BTS、QUEENも立った“聖地”で初ライブ サプライズに号泣<ウェンブリー・スタジアム公演レポート>
2019.06.04 13:08
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韓国のボーイズグループ・BTS(防弾少年団)が6月1日と2日(以下現地時間)、韓国アーティストとして初めてイギリスのウェンブリー・スタジアム公演を開催。新たな歴史を刻んだ。
BTS、世界音楽の聖地で韓国アーティスト初ライブ
ウェンブリー・スタジアムは、映画「ボヘミアン・ラプソディ」でおなじみの20世紀最大のチャリティーコンサート「ライブエイド」が開催され、QUEENが立った伝説の公演を行ったことでも知られている。そのほかマイケル・ジャクソン、マドンナ、ワン・ディレクション、エミネム、エド・シーラン、リアーナ、ビヨンセなどポップスターの中でも世界的人気を誇るアーティストだけがステージに上れた場所。世界音楽の聖地であり、ミュージシャンには夢の舞台と呼ばれるウェンブリー・スタジアムで、韓国アーティスト初で単独ライブ開催はもちろん、非英語圏のアーティストでは異例の2回ライブ、チケットは販売開始と同時に完売した。また、6月1日のライブはNAVER V LIVEを通して全世界で生中継され、日本ではおよそ300館の劇場でディレイビューイングが行われた。
BTS、初ウェンブリー公演はお祭りのようなライブに
ライブ当日は早朝からウェンブリー・スタジアム周辺はもうお祭りだった。BTSのヒット曲を一緒に歌ったり、掛け声を叫ぶなどライブを期待しているファンの姿が見られた。BTSはこんなファンの熱い熱狂に答え、古代ギリシャの神殿を再現したセットを背景に「Dionysus」を歌いながら華麗に登場。続いて「Not Today」「IDOL」「FAKE LOVE」などヒット曲を熱唱しながらエネルギー溢れる強烈なフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。7人のメンバーのソロステージからユニットステージまでおよそ30曲をすべて生歌で多彩なライブを披露した。そして、国内外のチャートで新記録を立てているニューアルバム「MAP OF THE SOUL : PERSONA」のリード曲「Boy With Luv feat. Halsey」のステージと収録曲「Make It Right」「Mikrokosmos」なども披露し、客席の合唱と歓声を引き出した。
ファンのサプライズに号泣 メンバーは「絶対に忘れられない」
特に6月2日公演ではBTSのためにファンがこっそり準備したサプライズイベントが実施された。この日、最後のステージの前に、ファンは2016年発売したアルバム「花様年華 Young Forever」の収録曲「EPILOGUE : Young Forever」の“転んで傷ついて辛くても、夢に向かって終わりなく走り続ける”などの歌詞を韓国語で合唱し、BTSに温かい感動を与えた。BTSは感無量で、号泣するメンバーもいた。歴史的な瞬間を一緒に作っていくBTSとファンの忘れられない瞬間だった。BTSは「いつかきっと立ちたいと誓っていたところでまた一つの夢を叶えることができました。ウェンブリーで全世界のファンと一緒にライブが楽しめて感無量で幸せです。アメリカのシティ・フィールドでの初スタジアム・ライブから今までこのすべてを可能にしてくれたARMYに本当に感謝です。皆さんと一緒に作れたこの瞬間は絶対に忘れられません。全世界で僕たちのライブを応援し、見守ってくれた皆さんに改めて感謝します」と感想を述べた。
ヨーロッパでもBTSフィーバー巻き起こる
BTSのライブを先んじて、イギリスはすでにライブを見に集まったファンの姿で珍しい風景が広がった。ライブの数日前からBTSのワールドツアーのポップアップストアに訪れるのはもちろん、ライブ前日にはロンドンのピカデリー・サーカスの屋外ビジョンで上映されたBTSの映像を見るために集まったファンはBTSの曲を歌って踊るなどお祭りの雰囲気を盛り上げていた。一方、BTSは6月7日と8日にフランス・パリのスタッド・ド・フランスで’LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF’のヨーロッパツアーを続け、7月3日には日本で10枚目となるシングル「Lights/Boy With Luv」の発売を予定している。(modelpress編集部)
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