヒョニ役を演じた女優イ・ジュヨン(28)。その中性的なルックスや印象に残るハスキーボイスで「いったい誰?」と気になる人が急増している。ここでは“今見逃せない”トレンド女優・ジュヨンの素顔とこれまでをご紹介。<※一部ドラマネタバレあり>
イ・ジュヨン「梨泰院クラス」のマ・ヒョニ役で一躍話題に
「梨泰院クラス」は“メガヒット保証俳優”とも言われる人気俳優パク・ソジュンが主演を務め、先月Netflixでの配信がスタートしたことから日本でも注目を集めている韓国ドラマ。ソウルの中でもひと際ホットな街“梨泰院(イテウォン)”で、小さな居酒屋を開店させた前科者の青年とその仲間たち“ヒップな反乱”を描く。
同作で主人公パク・セロイは、学生時代の壮絶な事件の恨みを晴らすべく、居酒屋「タンバム」をオープンし、飲食業界1位の大企業「長家(チャンガ)」に復讐を誓う。
その「タンバム」の店員として、セロイの仲間となるのがジュヨン演じるマ・ヒョニ。ヒョニはブルーのヘアスタイルが印象的な美少年だが、実はジェンダーに秘密を抱えている。トランスジェンダーというこれまでの韓国ドラマではあまりない役どころを見事演じたジュヨンは、個性豊かなキャストが揃う同作で一際存在感を見せつけた。
どんなアイデンティティを持とうと差別を許さないセロイとの絆や、料理が上達するために必死に努力する健気さで人気キャラクターとなったヒョニ。性的マイノリティーであることを世間にバラされてしまったヒョニが、人々の冷たい視線の中で堂々と「私はトランスジェンダーです」と宣言する場面は、「歴代級エンディング」「梨泰院ダイヤ」と熱い支持を集めた。
たちまち時の人となったジュヨンは、その唯一無二の魅力で男女共にファンが急増。「イケメンすぎる」「オシャレ」「ショートカットがかわいい!」と反響が殺到し、とくにトレードマークとなったハンサムなショートヘアを真似する女性も多いという。
フォトジェニックなルックスからファッション誌のグラビアや化粧品の広告塔としても活躍しており、オシャレなInstagramも人気を博している。普段は少女のようなお茶目で可愛い一面も。
実は遅咲きの苦労人?クールなイ・ジュヨンの経歴とは?
ジュヨンが役者となったきっかけは、もともと大学の体育科に在学していた際、演技の授業で衝動的に俳優を志し、演技科に転科したことだったという。2012年の映画「遭遇」で本格的にデビューすると、独立系の映画多く出演しこつこつと実力をつけた。
2016年に出演した映画「春の夢」で第21回釜山国際映画祭のレッドカーペットを踏むと、同年ウェブドラマ「ゲーム会社の女子社員たち」でRed Velvetのアイリーンと共演するなどして知名度が上昇。
2018年のヒットドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」では、ソン・イェジン演じる主人公の後輩役で注目を浴び、2019年の映画「ナマズ」では第23回釜山国際映画祭で今年の俳優賞を受賞するなど、多くの映画賞で演技力を認められた。そして28歳にして「梨泰院クラス」でまさにはまり役となったヒョニに出会い、国民的女優となったのである。
「春の夢」で注目されるまではハンバーガー屋のアルバイトなどをしながら女優をしていたという苦労の過去も持ち、学生時代は読書好きながら放課後の自宅学習をサボれそうだから体育科を目指したなど、クールな一面も。一方で女性の俳優を「女優」と表現することが「女性嫌悪だ」とSNSで訴えたことで議論を巻き起こしたこともあり、ヒョニと同じように骨太な部分も覗かせる。
これからも益々話題作に引っ張りだこになりそうな予感のジュヨン。ぜひ日本の俳優とも共演を果たしてもらいたい。(modelpress編集部)
イ・ジュヨン(Lee Joo-young)プロフィール
生年月日:1992年 2月14日
デビュー:映画「遭遇」(2012)
出身校:慶熙大学校演劇映画学科
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